片山萌美の足ならOK…!?『富美子の足』淵上泰史インタビュー

観る人にはめちゃくちゃ笑ってほしい

(C) 2018 Tanizaki Tribute 製作委員会

──でんでんさんや片山萌美さんとのシーンは、それぞれが非常に白熱した演技をされていましたが、共演した現場はいかがでしたか?

淵上:片山さんは芝居の経験が決して多くはないということで、監督がかなり演出をされていたのですが、それに応えようと必死にやっていましたね。

僕は、最初劇中で、富美子の足そのものを見せないほうがいいんじゃないかなと思っていたんです。本物の足を見せず、僕らの視線だけで感じさせる絵のほうが、より観ている人たちの足への欲が高まるんじゃないかなと。見せるのであれば、本当にきれいな足をしている女優さんでないといけないと思っていたんですが、片山さんだったのでこれはOKだなと(笑)。

(C) 2018 Tanizaki Tribute 製作委員会

でんでんさんとは共演させていただくのは二回目になるんですが、二人で勝手に思い切りやって片山さんを持ち上げようというところに徹してたところはありました。でんでんさんとこれだけがっぷり四つでできることもなかなかないですし、現場でも、僕との芝居が終わった後にすごく笑ってくれてうれしかったですね。

──本作は、女性の足に魅入られて人生が変容してしまう男たちの物語ですが、淵上さん自身、これまでに人生が変わるほどに魅入られた、夢中になったもの、経験などはありますか?

淵上:小さい頃から映画が好きでよく観ていました。子供のときに観ていたのは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』や『スター・ウォーズ』『グーニーズ』、大きくなるにつれてクエンティン・タランティーノやガス・ヴァン・サント、ケン・ローチなどの作品も観るようになり、夢中になっていきました。

それと、もうひとつ夢中になったのはサッカーですね。サッカーをやっていなかったら、役者にもなっていなかったと思います。サッカーをやっていたから東のほうに出てきたというのもありますし、結局プロにはなれなかったですが、結果今こうなっているので、人生面白いなと思います。

──2018年が始まって間もないですが、今年はどんな年にしていきたいですか?

淵上:2017年は、ドラマを3クール、映画もやらせていただきましたが、今年はそれ以上に仕事をしていきたいです。普通の役も演じていかないとと思っています。自分のスタンスとしてより厳しいほうに身をおいていきたい。

あとは、昔ピアノをやっていたことから、映画『マエストロ!』で、松坂桃李くんの父親のヴァイオリニストを演じさせていただいたことがあるんですが、演奏する役を演じたいなとは思いますね。

──ピアノはどれくらいやっていらしたんですか?

淵上:3歳から14歳ぐらいまで習っていました。ピアノの先生が母親の後輩で、僕が母のお腹の中にいるときからから知っている、親戚のおばちゃんみたいな感じの人だったんです。5歳くらいのときに発表会でベートーヴェンの「運命」を弾いた覚えがあるんですが、初めての発表会で。妹と連弾をしたのですが、僕が間違えまくって会場が大爆笑するっていう(笑)。

15のときにサッカーでガンバ大阪ユースに所属して、大阪で一人暮らしをすることになったので、ピアノを離れたんですけれど、習っているときは、サッカーと同じくらいがっつりやっていて、最後の方は先生との連弾の演奏をしたこともありました。

なので、木村拓哉さんが『ロングバケーション』で演じていた、ピアノを演奏するごく普通の青年のような役をやってみたいですね。

──最後に、『富美子の足』の見どころ、どのように観てほしいかを教えてください

淵上:もちろん僕たちは一生懸命やっていたんですが、観る人にはめちゃくちゃ笑ってほしい。他の2作品は真面目に観てもらって、『富美子の足』については、僕とでんでんさんのおかしなところを見て「淵上、何をやっとるんじゃ」と気楽に観てもらえたら。でんでんさんと僕の芝居の打ち合いに片山さんがどう入っていくのかを、ぜひ面白がってほしいと思います。

(撮影:生熊友博、取材・文:田下愛)

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    ライタープロフィール

    田下愛

    田下愛

    フリーランス・ライター。雑誌、書籍、Webメディアで、幅広いジャンルの仕事をこなして活動中。ファンタジー映画が大好物で、『オズの魔法使い』『ナルニア国物語』『アリス・イン・ワンダーランド』など、魔法やおとぎの国を扱った作品にはすぐ飛びついてしまいますが、一方、『レインマン』のような人間をきっちり描いたドラマも好き。石ノ森章太郎先生をリスペクトする昭和特撮フリークでもあります。

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