さあ、ハラゴシラエ!食にまつわる3本の映画 《ここに、映画という拠り所。》その7

さあ、ハラゴシラエ!食にまつわる3本の映画
《ここに、映画という拠り所。》その7

いよいよ春!だんだん暖かくなってきましたね。暖かくなると、出かけることも増え、お腹空いたな〜、って食欲も旺盛になってくるのではないでしょうか?今回は、食をテーマにし作品を挙げてみました。

さあ、ハラゴシラエ!
『かもめ食堂』

かもめ食堂 [DVD]

画面から香りが漂ってくるような美味しそうな料理が次々と登場する。甘い香りが漂ってきそうなシナモンロールに、「コピ・ルアック」という謎のおまじないがされたコーヒー。日常にある様々な何気なさにも愛情が込められているのかもしれない主人公サチエのカフェを真摯に経営する姿勢からもそんな気がしました。またカフェという空間は不思議なもので、そこにいる人たちを客観視してみると、それぞれがそれぞれの人生を歩んでいて、悩みがあったり、またそれを乗り越えたりしている。そんな発見もありました。

生活の一部、いや生活そのもの
『めがね』

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この映画は不思議なテンポで進み、また謎めいた要素があって、雰囲気だけでなんだか癒されるなと見ていて感じました。主人公は都会から島へ来て人々と接する中で今までのしがらみから抜け出し、本来の落ち着きを取り戻していきます。キャッチコピーにもある「何が自由か、知っている。」は自分らしく、感情に流されずに生きることが自由なのかもしれないと気付きました。多分、島の人たちの暮らしはそれが実践できていたのだと思います。シンプルなのだが、どこか懐かしい料理が次々と。例えば、ホテルの朝ごはん、海辺でのかき氷。いちいち食欲が駆り立てられるので、少し大変ですね。

日常を支える
『南極料理人』

南極料理人 [DVD]

この映画見ると、人間ご飯食べてないと生きていけないんだなとしみじみ思います。食べれば、空腹が満たされて幸せに感じるし、ないとイライラして、ついには人に当たってしまったり、些細なことでも気になってしまったり…。また食事は一つのモチベーションでもあると思っていて、例えば、好きな食べ物が出てきた日は食べた時の満足感って他よりも倍にあるはず。何を思ったのか、劇中では巨大な伊勢海老のエビフライを作るシーンがあって、面白おかしくやりとりされていていたのが印象的です。しかし、伊勢海老でエビフライって贅沢。

食を中心に織りなす空間

衣食住にもあるように食って人間の生きる基本、必ず必要なものだし、なんといっても誰かと食べると楽しいものです。食を囲むと自然とコミュニケーションが取れ、会話もはずみ、仲も深まります。何を食べるかは勿論、誰と食べるかということも重要なのではないでしょうか?一つの空間で食事のひとときを過ごすこと、これからも大切にしていきたいものです。

(文:よしかわあやの)

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