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2023年12月19日

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」最終回:から騒ぎな一日、大量カップル成立で大団円?!

「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」最終回:から騒ぎな一日、大量カップル成立で大団円?!


二宮和也、中谷美紀、大沢たかおのトリプル主演の月9ドラマ「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」が2023年10月9日(月)よりスタート。
全く関わりを持たない3人の男女が次第に運命の交錯へと導かれていく――。

本記事では、最終回をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「ONE DAY~聖夜のから騒ぎ~」最終回レビュー

前日の23時30分、クリングル号記念公園で起きた発砲事件がすべてのはじまりだった。

記憶を失ったまま殺人事件の容疑者となった勝呂寺誠司(二宮和也)と、先代から受け継いだ大事なデミグラスソースが入ったずん胴をひっくり返してしまった葵亭のシェフ・立葵時生(大沢たかお)。そして、スクープを探して横浜内を自転車で走り回っていた横浜テレビのキャスター・倉内桔梗(中谷美紀)のあまりにも目まぐるしい一日がようやく終わった。
 
(以下ネタバレがあります)

今回の「月9」は、二宮、中谷、大沢という演技派・主演クラスの3人がたった一日の物語を、1クールで描くという新たな試みのドラマだった。

サスペンスタッチだった逃亡犯編、クスっと笑えてしまうレストラン編、とにかく桔梗がかっこよかったテレビ局編の3つのストーリーが最後はシュッと見事にまとまった。

とはいえ、結末は予想通りすぎてどうしてもがっかり感が否めない。

佐藤浩市演じる真礼が、葵亭の先代だったという展開には驚いたが、最後まで犬を探す人で終わり、なんだかもったいない。

途中、葵亭に「テレビで葵亭が大変だと聞いて」とレストランに入ってきた時はビーフシチューを目当てに来ている客のために、さっとデミグラスソースを作ってくれるのかと思ったら作らず。結局、メインディッシュはゆで卵、一口ナポリタン、エビフライ、サラダ、ハンバーグ、チキン、そしておにぎり。

菊蔵(栗原英雄)の「おにぎりはそのまま手で食べていただいてもよろしいかと」というセリフにはずっこけた。シェフの時生の想いが詰まったメインディッシュだったかもしれないが、ビーフシチューの代わりがお弁当?

1話で真礼に頭を下げてデミグラスソースを作ってもらえばよかったのに。まさに”から騒ぎ”なレストラン編だった。

また、桔梗の仕事仲間、横浜テレビの黒種(大水洋介)が柚杏(中村アン)と繋がっていたところももう少し丁寧に描いてほしかった。蜜谷(江口洋介)やミズキ(中川大志)の父親・紫陽(遠藤憲一)の出番も少なく残念。

しかし、誠司とミズキの関係性や、2人だけのシーンはシビレた。逮捕されたミズキが「もう誠司さんを疑わなくて済みます」と言えば、誠司も「俺もこれからお前のことを裏切らないで済む」と答えた。

この2人のシーンだけは常に心地よい重い空気が流れており、見応えがあった。犯罪者と警察官という間なのでこの先、2人で大好きなハンバーガーを食べることはないだろうが、絆はずっと繋がっているように思う。

横浜テレビは完璧なスクープをすっぱ抜き、葵亭は愛情を込めたメインディッシュを客に振る舞い、警察は国際犯罪組織アネモネとメキシコの犯罪組織ロス・クエルボが麻薬密輸取引現場を押さえてすべてが解決した。

そして最後、フランは真礼の元に戻り、誠司と梅雨美(桜井ユキ)、時生と桔梗、査子(福本莉子)と葵亭・アルバイトの一(井之脇海)というカップルが成立し、笑顔でクリスマスを迎えることができた。

豪華な出演者の顔ぶれを見て勝手にハードルを上げてしまい、ストーリーの内容についていけない部分はあったが、役者個人個人の演技は素晴らしく、ドラマの構成が今までになく新しいもので楽しませてもらった。

どうしても「月9」という枠は、老舗旅館のように「完璧で当たり前」と、期待値を上げてしまいがちだが、そろそろこの「月9」という言い方も止めて、もっと気楽にドラマを楽しめる枠になるといいのかもしれない。

最後にふとそんなことを思った。

(文:駒子)

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(C)フジテレビ

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