2018年12月03日

2500人の頂点に16歳の現役JK!松竹主催オーディションのグランプリは寺田最可さんに

2500人の頂点に16歳の現役JK!松竹主催オーディションのグランプリは寺田最可さんに

120年以上の歴史を誇る総合エンターテイメント企業「松竹」が、グループ合同として初の全国オーデョン「松竹ジャパングランプリ」を開催。その最終オーディションが2018年12月1日(土)、東京・新橋のスペースFS汐留で行われ、16歳の現役高校生シンガーソングライター・寺田最可(てらだもか)さんが初代グランプリの栄冠に輝いた。

長く広く愛される原石を発掘するオーディション





『あなたの個性を輝かせます』をコンセプトに松竹らしく長く広く愛される原石を発掘する目的で開催されたこのオーディションは応募条件も俳優、お笑い芸人、タレント、歌手、モデル、子役、声優などジャンルを問わず、年齢制限も0歳〜100歳までOKという事で、ファイナルステージに立った26組の出場者も実にバラエティーに富んだオーディションとなった。

全国6カ所で開催された全員面接形式のオーディションを勝ち抜いた26組はいずれも個性溢れるパフォーマンスで、審査員からも「このまま劇場で披露したいほどだ」といった声が上がるほどに審査員たちを大いに悩ませる。




『審査員特別賞』に選ばれた子役志望の藤戸野絵(ふじとのえ)さんは、7歳とは思えない卓越した演技力で木下順二作の戯曲『夕鶴』で女房・つうが夫・与ひょうに切なく語りかけるシーンと、自身の日常を再現したという、トイレを我慢しながら好きなテレビを見ているコミカルな様子を演じ分ける。
これには司会のTKOのお二人も驚きを隠せず思わず「末恐ろしいですね」と漏らす一幕も。




また、ファイナリストの中には募集要項そのままに子役・モデル志望の0歳と4歳の兄弟や、俳優・タレント・モデル志望の74歳のご夫婦もおり、全国大会優勝経験のある津軽三味線奏者の男子中学生や、元世界チャンピオンのダンストレーナーにレッスンを受けているという女優志望の女子中学生など、相当な実力者がひしめき合い、レベルの高い戦いが繰り広げられた。




そんな中、最終組で登場した寺田さんは、中学生時代に悩みを抱えた親友を励ますために作ったというオリジナル曲『ここにいる』を熱唱し、中学1年から始めたというギターと共にその歌唱力で会場を魅了。
大勢の前で歌うのはこの日が初めてとは思えないほど、堂々とした姿を見せた。審査員席や司会席の一人一人に語りかけるように歌いきった姿に、司会であるTKOの木下さん、木本さんのお二人からはため息が漏れ、アシスタントの中村祐美子さんも「オーディションであることを忘れてしまいます」と、感動の表情を浮かべていた。




すべての出場者のパフォーマンスが終了すると、別室に移動した審査員により各賞およびグランプリの選考が行われ、ついに結果発表となる。
グランプリ発表の前には各賞が発表され、『mysta賞』をアクションスターを目指す現役体育大生の羽田将大(はねだしょうた)さん、『UUUM賞』を夢はユーチューバーになる事だという13歳の清水奏真(しみずかなみ)さんが受賞。




小学生とは思えない圧巻の演技力を見せた子役志望の藤戸野絵(ふじとのえ)さんと、お笑い芸人を目指す九州男児・松尾鯉太郎(まつおこいたろう)さんが『審査員特別賞』をそれぞれ受賞。

そして、グランプリは心に訴えかけるような圧倒的な歌唱力で会場を魅了した、大阪の現役高校生シンガーソングライター・寺田最可さんが選ばれた。




発表の瞬間、寺田さんは一瞬何が起こったのか分からないといった表情を見せると戸惑いながら舞台中央へと進み、松竹芸能株式会社/株式会社松竹エンターテイメント代表取締役社長・関根康氏からトロフィーを授与された。
受賞の瞬間には目を潤ませていた寺田さんも受賞の感想を求められると、「まさかグランプリをいただけるとは思っていなかったので、すごくうれしいです。(他の出場者が)素晴らしい方達ばかりで面白いし、『あー(勝てないなあ)』と思っていたのですっごくうれしいです!」と喜びに声を弾ませた。

グランプリを受賞した寺田さんには特典として「松竹映画作品・舞台作品出演」「松竹コンテンツ出演」「松竹エンタテイメントor松竹芸能専属契約」「松竹コンテンツ出演」「松竹芸能タレントスクール入学権」などが与えられる。

グランプリ受賞者・寺田最可さんコメント




──今回、この松竹ジャパングランプリに応募したきっかけ・経緯を教えてください

寺田:いつもは家で歌ったり、友達に「歌って」とお願いされて歌ったりしているんですが、もっと沢山の人に自分の歌を聴いてもらえたら嬉しいなと思うようになって、今回応募しました。

──グランプリを獲った喜びをまずは誰に伝えたいですか?

寺田:今、会場にいるんですが、お父さんとお母さんに。それと、大阪で待っているお姉ちゃんに伝えたいと思います。

──女優やタレントも志望されているという事ですが、最終オーディションでのパフォーマンスに歌を選んだ理由はなんでしょう?

寺田:今の私には、この歌というものが一番自分を表現できるものだと思って挑戦させていただきました。

──初めて作詞作曲をされたのはいつですか?

寺田:ギター自体は中学1年の時から始めていて、一番最初は中学2年生の時に作りました。

──ギターを始めたきっかけは何だったんですか?

寺田:『(テレビ番組の)テラスハウス』で弾き語りをされている女性に憧れて、お父さんに「ギター買って欲しい」とお願いして買ってもらったのがギターを始めたきっかけです。

──オリジナル曲は何曲ぐらいお持ちなんですか?

寺田:今のところ100曲ぐらいです。

──好きな歌手や尊敬する歌手はどなたかいらっしゃいますか?

寺田:いいことか悪いことか分からないのですが、今ぱっと出てこなくて、誰になりたいというものもないんです。だから、私になりたいと思っています。私にしかできない事をやりたいと思っています。

──今日披露していただいた曲はどういった思いを込めたものですか?

寺田:作った頃にちょうど友達が悩んでいる時期だったんです。その友達と「大丈夫?」などと電話で話をしている時に浮かんで、作りました。だから、「私がいるよ」といったその子へのエールのようなものです。

──歌手の他に女優・タレント・モデルなどいろいろありますが、どれを一番やりたいですか?
寺田:女優さんとかタレントさんといった活動は一度もしたことがなくて想像がつかないですが、頭にあるのはアーティスト、歌手(シンガーソングライター)といった活動は続けていきたいなと思っています。

──グランプリ特典として松竹映画や舞台への出演権もありますが、どんな役をやってみたいですか?

寺田:世界に出ていきたいという大きな夢があるので、なれるのならばすごい人の役が良いですね。

寺田最可(てらだもか)さんプロフィール




2002年3月6日生まれ、身長:156cm、血液型:A型、大阪府大阪市出身、父母と姉の4人家族。

(写真・取材・文:いぢま)

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