狂おしいほどに官能的…毬谷友子が魅せる妖艶な未亡人、その剥き出しな本能

瀬戸内寂聴原作の同名小説初の映画化『花芯』(R15+)が2016年8月6日より公開となる。

花芯 ポスター

本作は、瀬戸内寂聴がまだ新進作家・瀬戸内晴美として執筆していた当時「新潮同人雑誌賞」を受賞するも、1957年発表当時批評家から「子宮作家」と批判を浴び、長く文壇的沈黙を余儀なくされた、同名恋愛小説を映画化する作品。

肉体の悦びに目覚め、世間の常識に背を向けながらも子宮の命ずるまま生きることを選ぶ主人公・園子を、村川絵梨が体当たりの演技で挑む本作。園子夫婦が下宿するアパートの大家・北林未亡人を演じるのが、女優・毬谷友子だ。

毬谷友子 花芯1

宝塚歌劇団雪組・娘役出身の毬谷友子は、現在舞台を中心に活動しながら、『日々ロック』(14)『リップヴァンウィンクルの花嫁』(16)といった話題作で、印象的な役どころを演じ、さらに歌手、文筆家、武蔵野美術大学の非常勤講師として教鞭をとるなど、マルチに活躍する人物。

毬谷友子が演じる妖艶な北林未亡人は、園子(村川絵梨)に自由恋愛を提唱し、未知の世界に誘う役目を果たす人物。そして、園子が恋い焦がれる越智(安藤政信)とただならぬ関係を持つ。

毬谷友子 花芯

毬谷友子は、北林未亡人という人物について「若い時に夫を亡くしているのですが、色々な事を諦めずに、貪欲に、力強く一人で生きている感じがしました。園子の“私が死んで焼かれた後、私の子宮だけが焼け残るんじゃないかしら”という台詞がありますが、北林もそういう人物だと思います。それは別に恥ずかしいことではなく、人間誰でも考えていることで、そのことに対して非常に正直に忠実に自分を我慢することなく、そして自分の努力で越智という男と不思議な共同生活を送っているのです。女性ってこういう動物、こういう生き物なのだなとすごく感じてました」と語る。

花芯 瀬戸内寂聴

そして主人公・園子について、北林未亡人の目線から「園子は、越智に恋をした所からちょっとずつ唇が赤くなっていくのですが、まさに女が薄い蕾から花開いていく部分を描いています。口紅一つで、女性はここまで変わるのかと、女性だと感じる瞬間がありました」と言い、作品のタイトルとも絡めながら“女性”を強く感じたと明かす。

園子を演じた村川絵梨については「すごく強い女性なのだと感じました。自分の意見もちゃんと持っておりますし、流されることなく良い女優さんになって欲しいなと強く思いました」と語り、期待を込めてエールを送る。

圧倒的な存在感を醸す、毬谷友子が演じる艶めかしく色気たっぷりな北林未亡人。官能的な世界の中で花開いていく女の「愛欲」や「性愛」の真実を、更に紅色に彩っていく。

映画『花芯』は2016年8月6日(土)より、テアトル新宿他全国公開。

映画『花芯』あらすじ

「きみという女は、からだじゅうのホックが外れている感じだ」―それが園子(村川絵梨)の恋人・越智(安藤政信)の口癖であった。園子は、親が決めた許婚・雨宮(林遣都)と結婚し息子を儲けていたが、そこに愛情はなかった。ある日、転勤となった夫について京都へ移り住んだ下宿で越智と出会い好きになってしまう。生まれてはじめての恋に戸惑いながらも、自身の子宮の叫びは次第に大きくなり抑えられなくなっていく――

(C)2016「花芯」製作委員会

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