ドローンの恐るべき実態を映し出す映画『ドローン・オブ・ウォー』公開!

米軍の無人戦闘機ドローンの恐るべき実態と対テロ戦争の知られざる真実を暴く問題作『ドローン・オブ・ウォー』が、2015月10月1日(木)より全国公開となる。
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ドローンとは?

別名“無人航空機”と呼ばれるドローンは、無人での飛行が可能な航空機の総称。
遠隔操作やコンピュータ制御によって飛行が出来、さまざまな大きさ・形状・用途のものが含まれる。飛行ルートを座標データとしてあらかじめプログラムすることでGPSなどの援用で完全自律飛行を行う機体も存在し、軍用・民間用いずれも実用化されている。2015年の1月にドローンがホワイトハウスの敷地内に落下し、4月にはオートジャイロの連邦議会議事堂正面への違法着陸を許すなど、ワシントンD.C.の防空体制は抜本的な見直しを迫られることとなり、アメリカ全土で問題視された。
日本でも、4月22日首相官邸屋上にて微量の放射線物質セシウムを含むドローンが落下。5月9日長野の善光寺に15才の少年がドローンを落下させるなど、日本国内でも物議をかもしている。
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ドローン元年と呼ばれる現代の戦争の姿

9.11同時多発テロ以降、アメリカ政府はイラクやアフガニスタンに無人戦闘機を投入。アメリカ国内から遠隔操作するため、操縦士に危険が及ばないドローンは画期的な兵器であり、戦争のあり方を根底から変えたとも言われている。
世界中の大企業やベンチャーがこぞってドローンの開発、活用に取り組む動きが日々報じられている2015年は“ドローン元年”と呼ばれる。
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新たなテクノロジーの光と影

『TIME/タイム』のアンドリュー・ニコル監督の最新作『ドローン・オブ・ウォー』は、ひとりのドローン操縦士の日常に焦点を絞り、現代における戦争の知られざる真実を暴き出した問題作。

STORY
アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐は、F-16戦闘機のパイロットから無人戦闘機の操縦士に転身し、政府のテロリスト掃討作戦に貢献してきた優秀な軍人である。
しかしトミーはやるせない違和感に囚われていた。ラスベガス郊外のマイホームと砂漠の空軍基地を車で毎日往復し、エアコンが快適に効いたコンテナ内のオペレーションルームにこもって、圧倒的な破壊力を誇るミサイルをクリックひとつで発射する。音声の出ないモニターだけで戦場の状況を確認するその任務は、まるでゲームのように現実感が欠落しているのだ。CIAの対テロ特殊作戦に参加したトミーは、度重なる過酷なミッションにじわじわと精神を蝕まれ、愛妻モリーとの関係までも冷えきっていく。やがてストレスが限界を超えたトミーは、冷徹な指揮官からの人命を軽んじた爆撃指令への反抗を決意するのだった。

アンドリュー・ニコル監督インタビュー

Q なぜ、無人戦闘機ドローンの操縦士をテーマにしたのですか。

数年間から検討していた題材だった。近年、ニュースでドローンによる攻撃が報道されるようになってきて、絶好のタイミングとなった。誰が爆撃のスイッチを押すのか?そういった人間はどこにいるのか?ラスベガス郊外にいくつか基地はある。これまで見たことのない、全く異なる戦争行為に興味があった。彼らはタリバンと1日12時間戦ったあと、子供をサッカー場に迎えに行く。母国にいながら、戦争をしている。そこに興味をそそられた。これまでの戦闘機パイロットではあり得なかった戦争の形なんだ。

Q  本作のテーマには、政治的な意味を込めましたか?それとも、自分が伝えたいことを描いていますか?ドローンの使用倫理を問い掛け、おそらくそれは必要悪ではないかと言っている点が、とても興味深いと思います。

確かに、ドローン空爆は戦争における“最悪の中では一番マシな選択肢”だと言われてきた。僕が気に入っているのはその曖昧さだ。そこには正しい答えなんてない。ドローンはこの上なく正確だ。人間が戦争で引き起こす巻き添え被害が最小限で済む。無差別爆撃ではなく、非常に正確な「標的殺害」だ。ある家をレーザー攻撃するなら、その家に向かわなければいけなかった。だが、本当にその家がターゲットなのかが問題だ。人間はあらゆる分野に踏み込み、戦争を簡単にしていく。誰も戦地に行かず、1万キロ以上離れた場所にいて、上空からドローン攻撃する。規制の枠がまた一つ破られる。誰も遺体袋で帰還する兵士を見なくて済む。ただ、そうすべてが上手くいくわけではないんだ。

Q 多くの人々は、映画に描かれているような兵士は、夜には自宅に戻れるとしても、こういった情緒不安を抱えていることを知らないと思います。

主人公トミー・イーガンは大きな違和感を感じている。「なぜ俺はこんなに気分が悪いのか?」それは高解像度画面で戦地を見ていて、危険が全くないからだ。実際、このようなドローン操縦士に勲章を与えようとした時期もあった。ところが他の軍部から凄まじい抗議が起こって、叙勲を撤回せざるを得なかった。それは、ドローン操縦士にとってどんな意味をもつのか。彼らは自分に価値がないと思うだろう。

映画『ドローン・オブ・ウォー』は2015年10月1日より全国ロードショー!
公式サイト http://www.drone-of-war.com/

(C)2014 CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

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