夢と愛を積むひと…?手紙が紡ぐ、フリー素材モデルと松竹・美人社員の1日
2015年6月某日、松竹の映画宣伝部から一通のメールが届いた。
大川様
お世話になっております。
映画宣伝部の安永ともうします。
自称・日本一インターネットで顔写真が使われているフリー素材モデルの大川さんにしかお願いできない案件があります。
詳しくご説明をしたいので、一度弊社までお越しいただけますでしょうか?
数日後、松竹の映画宣伝部にやってきた。
大川さんにしかお願いできない案件ということは、映画の出演依頼に違いない。最近はフリー素材だけではなく、アーティストのミュージックビデオ出演など、映像系の仕事が増えているし、フリー素材モデルが映画出演なんて、素晴らしいサクセスストーリーじゃないか。
大川「映画宣伝部のみなさん、フリー素材モデルの大川です!今度映画に出演する予定の大川ですよ!」
おかしい。
未来の映画スターの来社なのに迎えがいないし、歓迎ムードはゼロ。もしかして、突然クラッカーを鳴らして驚かせるパターンか?
様子を見てみるが、誰も未来の映画スターに気づかない。全員黙々と仕事をしている。
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