モデルはアメリカ大統領候補のトランプ氏? 大富豪から15億円を奪う知能戦の行方

“世紀の泥棒エンタテインメント”。「モネ・ゲーム」公式ホームページのキャッチコピー通り、本作品は大金泥棒を愉快、痛快に描いた映画です。長さは89分。

モネ・ゲーム (字幕版)

奪われる側のメディア王は、実在の不動産王であるアノ人がモデルではないかと思わせるシーンもあるので、アメリカ大統領選挙期間のこの時期に必見!?

トランプ氏を揶揄している!?

ゲスで嫌味な大富豪の米メディア王から15億円を奪う――。

この作戦を思いついたのは本編の主人公である美術鑑定士ディーン(コリン・ファース)。雇い主のメディア王・シャバンダー(アラン・リックマン)から毎日のように「無能」「バカ者」と罵られ、遂に我慢の限界を超えて復讐劇をはじめる、というストーリーです。

このメディア王の風貌が、現在、アメリカ大統領選挙に立候補して、議論の嵐を巻き起こしている不動産王ドナルド・トランプ氏にどことなく似ているんですね。映画の終わりには「次のターゲットはトランプがいいかも」なんていうセリフがあるので、モデルになったのではないかと、つい勘繰ってしまいます。

2013年公開の映画ですが、そういう意味では(?)タイムリーな映画と言えそうです。

アカデミー脚本賞を受賞したコーエン兄弟の脚本

本作品の脚本を書いたのは「ファーゴ」や「ノーカントリー」でアカデミー監督賞や脚本賞を受賞しているコーエン兄弟。

イギリスを代表する演技派俳優と呼ばれる主演のコリン・ファースは、初めて脚本を読んだときに「読みながら、声を出して笑った」そうです。「脚本で笑えるコメディはそう多くない」とも話していることから、脚本段階でヒットを確信していたのでしょうね。

復讐劇の相棒を務めることになったテキサスの田舎娘を演じたキャメロン・ディアスも「コーエン兄弟のファンだった。彼らの脚本で役を演じてみたかった」とインタビューに答えていて、本作品にかける並々ならぬ熱意がうかがえます。
この2人の“微妙に息の合わないコンビ”が織りなすテンポのいい復讐劇の行方が見どころ。大富豪から大金を奪えたのか?

――それは本作品でチェックしてみてください!

海外映画で描かれる日本人のイメージ

最後にこぼれ話を1つ。

本作品では“日本人”が結構重要な役どころで登場します。いつも思うことですが、アメリカをはじめとする海外の映画に出てくる日本人って典型的なタイプがありますよね。「メガネをかけて、七三分けして、ヘラヘラ笑っている」というものです。

今回も御多分に漏れず、典型例として登場します。その姿を見ると「海外の人に日本人はこんな風に見えてるんだな」と、なんとも複雑な思いになりますよね。
集団で群れていて、みんなが愛想笑いを浮かべている変な奴ら――将来、海外の映画で描かれる日本人の姿が変わることはあるのか。今後はその点も注目しながら、海外の映画をチェックしてみたいと思います。

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(文:廣田喜昭

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    廣田喜昭

    廣田喜昭

    廣田喜昭 1979年横浜生まれ。2013年に出版業とライター業の会社、㈱代官山ブックスを一人で起業。

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