ジョブズ、ジェームズ・ディーンetc、夭逝した偉人たちを描く映画5選

世の中には若くして亡くなった天才・偉人が多くいます。スティーブ・ジョブズのように偉人たちを取り上げた映画を今回はご紹介したいと思います。

マーク・ザッカーバーグが尊敬する数学者を描く
『奇蹟がくれた数式』

奇蹟がくれた数式 メイン

(C)2015 INFINITY COMMISSIONING AND DISTRIBUTION, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

 1941年、ケンブリッジ大学で数学を教えているG・H・ハーディはインドの青年シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの手紙に書かれていた数学の驚異的な発見に夢中になり、大学に招く。しかし、学歴がなく、社会的な階級も低いためなかなか認められず……。

Facebookを開設したマーク・ザッカーバーグも尊敬する数学者として彼をあげている、まさに知る人ぞ知る偉人。数学を専攻してないと、知ることがないかもしれません。筆者も映画を見るまで知りませんでした。

映画では主人公がインドからイギリスに渡り、G・H・ハーディとの友情と絆を築いていきます。数学の学会では答えがわかっても、それを証明しなければ発表することができません。しかし主人公は証明する方法を知らず、それをG・H・ハーディが教え、導き、彼の偉大さを世の中に証明していくところがとても熱かったです。彼の証明の中には、パソコンに影響を与えたのではないかというものもありました。

転機となる3つのプレゼン直前の出来事を描く
『スティーブ・ジョブズ』

スティーブ・ジョブズ (字幕版)
1984年Macintoshプレゼンテーション、1988年NeXTcube、1998年iMacのプレゼンテーション開始直前の出来事を描いた作品。同作でジョブズを演じるのはマイケル・ファスペンダー。

ジョブズの半生を描く映画というわけではありません。ジョブズの転機と共に、Appleの転機のエピソードを描き、ジョブズの人間性をあぶり出す快作です。

会話のシーンがメインの本作、とにかく会話、会話、会話です。スティーブ・ジョブズを演じたマイケル・ファスベンダーは今作でアカデミー賞主演男優賞へノミネートされました。
筆者がこの映画で注目したのは「父親としてのジョブズ」。娘との確執や和解されるシーンなど、とても感動的でした。

コリン・ファースとジュード・ロウが共演
『ベストセラー編集者パーキンズに捧ぐ』

ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ
(C)Genius Film Productions Limited 2015

天才作家トマス・ウルフと、日本でも有名な「華麗なるギャッツビー」や「老人と海」の編集者マックス・パーキンズの友情と作品作りの戦いを描いた感動作。

コリン・ファースとジュード・ロウの演技合戦は筆者のお気に入りポイント。時には友のように親子のように仲良くし、時には製作者として意見をぶつけ合っていきます。

個人的に一番心に響いたのは編集者の葛藤です。「売れるようにしているつもりで。もしかしたら作品を台無しにしてるだけかもしれない」というセリフが胸に突き刺さりました。

トム・ヒドルストンも歌う
『アイ・ソー・ザ・ライト』

アイ・ソー・ザ・ライト

(C)2016 I Saw The Light Movie, LLC and RatPac ISTL LLC. All Rights Reserved.

アメリカのカントリーミュージックの歴史上、重要な人物ハンク・ウィリアムズの結婚から死ぬ直前までを描いています。

主演のトム・ヒドルストンが自ら劇中で歌い上げています。ハンクの痛みや苦しみ、歌への情熱など、雰囲気もきちんと出しています。

共演者にエリザベス・オルセンがおり、彼女も歌声を披露しています。しかし、歌が下手な役なのでわざと下手に歌うことが大変だったとか。本人が下手というわけではないので要注意です。

現在も愛されるジェームズ・ディーンを描く
『ディーン、君がいた瞬間(とき)』

ディーン、君がいた瞬間(字幕版)
『エデンの東』『理由なき反抗』などで人気となった天才俳優ジェームズ・ディーンと彼を撮影し続けたデニス・ストックの友情を描いた映画。ジェームズ・ディーンを演じるのはディーン・デハーン。彼の醸し出す繊細でどこか鬱屈している雰囲気がとてもハマっています。

ジェームズ・ディーンのファンは非常に多いのは周知のことで、ディーン・デハーンもその一人。あまりの重責に最初はこのオファーを断ったとか。

一度断ったディーン・デハーンですが、、仕草や雰囲気、表情、どれをとっても素晴らしい演技。彼の雰囲気を肌で感じてください。ジェームズ・ディーンという天才俳優を改めて偉大と感じることでしょう。

どれも後世に与えた影響は数知れず

数学者にしろ、文学者にしろ後世へ数多く影響を与えています。今回挙げたのは海外の偉人ばかりですが、日本の夭逝した偉人の映画では、11月より『聖の青春』が公開。東京国際映画祭でも上映されるのでチェックしてみるのも良いでしょう。

(文:波江智)

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    ライタープロフィール

    波江智

    1978年生まれ。映画ライター。シネマトゥデイややcinema Ala Carteなどに寄稿。ジョージ・ルーカスとガイ・リッチーを敬愛。ベストムービーは『ロックストック&トゥースモーキングバレルズ」。

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