「覚醒」した者たちへー『スター・ウォーズ エピソード8』を待つ今年にしたい、7つの楽しみ方!

スター・ウォーズ/フォースの覚醒


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昨年末、ついに公開された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。

10年振りのシリーズ最新作にして、新たなる三部作の第1章であり、初のウォルト・ディズニー・スタジオ制作作品でもある本作は、その大々的な宣伝と相まって大きな話題を起こし、現在も日本を含む全世界で大ヒット公開中です。

どのくらいの大ヒットかというと、以下のように「数年に1本」レベルのメガヒット!

●北米興行収入は9億ドルを突破し、史上最高記録を更新中!
●世界歴代興行収入は20億ドルが間近!現時点で『アバター』、『タイタニック』に次ぐ成績
●日本でも興行収入100億円を突破!実写洋画作品が100億円を突破したのは、2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』以来6年振り!

※いずれも本稿掲載時点

参考リンク:Forbes 

 

これだけの大ヒットとなっているので、この冬『スター・ウォーズ』に「覚醒」した方も多いはず!

この『フォースの覚醒』の続編である「エピソード8」は、今から約2年後の2017年12月15日に公開されます(日本公開日は現在未発表)。

「あと2年もあるなんて…早く続きが見たい!」と思いますが、『スター・ウォーズ』は映画だけではなく、TVアニメ、テーマパーク、コミックに小説、イベントやグッズなど、様々なジャンルに広がり続けている稀有な作品なので、「エピソード8」を待つ間にもお楽しみはたくさんなのです!

そこで本稿では『フォースの覚醒』の興奮が冷めやらぬ中、次回作を待つ間の今年にしたい『スター・ウォーズ』の楽しみ方をまとめてご紹介します。去年だけが『スター・ウォーズ』イヤーではないのです!

スター・ウォーズ/フォースの覚醒


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『スター・ウォーズ』ファンサイト管理人が楽しみ方をガイド!


申し遅れましたが、私は『スター・ウォーズ』についてのファンサイト「スター・ウォーズ ウェブログ」を運営しています。

最近では、ソーシャルコミュニティサイト「Wikia(ウィキア)」主催の企画「『スター・ウォーズ』究極のカルトクイズ ウィキア Qwizards<クイザード>」に出演させて頂き、日本大会で優勝してしまうほど『スター・ウォーズ』が好きです!

また2009年~2010年には、当時日本での公開予定がなかった『スター・ウォーズ』ファンを描いたコメディ映画『ファンボーイズ』の日本公開を願う声を集める署名運動を主宰したこともあります。

日々『スター・ウォーズ』情報を発信し続けて今年で11年目になりますが、この度「シネマズby松竹」公式ライターとして寄稿させて頂くことになりました。どうぞよろしくお願いします!

『フォースの覚醒』の世界を旅しよう!東京ディズニーランド「スター・ツアーズ」


まずは、今すぐ体験出来るお楽しみからご紹介!

東京ディズニーランドでは、『フォースの覚醒』のシーンを再現する新たなルートを追加したアトラクション「スター・ツアーズ:ザ・アドベンチャーズ・コンティニュー」スペシャルバージョンが2月からスタート!

「スター・ツアーズ」は、宇宙船・スタースピーダー1000に乗って『スター・ウォーズ』の世界を旅することが出来る人気アトラクション。このスペシャルバージョンでは、『フォースの覚醒』の前半の見せ場である砂漠の惑星・ジャクーでのミレニアム・ファルコンとタイ・ファイターのチェイスシーンにゲスト達が乗る宇宙船が巻き込まれます!

座席が動く4D上映も大きな話題となった『フォースの覚醒』ですが、シートベルトを締めなければならないほど動くライドの中で、宇宙船に乗る主観映像を体験するこのアトラクションの方がやはり臨場感は上。

『フォースの覚醒』のキャラクターの登場や、劇中シーンの再現もあるので映画を見た後は楽しさ倍増。映画館で観賞した後、東京ディズニーランドへ直行するという『フォースの覚醒』公開中の今しか出来ない楽しみ方もあります!

※スペシャルバージョンは2016年9月7日(水)まで、これ以降『フォースの覚醒』のシーンはランダムで登場するシーンのうちのひとつになります。

『フォースの覚醒』へ至るストーリーを本で楽しもう!スピンオフ書籍


『フォースの覚醒』を見て、あの世界やキャラクター達の知られざるストーリーをもっと楽しみたい方には、小説やコミックといったスピンオフ書籍がおすすめ。

「STAR WARS フォースの覚醒前夜~ポー・レイ・フィン~」


STAR WARS フォースの覚醒前夜 ~ポー・レイ・フィン~ (講談社KK文庫)


「STAR WARS フォースの覚醒前夜~ポー・レイ・フィン~」は、映画のメインキャラクターであるレイ、フィン、ポー・ダメロンの『フォースの覚醒』直前を舞台にしたジュニア向け小説。

BB-8と出会う前のレイのジャクーでの生活、優秀な成績を挙げながらもストームトルーパーとしての自分に疑問を抱くFN-2187(フィン)、そしてポー・ダメロンがレジスタンスに加わるまでの3つのストーリーが描かれます。

『フォースの覚醒』の3人の新キャラクター達のバックグラウンドを知ることにより、映画をさらに楽しむことが出来ます。

フィン編では、『フォースの覚醒』劇中で「裏切り者!」と叫びフィンと戦ったストームトルーパー(FN-2199)や、オープニングシーンでフィンのヘルメットに血痕を残したストームトルーパー(FN-2003)といった映画で印象的なトルーパー達も登場。

「スター・ウォーズ:砕かれた帝国」


スター・ウォーズ:砕かれた帝国 (MARVEL)


コミックでは、『エピソード6/ジェダイの帰還』の直後を描いた「スター・ウォーズ:砕かれた帝国」が発売中。

ダース・ベイダーはアナキン・スカイウォーカーへと「帰還」し、皇帝パルパティーンと第2デス・スターも滅びてハッピーエンドとなったはずの『ジェダイの帰還』の直後は、反乱軍と帝国軍の残党の戦いの幕開けでもあったのです…

この帝国軍の残党との戦いに、ルーク、レイア、ハン・ソロと共にポー・ダメロンの両親も参加しており、彼らのストーリーを描きつつ『ジェダイの帰還』と『フォースの覚醒』の間の「空白の30年」の一端が明かされます。

ダース・ベイダーとの戦いを経て真のジェダイとなったルークの戦いぶりや、母・パドメの故郷であるナブーを訪れたレイアの様子も描かれるなど、『フォースの覚醒』へ至る前のおなじみのキャラクター達の活躍が見られるのが本作の大きなポイント!

現在放送中のTVアニメ!「スター・ウォーズ 反乱者たち」


映像で楽しめる『スター・ウォーズ』は、テレビ東京系6局ネット(テレビ東京・テレビ大阪・テレビ愛知・テレビせとうち・テレビ北海道・TVQ九州放送)で毎週火曜18:30~放送中のTVアニメシリーズ「スター・ウォーズ 反乱者たち」があります。

『エピソード3/シスの復讐』と『エピソード4/新たなる希望』の間の帝国軍が銀河を支配している暗黒時代を舞台に、少年・エズラとジェダイの生き残りであるケイナンをはじめとした「反乱者たち」が、強大な帝国軍に立ち向かうストーリーのCGアニメシリーズです。

『エピソード4/新たなる希望』の前の時代が舞台なので、タイ・ファイター、スター・デストロイヤーといった映画でおなじみの宇宙船が、最新のCGアニメで活躍するのも見どころのひとつ!

また、ストームトルーパーはもちろん、C-3POやR2-D2、ランド・カルリジアンの他、ダース・ベイダーといった映画本編に登場するキャラクターも登場します。

現在、テレビ東京系での放送ではシーズン2に突入し、BSテレビのDlifeでも放送中。各VODサービスでも配信中なので、今から追いつくことも可能です。詳しくはあにてれシアターをチェック。

海外では現在もシーズン2の放送中ですが、すでにシーズン3の放送も決定しており今後の展開が楽しみなシリーズです。

家で何度でも!『フォースの覚醒』ブルーレイ/DVDはいつ発売?


『フォースの覚醒』のお気に入りのシーンを何度も見たい!という方々は本作のブルーレイなどのパッケージソフトの発売を心待ちにしているかと思います。

海外のディズニーストアのWEBサイトでは、『フォースの覚醒』ブルーレイ+DVD+
デジタルコピーのコンボパックの予約ページがアップされており、リリース時期は2016年春と表記されています。もうすぐだ!

日本での発売時期は未発表ですが、暖かくなる頃にはパッケージソフトが発売されるのではないでしょうか。春頃といえば、5月4日の「『スター・ウォーズ』の日」もありますしね…

5月4日は『スター・ウォーズ』の日!


「『スター・ウォーズ』の日」とは、名ゼリフ「May the force be with you(フォースと共にあらんことを)」にちなんで、5月4日(May→5月 the force→the4th→4日)がその日とされています。

世界中のファンから親しまれているこの日は、日本でも2014年に一般社団法人・日本記念日協会に「スター・ウォーズの日」として正式に制定されています。

ここ数年、この日にはイベントやキャンペーンが行われているので2016年の展開も期待です。

世界最大のファンイベントがイギリスで開催!「スター・ウォーズ セレブレーション」


7月15日(金)~17日(日)には、イギリスのロンドンで『スター・ウォーズ』公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ」が開催されます。
「スター・ウォーズ セレブレーション」とは、世界中からファンが集う最大規模のファンイベントで、1999年からこれまでに10回開催。2008年には日本でも行われました。

『スター・ウォーズ』のキャストやスタッフに会えたり、ここでしか手に入らない限定グッズや、世界中のファンと交流出来たりと、まさに「『スター・ウォーズ』まつり」なこのイベント。

昨年、アメリカで開催された「スター・ウォーズ セレブレーション」では、『フォースの覚醒』の主要キャスト・スタッフが勢揃いし、最新予告編がお披露目され、日本の多くのメディアでも取り上げられたのも記憶に新しいところ。

このように情報解禁の場となっているので、この夏の「セレブレーション ヨーロッパ」でも最新作「ローグ・ワン:ア・スター・ウォーズ ストーリー(原題)」の初公開情報が出てくると思われます…

年末には、最新映画「ローグ・ワン」が公開!『スター・ウォーズ』第1作直前の知られざるストーリーとは


この「ローグ・ワン:ア・スター・ウォーズ ストーリー(原題)」とは、2016年12月16日(金)に世界公開される『スター・ウォーズ』最新作にして、初のスピンオフ映画!今は『フォースの覚醒』公開中でありながら、実はシリーズ最新作公開まで1年を切っているのです!

『エピソード4/新たなる希望』に登場した帝国軍の究極兵器、デス・スター。『新たなる希望』は、このデス・スターの設計図を運ぶR2-D2を巡るストーリーが描かれ、設計図の情報によりルーク・スカイウォーカーは見事デス・スターを破壊し、反乱軍が勝利を収めました。

「ローグ・ワン」では、そのデス・スター設計図をいかにして反乱軍が奪取したのかを描くストーリー。ライトセーバーやフォースを使えるジェダイは登場せず、『スター・ウォーズ』ギャラクシーでのリアルな戦場が語られることになります。

監督は『モンスターズ/地球外生命体』で注目を集め、ハリウッド版『ゴジラ』に抜擢されたギャレス・エドワーズ。『ゴジラ』と『スター・ウォーズ』を撮るという、男の子の夢を実現したうらやましい監督です!

ギャレス・エドワーズの過去作で見られた、あえて見せない部分を作りながら怪獣が出現する世界のリアリティを描く演出は、個人的には新たなアプローチによる『スター・ウォーズ』が見られそうで楽しみです。

主演は『博士と彼女のセオリー』のフェリシティ・ジョーンズで、女性反乱軍兵士を演じます。この他、『天国の口、終りの楽園』のディエゴ・ルナ、香港映画のアクションスターであるドニー・イェン、『大統領の執事の涙』のフォレスト・ウィテカー、『カジノ・ロワイヤル』のマッツ・ミケルセンといった実力派俳優が脇を固めます。特に、ドニー・イェンのカンフーアクションが『スター・ウォーズ』で炸裂することに期待!

2020年まで5作品が継続的に公開!『スター・ウォーズ』サーガは続く…


去年の『フォースの覚醒』のインパクトもすごかったのですが、実は『スター・ウォーズ』映画は上記の「ローグ・ワン」も含めて2020年まで毎年1作公開されます!あと5年間で、5作の新作映画が見られるのです!もう、ファンにとっては「オリンピック毎年開催」のような感じですね…

『フォースの覚醒』で『スター・ウォーズ』に目覚めた方々は、次の新作映画を指折り数えながら、様々な角度から『スター・ウォーズ』を楽しみましょう!

(文:藤井隆史)

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