『仮面ライダーリバイス』で注目のキャラを熱演中!奥智哉インタビュー|芸能界入りは「真に受けた父が履歴書を書いて…」
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蜷川実花監督NETFLIXオリジナルドラマ『FOLLOWERS』で俳優デビューを飾り、美少年としてSNSでも話題になった俳優・奥智哉。現在は『仮面ライダーリバイス』に出演している。演じるのは、主人公一家が経営する銭湯の常連客である牛島家の息子・牛島光(ひかる)。
本作で怪しい動きをしていた牛島家が実はとある組織の一員であったことが明かされ、光の動向からも目が離せない展開となっている。
そんな『仮面ライダーリバイス』の話を中心に、俳優になったきっかけや特撮の現場での様子、今後の展望など今の自身について語ってもらった。
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仮面ライダーシリーズへの出演に「50周年の重みがのしかかってます」
——俳優になろうと思ったきっかけや目標にしている俳優さんがいれば教えてください。目標でいうと、山田孝之さん、堤真一さん、松坂桃李さん、佐藤健さんです。実は、僕がこの世界に入るきっかけになったのは佐藤健さんなんです。
小学6年生の頃に何気ない日常会話の中で父に「将来何になりたい?」って聞かれたことがあって。ちょうどテレビで映画『るろうに剣心』の番宣をやっていて、冗談半分に「自分もこんなお仕事ができるのかな」みたいな感じで答えたら、父が真に受けてしまったみたいで。父が履歴書を書いて事務所に送ったのが、この世界に入るきっかけでした(笑)。
——最初は軽い気持ちだったということですが、事務所に所属することになって本気で俳優をやっていこうと決心したんですか?
いえ、最初は本当に軽い気持ちだったので、俳優という仕事をやっていくんだと自覚したのは『FOLLOWERS』の撮影に参加させていただいてからで、中学3年のときですね。
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——2004年生まれの17歳ということで、オンタイムで見ていた仮面ライダーはどのあたりの作品になりますか?
記憶が残っているものだと『仮面ライダー電王』からですね。当時は幼稚園ぐらいで、よく観ていました。そのほかには「キバ」、「ディケイド」、「W」、「オーズ」、「フォーゼ」辺りまではオンタイムで見ていたと思います。
——幼少期にご覧になっていたということで親しみのあるシリーズかと思いますが、ご出演されてのお気持ちはいかがですか?
本当に感慨深いです。しかも、仮面ライダー生誕50周年記念作品ですから、50周年の重みがのしかかってますね(笑)。出演が決まったと聞いたときは、すごくうれしかったんですが、すぐに50周年の重みがどっと来ました。
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——役を演じている上に裏の顔を隠して幸せそうな家族を演じるというのは、難しくなかったですか?
裏の顔があることは出演が決まった時点で聞いていたんですが、つい最近、光は人間の感情が欠落しているという設定を聞いたんです。それまでは、誰が見ても印象の良い好青年という気持ちで演じていたので、苦ではなかったですね。ただ、これから光本来の姿を見せていくことになるので、難しい場面があるかもしれないとは思っています。
視野が狭かったと気付かされた上堀内監督の演出
——演技の上で、特に意識していることなどはありますか?たまに、どうしても集中できない時があるんですが、そういう時には役が今いる状況とかバックグランドとかをもう一度頭に入れ直して、テストや本番に臨むように意識しています。
——セリフ覚えはいい方ですか?
セリフを覚えるのは得意ですね。台本を1回読むとキーワードが頭に入って、準備の段階でキーワードをつなげてセリフを組み立てるような感じで言葉が出てきます。ただ、そういうやり方なので、たまに細かい部分を間違えてしまってNGになったこともあります(笑)
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——監督によって演出に違いがあると思いますが、特に印象に残っている監督とのエピソードはありますか?
光がウィークエンド構成員として登場して喋るシーンの撮影があって、光は人間の感情が欠落していると聞いていたので、僕は無表情な感じでやってみようかなと思っていたんです。
そのときに上堀内佳寿也監督から「感情がないからといって、表情が“無”になるかは使い所によって違ってくると思うよ。このシーンでは“偽物の笑顔”を作った方が見ている人も怖いと思うから、それでやってみよう」と言われたのが強く印象に残っていますね。視野が狭かったなぁと気付かされましたし、役作りにももっと真剣に向き合えて、とても勉強になりました。
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——では、共演している先輩方に演技や役作りなどについて相談したり、アドバイスを受けたりということはありますか?
直接演技指導とかアドバイスをもらうことはまだないんですが、初めて前田拳太郎さん(五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ役)とアフレコでご一緒したときにはすごく勉強になりました。
セリフを発するだけじゃなく、そのシーンのアクションに合わせて体も動かしているんです。きっとそれでセリフに気持ちを乗せることで、映像にも合っていて迫力も出るんだろうなと思ったので、自分もお手本にしてやってみようと思いました。
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——『仮面ライダーリバイス』で初めて特撮の現場を経験されているわけですが、現場に入ってみての印象はどうでしたか?
一番に感じたのは、すごく俳優に寄り添った現場だなということですね。監督さんもスタッフさんもとても優しくアットホームな感じで、キャストの皆さんもフレンドリーに接してくれるので、すごくいい環境でお仕事をさせてもらっているなぁと思っています。最初は1年間やっていけるか心配でしたが、このスタッフさんたちとキャストたちがいれば大丈夫だって思えて安心しました。
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