『ズートピア』試写会レポート!10代女子が熱狂&胸キュンした理由とは?

4月23日(土)より公開されるディズニー・アニメーション最新作『ズートピア』。ガールズエンタテインメントサイト“魔法のiらんど”において、女子限定の先行試写会イベントが行われました。

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『ズートピア』は、動物たちが人間のように暮らす楽園ズートピアを舞台とするファンタジー・アドベンチャー。すでに公開中の全米では、『アナと雪の女王』や『ベイマックス』のオープニング記録を遙かに上回り、ディズニー・アニメーション史上最高の歴代記録を打ち立てるほどの興行成績を記録。批評面でもディズニー映画至上No.1クラスの高評価を得ている作品です。



(C)2016 Disney. All Rights Reserved.


試写会後に来場者の皆さんにインタビューしたところ、その評価はやはり大絶賛! そして、女子だからこその、作品の感想がおもしろいものになっていました。

読者の皆さんにまず知っておいてほしいのは、本作のメインキャラクターには、警察官を目指すヒロインであるウサギの「ジュディ」と、相棒となる詐欺師のキツネの「ニック」のふたりがいることです。

“夢を信じる”ジュディと“夢を忘れた”ニック、という正反対ともいえるふたりが、ひょんなことからともにズートピアに隠された秘密に挑んでいきます。彼らは男女コンビではありますが、いままでディズニー映画のお姫様、王子様とは、まったく異なったキャラクターになっていると言えるでしょう。



(C)2016 Disney. All Rights Reserved.


男性の筆者からすると、詐欺師のうえ、その日暮らしの生活をしているニックは、女子からの好感度が低いんじゃないかと思っていました(笑)。

しかし、皆さんの感想を聞くと、決してそうではなかったのです。 以下にインタビューの内容をお届けします。

──Q:映画から勇気をもらったり、自分の経験と重ね合わせたところはありましたか。

A:(高校2年生)
ジュディは、最初から“警察官を目指す”ということを、諦めずにずっと言っていたんです。掲げた夢のために、一生懸命に努力をする彼女が、とてもカッコよかったです。

A:(高校2年生)
やりたいことや、夢があるのであれば、年齢や性別なんて関係ない、ということに勇気をもらいました。また、ジュディの周りの人間関係が、自分と重なるところがありました。

A:(高校3年生)
両親がどんな主張をしたとしても、“どうしても警察官を目指すんだ!”っていうジュディの使命感、行動力に勇気をもらえました! 私も小さなことでもがんばれるように、彼女を見習いたいです。また、春から新生活を始めて、不安に感じている方も多いと思うので、この映画に勇気をもらってほしいです。

A:(高校3年生)
映画の舞台は現代的で、スマートフォンが出てきたりします。スマホのテレビ電話機能で、離れたところにいる両親に連絡を取るシーンが、自分と重なりました。

A:(大学3年生)
自分を映画のキャラクターに置き換えると、家族や友だちがいかにありがたい存在であるかを、改めて思い知ることができました。

──Q:ニックのことをどう思いますか。

A:(高校2年生)
カッコいいですね。始めの不良っぽいところももちろんですが、“俺様”なところや、“反抗的”なところに惚れそうでした(笑)。

A:(高校2年生)
ニックには過去にトラウマがあったのですが、それを克服していく彼のことが大好きになりました。

A:(高校3年生)
ニックの強引さが好きでした。何か困ったときに、彼にたくさん話を聞いてほしいです。

A:(高校3年生)
カッコいいです! ニックは詐欺師として登場するのですが、じつはとてもイイヤツだったので、“人は見た目では判断できない”ことも教えてもらいました。

A:(大学3年生)
ニックは悪いヤツかと思ったら、やさしい顔も見せてくれるんです。そのギャップが大好きでした。人は見た目ではないんですね。

そのほか、“もし自分がジュディだったら、ニックに何をされたい?”という質問に対して、“頭をなでてほしい”、“ギュッと抱きしめてほしい”など、女子ならではの意見がたっぷりありました。

10代女子たちはニックを異性としてみて、キュンキュンしているみたいですね。ニックは不良っぽいキャラですが、そんな彼が見せる“やさしさ”というギャップに惚れてしまう女子はたくさんいるようです。



(C)2016 Disney. All Rights Reserved.


男性目線からしても、世の中を達観しているような皮肉屋で、ひょうひょうとしながらも、内に秘めたやさしさを持っているニックはとても魅力的でした。
これから『ズートピア』を観る方は、いままでのディズニー映画の王子様とはまったく違う、ニックの“ヒーロー像”を、ぜひ見届けてほしいです。

また、インタビューをさせていただいた皆さんには、“おもしろかった”、“感動した”といった単純な感想ではなく、作品のテーマに根ざした深いコメントをしていただきました。

この『ズートピア』では、夢を叶えるという物語のほかにも、差別や偏見にまつわる問題という要素があります。10代女子の方が、そのテーマに関した感想を述べてくれたことは、とてもうれしかったのです。

高校3年生の方の中には、大学受験のために上京をして来ている方もいました。主人公のジュディは、田舎から都会に来たばかりの若い女性であったので、彼女をいまの自分に重ね合わせていたそうです。

こうして“自分に似ている”キャラクターがいることも、『ズートピア』の大きな魅力といえるでしょう。

『ズートピア』にはジュディやニックのほかにも、さまざまな性格のキャラクターがいるので、ぜひ自分と似たキャラクターを探してみてほしいです。管理職の男性や、長年働き続けてきたベテラン女性社員、子どもにとっても「自分にそっくり!」と思うかもしれませんよ。

映画『ズートピア』は4月23日(土)より全国ロードショーです。

『ズートピア』作品情報


製作総指揮:ジョン・ラセター 製作:クラーク・スペンサー
監督:バイロン・ハワード『塔の上のラプンツェル』/リッチ・ムーア『シュガー・ラッシュ』
出演:ジュディ・ホップス(上戸彩)/ニック・ワイルド(森川智之)/クロウハウザー(サバンナ:高橋茂雄) ほか
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
公式サイト:http://www.disney.co.jp/movie/zootopia.html

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(取材・文:ヒナタカ)

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