女子だって『男はつらいよ』が好き!恋する寅さんに“きゅん”とした作品

ごきげんよう、公式ライターの田下愛です。

日本映画を代表する名作シリーズといえば、『男はつらいよ』。

“フーテンの寅”こと、車寅次郎(渥美清)が巻き起こす騒動、ふれあい、そして恋愛(毎回、振られてしまうのがお約束ですが)を描いたこのシリーズは、主に男性ファンが多いイメージがありますよね。

しかし、実際、このシリーズのファンは男性ばかりなのかというと、決して、そんなことはないはず。寅さんに心動かされている女性も少なくはないでしょう。かくいう筆者も『男はつらいよ』をとても楽しく見ているファンの一人。そう、女子だって『男はつらいよ』が好きなんです!

というわけで、今回は『男はつらいよ』シリーズの中から、女子的目線でおすすめの作品をご紹介したいと思います。

筆者がとても心動かされたのは、シリーズ第21作、『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』です。

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松竹歌劇団のスター・奈々子と寅さんの物語

『男はつらいよ』を見ていて、女子的に気になるのは、やはり、マドンナに恋する寅さんの姿。

『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』でその相手となるのは、松竹歌劇団のスター・紅奈々子(木の実ナナ)です。

寅次郎の妹・さくら(倍賞千恵子)の同級生である奈々子(木の実ナナ)。華やかな魅力にあふれる奈々子にすっかりまいってしまった寅さんは、浅草に行き奈々子が踊る浅草国際劇場のレビューの舞台に釘づけに。その後も、「おにいちゃん」と慕ってくれる奈々子に夢中になるばかりです。

踊りか結婚か?岐路に立つ奈々子を想う寅さんに“きゅん”とした!

実は、奈々子には劇場の照明技師の青年・隆(竜雷太)という長く付き合っている恋人がいましたが、プロポーズを、「踊りをやめることはできない」と断ってしまいます。そして、恋人と別れて傷心の奈々子を、寅さんは家まで送り慰めるのです。

しかし、その後、雨降りしきる中をやってきた隆の姿に心を動かされた奈々子は、寅さんを残して、彼の元へ走っていきます。そして、結局、彼女は結婚して松竹歌劇団を引退する道を選ぶのです。

またも失恋してしまった寅さんは旅に出ることに。出発の直前に、妹のさくらの前でそっと本心をつぶやきます。
「踊りをやめたりしたら後悔するんじゃないかな。俺だったら、そんなことさせねえ」

この寅さんの言葉は、映画を見ている観客の心に切ない余韻を残します。

奈々子に踊りをやめさせた隆。それを「させねえ」と言った寅さん。果たして、彼女を本当に幸せにできるのはどちらだったのか? と。

美女に弱く惚れっぽい寅さん。でも、恋した女性を大切に想い、相手の幸せを願う愛情はいつだって本物。

『男はつらいよ 寅次郎わが道をゆく』は、そんな恋に一途で女性にやさしい寅さんの魅力が十分に味わえる作品です。

11月7日(土)~8日(日)葛飾柴又で「寅さんサミット」が開催!

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さて、映画『男はつらいよ』の舞台といえば、東京は葛飾柴又。

寅さんとその家族や友人が暮していたこの場所で、2015年11月7日(土)8日(日)の2日間、「寅さんサミット」が開催されます。

このイベントは、映画『男はつらいよ』で寅さんが旅したり、騒ぎを起こしたりした地域をつなぎ、寅さんが愛した懐かしい風景を後世に残していく目的で、今年初めて行われる試み。

寅さんと地域のコラボメニューの販売、映画の上映会や、女子的トークセッションなど、『男はつらいよ』の世界が楽しめる催しものが満載のこのイベントに、寅さんファンの女子の方も、ぜひ出かけてみてはいかがでしょうか?

(文:田下愛)

「寅さんサミット」公式HP
http://torasan-summit.jp/

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