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2022年03月15日

3Dアニメが可愛すぎ!アマプラ「ユミの細胞たち」は共感たっぷりの韓国ラブコメ

3Dアニメが可愛すぎ!アマプラ「ユミの細胞たち」は共感たっぷりの韓国ラブコメ


2022年3月4日、Amazonプライムビデオにて全14話が配信された「ユミの細胞たち」。
少し不思議でたまらなく可愛くて、ビックリするほど共感できるこの物語の魅力について、筆者が完全にハマってしまった細胞たちの存在を中心に4つのポイントから紹介しよう。



Point1:とにかく可愛い!だけじゃない!?個性豊かな細胞たち

実写でストーリーが進んでいく人間側のドラマと並行して、3Dで描かれているのが人間の中で働く細胞たちだ。
細胞たちはひとりひとりに特性があり、その特性に従って行動している。

例えば「理性細胞」。理性細胞はすべての細胞たちのまとめ役だ。すぐに怒ったり泣いたりする「感性細胞」をなだめたり、お腹が空いて暴走する「腹ペコ細胞」を止めようとしたり、常にサボろうとする「家事細胞」を叱ったりする。

この理性細胞がいるおかげで他の細胞たちの自分勝手な発言や行動を抑制し、人間らしく生きていられるというわけだ。 

そして、さまざまな細胞たちの中でも、主人公ユミ(キム・ゴウン)の代表ともいえる主要な細胞が「愛細胞」である。

ユミの愛細胞はとても優秀で、ユミの恋愛を邪魔するような細胞をきちんと抑え込むことができたし、はたから見たら相手の都合のいい存在となっている悲惨な状況も幸せな記憶として残すことができた。

実は3年前の失恋をきっかけに昏睡状態となっていたのだが、久しぶりに恋の訪れを感じ、無事に目覚めることとなる。

“細胞の擬人化”というと「はたらく細胞」を真っ先に思い浮かべた筆者だが、「ユミの細胞たち」に出てくる彼らはそこまで生物学的ではなく、非常にざっくりと特性だけを分けている。ケンカをしながらも話し合って解決し、人間のために働く個性豊かな小人たち、という感覚だ。

ちょっと迷惑な問題を起こす細胞も、みんな人間の心の声を代弁して行動している。だから理解できるし、こんなにも共感できる。

ちなみに、ユミは食いしん坊なので「腹ペコ細胞」が他の細胞よりも大きい。

空腹時にはさらに巨大化して暴れだすし、限界が近づくと笛を吹く。吹くとどうなるか。そう、お腹が鳴るのだ。

その音色がまたなんとも言えない力の抜けるような旋律で、グーグー鳴ってる方とのギャップが可笑しい。

このドラマに登場する細胞たちは、ただ動いている様子を永遠に見ていたくなるような中毒性の高い可愛さを持ち合わせている。

Point2:喜怒哀楽、感情のひとつひとつに大きな変化を見せる細胞村

細胞たちはひとつの村で生活している。そして、村の環境は人間の感情に大きく左右される。

嬉しいことが起こると、どこからともなく花びらが舞い降りて細胞たちも目を輝かせ、悲しみで涙を流すと村では洪水が起きる。

先の愛細胞が昏睡状態となった原因も、失恋の悲しみでユミが流した涙の大洪水に飲み込まれたためだった。

特に、人間側の性格の違いが良く表れていると感じたのが“怒り”の表現だ。
ユミが怒ると村の至るところからマグマが吹き出す。まさにはらわたが煮えくり返っている状態だ。

一方、ユミの恋人のウン(アン・ボヒョン)は、怒りで村を凍らせてしまう。怒った時に冷たくなるタイプなのだ。

他にも、頭が真っ白になると村が白いモヤで覆われる「白紙化」や、笑いたくないけど笑顔を作らなければならないときに活用される「表情管理バー」など心の状態を可視化しているのがおもしろく、ストレスを発散させるときに開催される3ピースバンド「エンドルフィン」のロックライブは、ノリノリな細胞たちと一緒に楽しめるオススメの瞬間だ。

意外な施設として、村には刑務所や墓地も存在する。

刑務所は人間に悪影響を与える細胞を収監しており、墓地には諦めてしまったり興味を失ったりした才能や趣味が埋葬されている。

細かい設定があるようで実はかなりざっくりとした、ゆる~い細胞たちの村。

これを観たら、自分の中には一体どんな村が形成されているんだろうと、ついつい思いを巡らせてしまうことだろう。

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