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2024年04月05日

桜舞う春に観たいアニメ“5選”「アストロノオト」「スキップとローファー」etc……

桜舞う春に観たいアニメ“5選”「アストロノオト」「スキップとローファー」etc……


春の訪れとともに、新しい出会いや挑戦の季節がやってくる。

新生活をスタートさせる人も多いこの時期。「ちょっと疲れた時」にこそ、きっと心に響く一本が見つかるはず。今回は、そんな忙しない春の日々を彩ってくれるアニメ作品を5本厳選した。

この4月から放送する期待のアニメオリジナル作品から、10周年を迎える伝説のアニメまで、春の訪れとともに観たくなるアニメ作品を紹介しよう。

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1:「アストロノオト」 

©アストロノオト

春は新たな環境に身を置く人も多いこの4月にまず観たいのが「アストロノオト」だ。主人公・拓己とヒロイン・ミラの恋の行方や、ミラが地球に来た理由を巡る不可思議現象など、ミステリー要素満載の本作。

オリジナルアニメということで、制作陣の気合いの入り方も尋常ではない。「銀魂」などの高松信司が総監督を務め、「リトルウィッチアカデミア」などのうえのきみこがシリーズ構成を担当。さらに「ルパン三世」シリーズを手掛けるテレコム・アニメーションフィルムが制作を担う。

地球での“初めて”を経験するミラや、「鍵」を探す彼女の奮闘ぶりが見どころとなる本作で、高松監督は「21世紀に合った懐かしさ」を描いているという。個性豊かな住人たちのドタバタぶりや、80年代アニメを彷彿とさせる雰囲気、そして平和な日常の裏で繰り広げられる壮大な運命の行方は必見だ。また、料理人である主人公・宮坂拓己が毎話披露する色鮮やかな料理の数々にも注目したい。

公式いわく、「ラブコメ作品、いやアニメ作品の中でも今までほかに類をみないとんでもない結末」が待っているとのことなので、最終話まで目が離せない。

▶︎「アストロノオト」を観る

2:「スキップとローファー」

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

2023年の春に放送され、1周年を迎えた「スキップとローファー」は、夢を叶えるため田舎から東京の高校に進学した主人公・岩倉美津未の物語。

本作が素晴らしいのは、美津未を取り巻く高校生活の描写の緻密さだ。一度作品を観れば、「この子の気持ちわかるわ〜!」と思うような“推し”ができるはず。それほどに登場人物一人ひとりのキャラクター造形や繊細な感情表現が光る本作は、放送から1年経った今でもファンの心を掴んで離さない。慌ただしい都会に戸惑う美津未が、同級生の志摩聡介や友人たちとの交流を通じて成長していく姿は、新生活をスタートさせる人の心に響くはずだ。

©高松美咲・講談社/「スキップとローファー」製作委員会

眩しいほどに輝く高校生の日常は、大人の視聴者にとって憧れであり、懐かしさでもあるだろう。新年度を迎え、フレッシュな気持ちで過ごしたい春にこそ観たい、瑞々しい青春アニメだ。

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▶︎「スキップとローファー」を観る

3:「四月は君の嘘」



今年で放送から10周年を迎える「四月は君の嘘」は、春を代表する名作アニメと言っても過言ではない。

あの尾田栄一郎も称賛したことで知られる「四月は君の嘘」は、同名の漫画を原作とした母の死をきっかけにピアノが弾けなくなってしまった少年、有馬公生の成長を描いた青春ストーリーだ。天真爛漫なヴァイオリニスト・宮園かをりとの出会いが、公生の人生を大きく変えていく。かをりが隠す真実とは何なのか、そして公生はピアノと向き合うことができるのか。



本作の見どころの一つが、リアリティあふれる演奏シーン。実は、各キャラクターの演奏はモデルアーティストが担当している。公生のピアノ演奏は阪田知樹、かをりのヴァイオリン演奏は篠原悠那が務めており、それぞれのキャラクターにぴったりのアーティストが選ばれた。阪田さんは他のキャラクターのピアノ演奏も担当し、役者のような“演じ分け”を見せている。

丁寧な制作プロセスによって生み出された、リアルで表情豊かな演奏シーンは必見だ。春とともに音楽に向き合う登場人物たちの姿に、きっと心を動かされるはずだ。

▶︎「四月は君の嘘」を観る

4:「響け!ユーフォニアム」



京都アニメーションが贈る大人気吹奏楽アニメシリーズ「響け!ユーフォニアム」。今年の4月からは第3期の放送も始まる。北宇治高校吹奏楽部を舞台に、主人公・黄前久美子の奮闘を描いた本作は、この4月に「本気になれる何か」を見つけたい人にぴったりの作品だ。

かつては全国大会にも出場した強豪校だった北宇治高校吹奏楽部だが、顧問の交代後は関西大会にも進めない状況に。そんな中、新顧問・滝昇の厳しい指導のもと、生徒たちは着実に力をつけていく。ソロを巡る争いや部活を辞める生徒など、波乱に満ちた日々を乗り越え、コンクールの日を迎えるまでの成長物語は必見だ。

演奏シーンの音源は、洗足学園音楽大学の1年生で編成されたバンドが担当し、部員たちの演奏の上達過程を巧みに表現している。どんどんと“上手くなる”演奏を実際自分の耳で感じることができるのも本作の魅力だ。新しい季節に、音楽とともに成長する登場人物たちの姿に、きっと勇気をもらえるはずだ。

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▶︎「響け!ユーフォニアム」を観る

5:「君に届け」



2024年8月にNetflixで3RD SEASONが世界独占配信される「君に届け」。学生時代に初めて「君に届け」に触れた視聴者も多いかもしれない。新作の放送を前に、この春過去のシーズンをもう一度観返してみるのも一興だろう。

ちなみにファンにとって嬉しいニュースとして、3RD SEASONでは黒沼爽子役の能登麻美子、風早翔太役の浪川大輔の続投も発表されている。

高校1年生の黒沼爽子は、長い黒髪と陰気な雰囲気から「貞子」と呼ばれ、孤独な学校生活を送っていた。そんな彼女に、クラスの人気者・風早翔太だけが親しく声をかける。それは、彼が爽子の性格の良さと努力家な一面を知っていたから。風早との出会いをきっかけに、爽子はクラスにも徐々に打ち解けていき、自分の風早への思いにも気づいていく。



春の訪れとともに、この機会に初めて“君届”に触れるのも良いだろう。爽子と風早の関係がどのように変化していくのか。ぜひ桜舞い散るこの季節に見届けてほしい。

▶︎「君に届け」を観る

春という新しい季節に、アニメと一緒に自分自身を見つめ直してみるのも良いだろう。きっと画面の向こうには、新しい発見や気づきが待っているはずだ。忙しい日々の中で少し力を抜きたい時にこそ、今回紹介した5つの作品をぜひ観てみてほしい。

(文:すなくじら)

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