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2023年06月11日

じめじめした初夏にぴったり!『水は海に向かって流れる』ほか、爽やかな気持ちになれる映画3選

じめじめした初夏にぴったり!『水は海に向かって流れる』ほか、爽やかな気持ちになれる映画3選

雨の日が多くなり、いよいよ梅雨の訪れを感じる季節がやってきた。家でゆっくりするのもいいが、じんわり暑くじめじめした初夏に、観た後爽やかな気分になれる映画を観るのはいかがだろうか。

今回は、雨の日が続き、どんよりした気持ちになったときにぴったりな映画3作品を紹介する。
 

『水は海に向かって流れる』2023年6月9日より全国公開中

©2023映画「水は海に向かって流れる」製作委員会 ©田島列島/講談社

1作品目は、今年6月9日(金)公開の映画『水は海に向かって流れる』。広瀬すずが今年唯一単独主演を務める本作。高校進学を機に叔父(高良健吾)の住んでいるシェアハウスに移り住むことになった直達(大西利空)と、そこに住む10歳年上のOL・榊さん(広瀬すず)との出会いとふたりの恋愛模様、そしてシェアハウスでの生活が描かれたストーリーとなっている。

偶然出会ったように思えた榊さんと直達には、過去に思いも寄らぬ因縁があるのだが、本作で初めて年上役を演じる広瀬の新しい演技と、実際に高校生である大西の等身大でフレッシュな演技、そしてクセ強なシェアハウスの住人たち、直達の同級生・楓(當真あみ)の存在も相まって、10歳の年の差がある二人だが観た後には爽やかなときめきに包まれていること間違いなし!

また、榊さんが事あるごとに豪快な料理を披露しているシーンもその思い切りの良さにスカッとした気持ちになり、ぜひ劇場に足を運んでいただき、雨が多いどんよりした初夏に爽やかな気分を味わっていただきたい。

ストーリー

この雨の日の出会いが、世界を変えたー
通学のため、叔父・茂道(高良健吾)の家に居候することになった高校生の直達(大西利空)。だが、どしゃぶりの雨の中、最寄りの駅に迎えにきたのは見知らぬ大人の女性、榊さん(広瀬すず)だった。

案内されたのはまさかのシェアハウス。いつも不機嫌そうにしているが、気まぐれに美味しいご飯を振る舞う26 歳の OL ・榊さんを始めとし、脱サラしたマンガ家の茂道(通称:ニゲミチ先生)、女装の占い師・泉谷(いずみや/戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授・成瀬(なるせ/生瀬勝久)...と、いずれも曲者揃いの男女5人、さらには、拾った猫ミスタームーンライト(愛称:ムー)をきっかけにシェアハウスを訪れるようになった直達の同級生で泉谷の妹・楓(かえで/當真あみ)も混ざり、想定外の共同生活が始まっていく。

そして、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い想いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する彼女との間には、過去に思いも寄らぬ因縁が......。榊さんが恋愛を止めてしまった《本当の理由》とは...?

『海街diary』('15)

(C)2015 吉田秋生・小学館/フジテレビジョン 小学館 東宝 ギャガ

2作品目は、手掛ける数々の作品が話題となる是枝裕和監督作品の『海街diary』。綾瀬はるか・長澤まさみ・夏帆の三姉妹が暮らしている鎌倉の古民家に亡くなった父親の腹違いの娘・広瀬すずが加わり、四姉妹の共同生活が始まる物語。鎌倉を舞台に移り変わる美しい季節と豪華キャストが紡ぐストーリーが印象的だ。

父の不倫相手の娘という難しい関係でありながら当時16歳の広瀬は実力派俳優陣に引けを取らない初々しい演技を披露している。『海街diary』では妹役の広瀬だったが、『水は海に向かって流れる』では年上のお姉さん役で大西や當真にアドバイスするシーンも。鑑賞後にこの時のかわいらしく爽やかな演技を比較して楽しんでみては?

ストーリー

両親を許せない長女と、自分を許せない四女。それぞれの想いを抱えながら、四人が本当の家族になっていく一年間の物語。
まぶしい光に包まれた夏の朝、鎌倉に住む三姉妹のもとに届いた父の訃報。十五年前、父は家族を捨て、その後、母(大竹しのぶ)も再婚して家を去った。

父の葬儀で、三姉妹は腹違いの妹すずと出会う。三姉妹の父を奪ったすずの母は既に他界し、頼りない義母を支え気丈に振る舞う中学生のすずに、長女の幸は思わず声をかける。「鎌倉で一緒に暮らさない?」しっかり者の幸と自由奔放な次女の佳乃は何かとぶつかり合い、三女の千佳はマイペース、そんな三姉妹の生活に、すずが加わった。季節の食卓を囲み、それぞれの悩みや喜びを分かち合っていく。しかし、祖母の七回忌に音信不通だった母が現れたことで、一見穏やかだった四姉妹の日常に、秘められていた心のトゲが見え始める―。

 

『湯を沸かすほどの熱い愛』('16)

(C)2016「湯を沸かすほどの熱い愛」製作委員会

3作品目は、『湯を沸かすほどの熱い愛』。夫が家出し、一人娘(杉咲花)を育てながらパートに励む母・双葉(宮沢りえ)。ある日、突然倒れた双葉は余命2ヵ月と宣告され、残された日々でやるべきことを決め実行していく物語。

人にとって「死」とは誰にでも訪れる悲しいことと思う人が大多数だと思うが、双葉は悲しむ時間ももったいないとばかりに残りの人生でやらなければいけないことに全力で向かい合う。その前向きなところと持ち前の明るさで周りのみんなもぐいぐい引き込まれて成長していく。タイトルにもなっているように「湯を沸かすほどの熱い愛」が溢れ、心を揺さぶられ思い切り泣ける作品だ。

登場人物もみな温かみがあり、前向きになれる作品でもある。エンドロールに流れるロックバンド・きのこ帝国が歌う「愛のゆくえ」もストーリーとマッチし、「死」をテーマにした作品だが観た後はどこかすっきり爽やかな気分になり元気がもらえるような不思議な映画となっている。

ストーリー

銭湯・幸の湯を営む幸野家。しかし、父が1年前にふらっと出奔し銭湯は休業状態。母・双葉は、持ち前の明るさと強さで、パートをしながら娘を育てていた。そんなある日突然、余命2ヶ月という宣告を受ける。その日から彼女は「絶対にやっておくべきこと」を決め実行していく。【家出した夫を連れ帰り家業の銭湯を再開させる】【気が優しすぎる娘を独り立ちさせる】【娘をある人に会わせる】その母の行動は、家族からすべての秘密を取り払うことになり、彼らはぶつかり合いながらもより強い絆で結びついていく。そして家族は、究極の愛をこめて、母を葬(おく)ることを決意する。

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