映画ビジネスコラム
疾風怒濤!! 2016年夏休み興行の総括を試みる/その1=洋画編 シリーズ作品依存過多と、ネタバレ宣伝
疾風怒濤!! 2016年夏休み興行の総括を試みる/その1=洋画編 シリーズ作品依存過多と、ネタバレ宣伝
興収10億円以上は6本。前年対比2本減。
先輩 ではこれから、2016年の夏休み興行を語る座談会を行います。司会は私メが仰せつかりましたが、今年の夏は色々と語るべきことが多いので、洋画編、邦画篇、邦画篇IIの3つのカテゴリーに分けたいと思います。
爺 その「邦画篇II」ってのは、なんじゃいな?
先輩 「シン・ゴジラ」と「君の名は。」です。この2本ついては、別格として扱うに相応しいかと。
(C)2016 TOHO CO.,LTD.
(C)2016「君の名は。」製作委員会
女の後輩 なるほど。語るべきことはたくさんあるわね、その2本は。
爺 じゃあ今回は、洋画のヒット作について語るとしよう。
先輩 ・・・とは言うものの、昨年の夏休み興行、特に洋画が良かったのに比べて、今年はトーンダウンというか、興収10億円をあげた作品が6本。昨年は8本でしたので、2本の減です。
後輩 昨年は「ジュラシック・ワールド」がありましたからね。あれ1本で、確か100億円ぐらい上げたんじゃないですか?
先輩 95.3億円な。確かにこの恐竜の存在感はでかい。
爺 公開順に、現状の成績からどのぐらいの興収になるのか、数字を上げてみてくれ。
先輩 はい。ただし多くの作品はまだ上映中ですので、公表された時点の興行成績から僕が判断した、推定興収であることをご承知下さい。
(C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
まず7月1日から公開されたディズニー配給の「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」ですが、前作の118億円には遠く及ばず、38日間の累計興収が25.6億円とのことですから、最終的に27億円といったところかな。
女の後輩 前作が出来すぎなのよ。118億円なんて。3Dブームに乗っただけじゃない。あたしゃあんな映画を撮るティム・バートンは嫌いだわ!
後輩 確かに「アリス・イン・ワンダーランド」は面白くない映画でした。売り物の3D映像の効果も、ほとんど感じませんでしたし。
先輩 あれ、最初は3Dカメラで撮影をしたんだけど、あまりにもカメラが重いので「3D映像風に見せかけて2Dで撮影し、ポスプロ段階で立体化した」らしい。
後輩 それでも世界中で大ヒットして、日本でも118億円あげた。それはまあ、続篇を作りたくなる気持ちも分かりますが・・。
女の後輩 だったらなんで、すぐにやんないのよ? 6年も経って作ったって、みんな前作を覚えてないわよ!!
爺 凄い怒り方だな。そんなに嫌いか?「アリス・イン・ワンダーランド」。
女の後輩 つまんない映画は嫌いですよ。大枚はたいて3Dで見たのに!
先輩 (ぼそっと)きっと一緒に行った男と別れたんですよ(笑)。
女の後輩 うううううるさいっ!!
爺 まあまあ、ともかく「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」に話を戻すと、アメリカ公開時もオープニング興収が前作対比23.13%しか上がらなくて、関係者を愕然とさせた。
先輩 そもそも日本だって前作の興収113億円のうち、84.6%が3D上映によるもので、つまり113億円のうち99億8280万円が3Dで稼いだことになるわけですから。
後輩 ただ、普通に考えて興収27億円という数値はヒット作と形容することが多いんじゃないですか?
女の後輩 あんたバカぁ!? 夏休み興行と言えば、配給会社としてはイチ押しの作品を大々的に公開するんだから、宣伝費もたっぷりかける。期待も大きければ、本国からの指示もうるさい。そんな中でこの成績はないでしょーが!!
「280スクリーンで106.5億円行ったのに、963スクリーンでやったら26億円しか行かなかったのか?」
先輩 じゃあ次に行くぞ。7月9日から公開された「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」。これまたハリウッド映画の大作で、実に20年ぶりの続篇だ。これが現時点での稼働から見て、最終的に興収26億円となるようだが。
(C)2016 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
爺 前作はいくらだったかな?
先輩 興収106.5億円でした。なので今回は80億余円の減となります。
爺 ううむ・・・・・ちなみにこの映画って、どのくらいのスクリーン数に出したんだっけ?
先輩 オープニング段階で963スクリーン。凄い数ですね。ちなみに「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」は980スクリーンでした。
女の後輩 こんなにたくさんのスクリーンを空けて、どっちの映画も興収30億円行かないなんて、よくご隠居が言ってる「スクリーンの無駄遣い」ですよ。
先輩 「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」はマスコミ試写をやらなかったので、シネコンに見に行ったんですよ。そしたら知り合いの興行者が「アリス、でっかいスクリーン開けてるんだけど、さっばりお客が来なくてガラガラ」とぼやいてました。
後輩 「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」だって、前夜祭とか最初だけ良かったけれど、どんどん客足が落ちていった。
爺 昔から、この種の派手なSFアクション映画は、ダウンが早い傾向があるんだよ。20年前に公開された前作の場合は、スクリーン数どれだけだったの?
先輩 はい。1996年12月といえば、まだシネコンがほとんどなかった時期です。ですが「インデペンデンス・デイ」は全国280スクリーンで公開され、オープニング2日間(先行上映分含む)で62万6639名、10億3904万7100円という成績を残しました。立派です。
爺 おいおい、280スクリーンで上映して106.5億円行ったのに、963スクリーンでやったら26億円しか行かなかったのか(笑)?
後輩 内容的にも、20年前の前作からウィル・スミスを差し引いて、中国の女優を加えただけで、やってることは前と変わりません。
女の後輩 なんか多くないっすか? 「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」にしても「インデペンデンス・デイ:リサージェンス」にしても、前作が大ヒットしているから、その続きであることばかり謳って、前作と何がどう違うのかとか、新作はどこが新しいのかを、さっぱりアピールしてない。
先輩 それはボクも感じたなあ。宣伝の問題だと思うけど。
爺 宣伝以前に、なんでこの2本の映画の続篇が、今になって作られたのかがそもそも疑問じゃよ。
先輩 企画難はアメリカ映画界も日本もそうでしょうし。ただ、ひとつ思うのは、数字しか見てない人が多すぎないかということです。
後輩 数字大好きの先輩が言うと、妙な説得力がありますね(笑)。
先輩 「アリス・イン・ワンダーランド」にせよ「インデペンデンス・デイ」にせよ、前作が大ヒットしたのは事実なんだよ。でも、なぜそういう結果が出たか。どこが受けたのかといったことを、さっぱり考えないで、あたかもタイトルだけを引き継いだだけみたいな、安易な姿勢が感じられます。
爺 だからこの2本の成績が低かった原因はひとつで、「こんな映画、作るヤツが悪い」と。これが結論じゃよ。
全員 (黙って肯く)
「ファインディング・ドリー」は、客層が広がらなかった?
先輩 これまた続篇なんですが、ディズニー/ピクサーの「ファインディング・ドリー」。58日間で興収67億円という成績から判断すると、興収68億円は行きそうですが。
(C)2016 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
女の後輩 前作は興収110億円。ピクサー作品中でも、屈指の大ヒットでした。
先輩 当初ボクは「この夏興行のヒット作トップ3は、すべてアニメだ」と予言したんです。それは「ファインディング・ドリー」「ONE PIECE FILM GOLD」「ペット」の3本を指したんですが、この予測は狂いました。
後輩 いつものことじゃないですか。先輩の予想が狂うのは(笑)。
先輩 だまらっしゃい。結果的に「君の名は。」「シン・ゴジラ」「ファインディング・ドリー」がトップ3だから、まあ2本はアニメだったし「ファインディング・ドリー」が入っているのは当たった(笑)。
爺 この映画の強さは、ピクサーが既にブランド化されていることが大きい。
先輩 ただ、これまたシネコンの現場で聞いたことですが、客層が前作のように広がらなかったとのことでした。つまり「ファインディング・ニモ」の時は、休日の昼間はファミリーが来て、平日等の夕方の回にはそれがカップル中心になった。ところが「ファインディング・ドリー」の場合は、ファミリーばかりだと言うんです。
後輩 68億円という成績は、大ヒットに該当しますね。
爺 ただ、先に挙げた2本と同様、単に続篇であることを連呼するだけでなく、もうちょっと宣伝に工夫が欲しかった。
女の後輩 八代亜紀を吹き替えに起用したあたりは、インパクトありましたけど。
爺 あれはわしも驚いた。何も知らずに試写を見たら、いきなり八代亜紀の声が(笑)。
後輩 やはり何パーセントか、「シン・ゴジラ」や「君の名は。」に喰われたということはあるんでしょうか?
先輩 それはあると思う。
後輩 どのあたりがですか?
先輩 いや、「金魚だけに喰われたのかも」と答えようとしたんだけど、それじゃダメ(笑)?
後輩 ああ・・・。
「宣伝すればするほど、観客が引いていく」?
先輩 8月11日には、3本の洋画が一気に公開されました。今年から制定された山の日に初日を設定し、そこからお盆興行になだれ込もうという算段です。「ジャングル・ブック」「ペット」「X-MEN:アポカリプス」の3本で、このうち「ジャングル・ブック」と「ペット」が興収10億円を超えています。
爺 「ペット」は大ヒットを確信していたよ。なんたって着想が面白いし、ペット・ブームという背景もあり、ターゲットも広くとれるからな。一般性がある。
(C)Universal Studios.
先輩 以前ご隠居に言われましたよね。「この映画のターゲットは、ペットを飼っている人じゃない。飼いたくても飼えない人たちだ」と。
爺 そんなこと言ったかな(笑)?
先輩 いや、まさしくその通りだと思います。現時点での興行収入は23日間で36.6億円。9月の後半は祝祭日が多いですから、まだ稼働の余地はある。それも含めて考えると、40億円は行くでしょうね。
女の後輩 40億円!!それは凄いわあ。この夏は洋画アニメが頑張ったのね。
後輩 「ペット」の場合は、製作したイルミネーションが「ミニオンズ」で有名になったことも大きく作用しましたね。
先輩 かたや「ジャングル・ブック」のほうは、アメリカで春先に大ヒットした作品です。えーと・・全米及びカナダのでの興収が3億6397万ドル、海外マーケットでの上がりが6億97万ドル。いずれもBOXOFFICE MOJOの調べですが、トータルで9億ドル超。
(C)2016 Disney Enterprises,Inc.All Rights Reserved.
爺 海外マーケットのトップはどこかな?
先輩 やっぱり中国なんですよ。海外興収のうち中国の興収は1億5014万ドルとダントツです。
爺 それに比べて日本での興収は・・・。
先輩 現状、まだ上映中ですが、だいたい24億円ってとこでしょうか。
爺 そんなもんかなあ。作品的には見応えあったけど。
女の後輩 「ペット」と同じ初日に出すというのは、明らかに不利ですよ。
後輩 あと、売りづらい作品だとは思いますが、公開直前に「少年以外、全部CG!!」とTVスポットで謳った、あれはないでしょう・・。
女の後輩 それ、デズニーの人も「あらゆる人から“あのスポットはなんだ?”と言われた」ってぼやいてた。また宣伝の話になっちゃうけど、確かにひとつの手段だとは思うのよ。でも、それはこの映画の認知度が高くなって、どんな映画なのか知れ渡ってから。上映中の追いスポットだったらいいんじゃない?
先輩 今、観客の多くがネタバレを嫌うんだよな。見る前の映画についての情報開示を最低限しか望んでいない。つまり宣伝すればするほど、観客が引いていく可能性もあるわけさ。
爺 それを証明したのは、「シン・ゴジラ」だったな。
先輩 そう。事前の情報がないということは、これだけ映画と真剣に向き合えるのかと、映画館で3回「シン・ゴジラ」を見たボクも痛感しましたよ。
爺 そうかと言って、全く宣伝なしに、TVスポットも広告も出稿せず、チラシもポスターも作らずに映画を公開するなんて、そんなリスキーなことは誰もしない。特に洋画メジャー系配給会社は、少しでもヒットする可能性があるのならば、手を変え品を変え、宣伝費もたくさん使って世間にアプローチしてくる。
女の後輩 それでも「少年以外、全部CG!!」はないと思いますよ。ネタバレになると同時に、見ようと思っている観客に先入観を与えてしまうじゃないですか。それって逆宣伝ですよ。
先輩 IMAXの稼働率は良いと言うんだよ。
爺 いや、仮にIMAXのシェアが高くても、総体的な興収のトータルがもうちょっと伸びてくれないと。
「ゴーストバスターズ」に、新しい要素はあったか?
先輩 もう1本、興収10億円以上上げた作品に「ゴーストバスターズ」があります。
後輩 先輩の好きな作品ですね。
先輩 近来これだけモノを考えずに楽しめる作品はないよ。21日間での興収が10億4400万円。最終的に13億から14億円ぐらいかなあ。この映画の場合、3Dバージョンの稼働が良いので、単価が高くなるのがありがたい。
爺 昔の「ゴーストバスターズ」とどこが違うかといったら、主人公たちを女性4人にして、おばかな秘書を男にした。後はあのマークも主題歌も昔のまま。リブートしたのが極めて局地的な作品という印象だ。
先輩 確かに、あのマークのポスターが貼り出されて、レイ・パーカー・ジュニアの主題歌が聞こえてくると、80年代に戻ったような感じになりました(笑)。良い時代たっだなあ、あの頃は。
爺 まったくだ。わしも若かった。
後輩 ストップ。老人とおっさんの昔ばなしにつき合う気はありません。
先輩 分かった分かった。でも、「ゴーストバスターズ」は、作品こそ楽しい出来になっていたけど、新しい何かがあったかというと、そうでもない。
女の後輩 VFXの技術は、昔と比べて進化したのは分かったし、オリジナルのメンバーにも、ちゃんと敬意を払っている。でも、そういう要素が映画の面白さにブラスとして作用していない・・ってことでしょうか?
爺 3Dの稼働率が高いってことは、VFX云々は観客の鑑賞意欲をかき立てているとみるべきかな。
後輩 配給会社としては、そもそもどのくらいの興収を目指したんでしょうか?
先輩 たくさん(笑)。まあ宣伝費もたっぷりかけて、勝負に出たことは間違いない。でも、それってさっき言ってた「宣伝すればするほど、観客になるべき人たちが引いていく」ことに繋がるのかもしれないな。
中国だけで大ヒットした「ウォークラフト」
爺 「ゴーストバスターズ」は、中国で公開されたのかな?
先輩 それがダメだったんです。ゴースト、つまり幽霊に対する宗教感の違いだと思うんですが、中国からはノーと言われて、ソニー・ピクチャーズの側も「オリジナル版を公開していないし、さほどの稼働にならないだろうから、いっか」ということで中国公開を断念したと聞いています。
後輩 中国で大ヒットするタイプの映画だと思うんですけどねえ。
女の後輩 VFXとか多いしね。
先輩 「ゴーストバスターズ」の全米・カナダ興収は1億2705万9587ドル。それに対して海外市場での興収は9968万9711ドルにすぎないんですよ。そして海外マーケットのうち、トップはイギリスで1413万7805ドル、次が日本。だから日本は健闘しているほうです。
爺 中国で公開されるかどうかが、作品の収支を大きく左右する時代になったんじゃなあ。
先輩 7月1日から日本公開された「ウォークラフト」は、まったくヒットしなくて、アメリカでもダメだったんです。ところが中国マーケットで大ヒット。世界興収4億3350万ドルのうち、中国の興収が実に2億2084万1090ドルときた。
(C)2016 legendary and universal studios
後輩 アメリカ・カナダでの興収はいくらだったんですか?
先輩 4722万5655ドル。まったくの不発さね。
女の後輩 日本では?
先輩 分かるだろ?もちろん興収10億円以上の作品には入ってない。
女の後輩 ああ・・はい。なんとなく。
「洋画が弱かったと言うより、邦画が強すぎた」夏興行。
爺 で、今年の夏休み作品の洋画の、興収トータルはいくらになるのかな?
先輩 興収10億円以上の作品の、想定される興収をざっとトータルすると、199億円。ですので10億円に満たない「ターザン:REBORN」や「ミュータント・ニンジャ・タートルズ〈影〉」「X-MEN:アポカリプス」などを加えれば、200億円は突破するでしょうが・・。
後輩 昨年はいくらだったんですか?
先輩 昨年の興収10億円以上の作品は、全部で8本。「ジュラシック・ワールド」95.3億円、「ミニオンズ」52.1億円、「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」51.4億円、「インサイド・ヘッド」40.4億円、「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」32.1億円、「ターミネーター〈新起動〉」27.4億円、「テッド2」25.1億円、「マッドマックス/怒りのデス・ロード」18.1億円で、この8本の興収トータルが342.9億円でした。
爺 なんでもかんでも前年対比を出して、それで判断しようとは思わないが、昨年が粒ぞろいだったという声は、よく耳にするよ。それに比べて、今年の洋画は弱かった。というか日本映画が強すぎた。
先輩 先日、映画会社の人と話していても「今年の年間興収シェアは、日本映画が60%を超えて、65%ぐらい行くかもしれない」とのことでしたし。
後輩 2012年に邦画のシェアが65.8%を記録していますが、それ以来ってことでしょうか?
先輩 そうだね。あの時も邦画は興収50億円以上の作品が4本あったんだよ。それに比べて洋画の50億円超は「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」の53.8億円だけだった。つまり、興収100億円を超えるメガヒットが1本出るよりも、50億円以上の作品が数本出るほうが全体に貢献するし、マーケットも賑わうということなんだ。
女の後輩 いずれにせよ、「アリス・イン・ワンダーランド」や「インデペンデンス・デイ」の続篇を今頃作るほうが悪い。これが今回の結論ね。
先輩 いいのかなあ、それで?
女の後輩 いーのよ。洋画の場合、私たちがあれこれ言ったって、本国の製作関係者に届かないだろうから。まさかこの座談会をすべて英訳して、アメリカ本社で回覧してるなんてことはないでしょう(笑)。
爺 まあとにかく、次の邦画篇に移るとしようか。
次回「邦画篇」に続く
(企画・文:斉藤守彦)
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