少女は一瞬で大人になった【ソロモンの偽証 前篇・事件 先行試写会レビュー】

編集部公式ライターの奥野です。

松竹映画120年記念作品という気合の入った作品「ソロモンの偽証 前篇・事件」の先行試写会に行ってきました。

試写会場は有楽町の丸の内ピカデリー3。主演の藤野涼子役の藤野涼子さんに魅了されました。

少女は一瞬で大人になった

ソロモンの偽証・前篇藤野涼子 感想 試写会

ある年の大雪だったクリスマスの日に、男子中学生が校舎から転落死しました。この男子中学生の死を巡って、ソロモンの偽証のストーリーは展開します。
友人の死、大人の事情、親子や先生・生徒といった大人と子供の関係…。

転落死の第一発見者であった1人の女子生徒・藤野涼子。なかなか真実が明かされず、学校や警察も本当と思えることを教えてくれません。
そして、悩みや悲しみを抱え込む藤野涼子があるとき覚悟を決めます。大人による解決・決定を待つのではなく、自分たちの手で真実を探し出そうと。
その覚悟を決めたシーンは、まるで一度死に、生まれ変わるかのような印象を与えました。

前篇の最大の魅力は、子供から大人に変わる主役の藤野涼子ではないかな、と感じました。転落死のほかにも心を痛める悲しい経験を積んできた藤野涼子は、自信の無い悩み続けた表情を全体的にみせています。
しかし、あるシーンを境に決意を固めた表情に変わります。筆者にはまるで別人のように感じられました。

で、で、ソロモンの偽証 後篇はどうなるの!?

ソロモンの偽証 出演者 藤野涼子

自分たちの手で真実を明らかにしたいと考えた藤野涼子は、学校内で裁判を行うことを考えます。
そして、校内裁判はどう展開していくの?という気持ちが沸点に達したところで前篇終了。

いやいや今、後篇も見せてくださいよ!

そう思いながら、後ろ髪引かれる思いで映画館を後にしました。

この映画は2部構成になっていて、「ソロモンの偽証 前篇・事件」の公開日が2015年3月7日、後篇「ソロモンの偽証 後編・裁判」の公開日が2015年4月11日となっています。

原作は宮部みゆきさん。単行本3冊、文庫本では6冊のボリュームでした。

・事件に関する第1部
・中学生の決意に関する第2部
・学内裁判の第3部

と原作では分かれているのですが、第1部と第2部が映画では前篇、第3部が後篇となっているようです。

藤野涼子の表情と心の動きに注目しながら後篇を観たくなった!

覚悟を決めて大人になった藤野涼子、後篇でどのような活躍を見せるのでしょうか。それともまた迷い、悲しみを抱えて少女と大人の間を揺れ動きながら成長を見せるのでしょうか。その表情と心の動きに注目です。

前篇公開と後篇公開の間は約1か月あります。前篇の復習をして後篇への期待を高めるため、前篇を4月11日のソロモンの偽証 後篇公開後にもう1回観てもいいのかも!と思っています。
いや、きっと観ることになると思います。

(文・奥野大児

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