この夏、期待せざるを得ない4つの映画!とその音楽たち

■「映画音楽の世界」

みなさん、こんにちは。
7月に入り、いよいよ映画界も本格的に夏休み映画興行へと突入していきます。

今回の「映画音楽の世界」では再び、夏の映画戦線に登場する作品の予告編とその作品の音楽についてオススメしたい4本の映画をご紹介したいと思います。

新生ゴジラ、日本上陸。『シン・ゴジラ』




日本が世界に誇るモンスター、ゴジラがついに再始動。ハリウッド版『ゴジラ』の公開で機運が高まっていたところに、監督・特技監督『樋口真嗣』、総監督『庵野秀明』という現在の日本特撮界最強の布陣での製作発表に歓喜した人も多いのではないでしょうか。

公開された予告編やビジュアルでは、vsデストロイアのゴジラを思わせるような体内から赤に染まる全身、長大な尻尾、過去最高となる100mを超す全長、そして今までになく禍々しい表情も話題となりました。一方で公開を間近に控えながら現時点で試写会も開かれておらず、情報は予告編から伺えるのみ。果たしてそれが意味するところは……。

音楽を担当するのはエヴァンゲリオンシリーズや実写版『進撃の巨人』で二人の監督と既に組んでいる鷺巣史郎。伊福部昭作曲のテーマはあまりにも有名で、そのプレッシャーをはねのけ、生まれ変わったゴジラ同様、新たな音楽がどう映画にフィットするのか楽しみでもあります。

大震災を経た日本が巨大怪獣という脅威をどう迎え撃ち、国民はどう行動するのか。公開は7月29日から。

すべてが絢爛!『ONE PIECE FILM GOLD』




こちらも日本が世界に誇る少年漫画の金字塔、『ONE PICE』の4年ぶりとなる劇場版。原作者の尾田栄一郎も総合プロデューサーとして参加し、予告編でも原作漫画同様、麦わらの一味が大暴れを見せてくれる場面がふんだんに盛り込まれています。

今作の舞台が「世界最大のエンタテインメントシティー、グラン・テゾーロ」だけあってきらびやかな世界観となっていますが、豪華なのは映像だけではありません。田中真弓、平田広明らレギュラー声優陣に加え、ゲスト声優も主演級。悪役であるギルド・デゾーロにはヒュー・ジャックマンやラッセル・クロウの吹き替えでもお馴染みの山路和弘を筆頭に、満島ひかり、北大路欣也、濱田岳、古田新太ら、そうそうたるメンバーが出演しています。

音楽にはジャンプ作品としては『ハイキュー!!』、『僕のヒーローアカデミア』のアニメ版の作曲を担当している林ゆうきが登板。ドラマ系の作品を多く手掛ける中で、疾走感とエネルギーにあふれるアクションサウンドも得意とする作曲家がフィルモグラフィーでおそらく最もエンタテインメント性の高い本作を音楽面で盛り上げてくれることは間違いないでしょう。また、作品内では山路和弘、満島ひかりが歌声も披露するということで、そちらもお楽しみに。公開は7月23日から。

ジャングルに響く雄叫び!『ターザン:REBORN』




たびたび映像化されている有名小説を原作に、『ハリー・ポッターと死の秘宝』を手掛けたデヴィッド・イェーツ監督が再び映画化した本作。英国貴族でもあるターザンという二つの顔を持つ主人公を『バトルシップ』のアレクサンダー・スカルスガルドが演じ、鍛え抜かれた体がジャングンルを駆け抜け拳を振り上げる様はまさにターザンそのもの。その妻であるジェーン役にはマーゴット・ロビー、ジャングルを支配しようと目論むレオン・ロムにクリストフ・ヴァルツ、他にもサミュエル・L・ジャクソン、ジャイモン・フンスーが共演する豪華な布陣。

映像面でもハリポタシリーズの監督らしいビジュアルセンスが光り、ターザンと対峙し行動を共にするゴリラの集団や町に突撃するヌーの群れなどVFXも見どころのひとつ。
音楽を担当するのはルパート・グレッグソン=ウィリアムズ。名前の通り『オデッセイ』やメタルギア・ソリッドシリーズの作曲家ハリー・グレッグソン=ウィリアムズの実弟で、同じくハンス・ジマーのプロダクションの一員でもあります(ジマーも本作にコンサルタントとして参加)。ルパートは『ホテル・ルワンダ』で、アフリカントラッドを大胆にデジタライズした力強いパーカッションを見せた作曲家なので、ジャングルを舞台に野生を発揮するターザンにもダイナミックで勇壮なテーマ曲を与えてくれているはず。
映画は7月30日より公開。

青春を、謳おう。『シング・ストリート 未来へのうた』




大作だけではありません。小規模公開から口コミで異例の大ヒット、ロングラン公開となったキーラ・ナイトレイ主演『はじまりのうた』のジョン・カーニー監督最新作、『シング・ストリート 未来へのうた』。1980年代のダブリンを舞台に、主人公であるコナーが意中の女の子を射止めるために「自分のバンドの新曲ミュージックビデオに出演してほしい」と噓をついたことから、急きょバンドを組み最高のMVを目指すという、監督の自伝的なエピソードが原案という本作。『ワンス ダブリンの街角で』や『はじまりのうた』で映画と音楽の見事なまでの融合を見せた監督の原点的作品なのではないでしょうか。

サウンドトラック盤には『はじまりのうた』でソロパフォーマンスを見せたマルーンファイブのボーカル、アダム・レヴィーンが歌う本作の主題歌[Go Now]のほかにも、劇中ではイギリスミュージックシーンも垣間見えることからデュランデュランやダリル・ホールの楽曲も収録されているのも映画の楽しみの一つではないでしょうか。7月9日より公開。

前回に続きまだまだ紹介しきれませんが、、、
ひとまずここまでとしまして、また改めて随時新作をご紹介出来れば、と思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

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(文:葦見川和哉)

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