『超新星フラッシュマン』戦隊シリーズ初! 危機を救った2号ロボ【オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典・第32回】

急げ!地球を救え

■オジンオズボーン・篠宮暁の特撮辞典

スーパー戦隊シリーズ初! 2号ロボが登場した『超新星フラッシュマン』

スーパー戦隊のロボの魅力を語るにあたって、『超新星フラッシュマン』は外せません。

今では主力ロボットに加え、2号ロボや3号ロボも当たり前になりましたが、スーパー戦隊シリーズで初めて2号ロボが登場したのが、1986年に放映された「フラッシュマン」なのです。2号ロボが登場に至るまでが、とても衝撃的でした。

15話で、それまで活躍していたロボット“フラッシュキング”が敵の自爆に巻き込まれ、凄惨な姿になります。なんと左腕と左足が千切れ、千切れた箇所からは火花が吹き、そして“フラッシュキング”が倒れたのです。

僕はそのシーンを3歳で見ていたのですが、トラウマになるほどのインパクトがありました。しかし、このシーンがなければ、特撮にここまでのめり込むことはなかったかしれません。

最大のピンチを救う“超巨大ロボ”に興奮

見たか!巨大ロボ

“フラッシュキング”を失い、最大のピンチが訪れた「フラッシュマン」。

そのピンチを感じ取り、100年の眠りから“フラッシュタイタン”というトレーラー型のマシンが目覚めます。ピンチを救うべく、突如登場したニューマシンは、3歳の僕に生まれて初めての興奮をくれました。

“フラッシュタイタン”の登場がよほど強烈だったのか、大人になった今でも街中でトレーラーを見ると無条件にテンションが上がってしまいます。でも、興奮はまだ続きます。

謎の巨大暴走車!

この“フラッシュタイタン”の前方部分が変形し、“タイタンボーイ”というロボに変形します。“タイタンボーイ”は早送りのアクションも見どころです。そして、この“タイタンボーイ”が“フラッシュタイタン”の後方部分と合体し、“グレートタイタン”という超巨大ロボになります。

この一連の興奮シーンは、本編でも楽しめるほか、『大逆転! タイタンボーイ』として劇場版にもなっていますので、そちらで確認するのもオススメです。

社会問題を取りこんだストーリー性

宿敵?ハンター!

「フラッシュマン」がすごいのはロボだけではありません。

中国残留日本人孤児という当時問題になっていたものを、テーマの一部の要素としてドラマに取り入れています。

「フラッシュマン」は赤ちゃんの時にエイリアンにさらわれ、宇宙に連れて行かれてしまいます。そこでフラッシュ星人に助けられ、フラッシュ星で育てられることになります。

戦士よ地球を去れ

そして20年が経ち、地球に“改造実験帝国メス”の魔の手が伸びてきた時に、故郷を救うため「フラッシュマン」が地球に帰ってくるという流れなのですが、赤ちゃんの時にさらわれてしまっているため、自分の親もわからないのに、どこかで親を探してしまう「フラッシュマン」の姿を涙無しでは見られません。

このように重く暗いストーリーなのですが、地球文化がわからないあまり、トンチンカンなことをしてしまう「フラッシュマン」には思わず笑みがこぼれたりもします。

長年続く戦隊シリーズのエポックメイキング的な「フラッシュマン」、脇目も振ラッシュ見てください。

同時期にやっていた『時空戦士スピルバン』という作品も「フラッシュマン」と同じくらい重い作風で大好きです。

(文:オジンオズボーン・篠宮暁)

※この記事は、WEBサイト「WB」にて以前連載していたものを、再編集したものです

以前の記事はこちらから

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】も連載中!

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