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おおらかなキスをしてみたい―映画『XXX』矢崎仁司監督独占インタビュー



―つまり『XXX』のパート2的なものを撮るということでしょうか?

はい、そうですね。1年に1度くらいだったら、みんなああいう苦労を楽しんでくれるんじゃないかなと。こういう現場だからこそ、出会いが深いんですよね。みんなが帰ってくる場所にしたいんです。

XXX 矢崎仁司監督 独占インタビュー


―それは、今の日本映画界に対してのアンチテーゼみたいなものもあるのでしょうか?

そうですね。最近、映画を観にいくと、すごく分かりやすいんですよ。“手取り足取りしてもらって映画を観ている”みたいな映画が多いなと。今年公開された中では、松永大司監督の『トイレのピエタ』は、感情を押し付けない、いい映画でしたけどね。人の悲しみとか説明できるのかなって。分かるってことは映画の愉しみのほんの一部でしかないと。

―分かりやすい映画ですか?

自分が映画を志した頃ってもっとわからない映画が多くて。分からないんだけど、どこか心に引っかかるって感じの。理解するより感じる映画。なんかそれって後々、すごい力になっていて、もうちょっと分からないものっていうのが、時々無いとダメなんじゃないかなというのを思います。あとは、日本映画に本当に最近たりないと思っているのは、自分も反省していますが、“おおらかな映画”が少なくて。

次はおおらかなキスをやってみたい


―おおらかな映画ですか?

昔の『次郎長三国志』とかすごくおおらかで。あのおおらかさを次は挑みたいなと思ってます。日本映画の中で最近僕も観て、山本政志監督の『水の声を聞く』は、おおらかだなって憧れましたね。冨永昌敬監督の『ローリング』とか、大崎章監督の『お盆の弟』とかもおおらかな映画を目指しているなって。これに負けずに次はおおらかなキスをやってみたいなと思っています。

―最後に、監督にとって“キス”はどういったものでしょうか?

なんでしょうね(笑)撮影が終わってラッシュ(編集前の映像)をみんなで見て、それを見終わったときに「キスしたいな」と思ったんです。キスってそういう“いいもの”なんでしょうね。

映画『XXX』は公開中。新宿K's cinemaでは特集上映も実施


矢崎仁司監督とチュープロのメンバー、そしてスタッフ、キャストが一丸となって取り組んだ、映画『XXX』は東京・新宿K’s cinemaにて現在都内独占公開中。同映画館では本作の公開を記念して『三月のライオン』『ストロベリーショートケイクス』やソフト化されていない『花を摘む少女 虫を殺す少女』など矢崎仁司監督作5作品の特集上映も実施している。



(C)filmbandits

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