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2023年05月13日

<ラストマンー全盲の捜査官ー>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

<ラストマンー全盲の捜査官ー>最終回までの全話の解説/考察/感想まとめ【※ネタバレあり】

第7話ストーリー&レビュー

第7話のストーリー

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皆実(福山雅治)は心太朗(大泉洋)を伴い、両親の墓参りをしていた。
同じ頃、ふ頭で白骨化した老人の遺体が発見され、佐久良(吉田羊)班が臨場する。遺体は3年前から行方不明の資産家の老人。そして、容疑者として浮上したのが、40歳差の妻・葛西亜理紗だった。しかも、彼女は以前も歳の離れた男性と結婚しており、離婚後に相手男性は失踪していた。加えて、亜理紗はアメリカの大使館からスパイの可能性があると疑われていた。

さっそく皆実たちは亜理紗に事情を聞きに行くが、そこで皆実は予想外な反応をする。亜理紗に好意を持ってしまうのだ。そして「彼女は犯人ではない」と断言する。
はたして、事件を解決に導くことはできるのか──?

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第7話のレビュー

今回の事件は、大山ふ頭で発見された白骨死体にまつわるもの。当初、皆実(福山雅治)や護道(大泉洋)は捜査に関与しない流れだったが、皆実の元ワイフであるデボラ(木村多江)からの依頼で本格的に協力することに。


見つかった遺体は、資産家の葛西征四郎(小林勝也)とみられる。40歳も差のある妻・葛西亜理紗(岡本多緒)に、いわゆる“後妻業”の観点から疑いがかけられた。彼女は別の男性・亀島(こちらも歳の差がある)とも結婚していた過去があり、彼も失踪中であることから、より強い嫌疑がかけられている。



またもや、というべきか、今回も皆実の洞察力により事件は解決。

白骨死体の正体は葛西征四郎ではなく亀島のものだった。亀島と亜理紗は歳の差こそあったものの、お互いに対する愛情のもと結婚生活を送っていた。しかし、亀島からのDVが酷くなり、離婚。介護士として雇われた葛西征四郎と、やがて恋に落ちる。

自分の相手が取られたと激昂した亀島、それをなだめようとする葛西が揉めた末、誤って頭をぶつけた亀島が死亡。亜理紗と葛西が共謀し、亀島を葛西征四郎に見せかけて殺害したのだ。


その後、葛西征四郎は整形手術により顔を変え、亜理紗の運転手・日高祐輔(赤堀雅秋)としてそばに仕えるようになった。亜理紗はすべての罪をかぶって征四郎を守る気でいたが、最終的には皆実の捜査により、征四郎が捕まってしまう。

人と人が恋に落ちるのに、年齢は関係ない。皆実のシンプルなメッセージがそのまま伝わってくる、ストレートな回だった。

そして、今回の終盤ではついに、あの真実を護道自身が知ってしまう。皆実の両親を殺した男が、護道の本当の父親・鎌田國士(津田健次郎)であることを。泉(永瀬廉)が隠した書類を護道が見つけてしまうという、なんとも穴のあるセキュリティによって、漏れてはいけない情報が漏れてしまった。

皆実は護道を気遣い、自身の両親が殺害された事件をひとりで調べるつもりだった。しかし、護道が本当のことを知ってしまったいま、これまで通りにバディを続けるのは難しいだろう。最強バディの危機はこれまでもあったが、これほど大きな爆弾は初めてだ。次回予告からして、不穏な予感がする。

ついに最強バディ決裂か。行く末が危ぶまれる。


※この記事は「ラストマンー全盲の捜査官ー」の各話を1つにまとめたものです。

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