2016年10月08日

乃木坂46 能條愛未、『告白』初見時に感じたこと

乃木坂46 能條愛未、『告白』初見時に感じたこと

 
■乃木坂週刊映画

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乃木坂週刊映画、今回は能條愛未さんに松たか子主演『告白』についての魅力を語って頂きました。

前回までの記事


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乃木坂46、能條愛未が映画を見始めた“きっかけ”

映画『告白』、作品概要


告白


ある中学校、雑然とした教室。終業式後のホームルーム。教壇に立つ担任・森口悠子は、学校のプールで一人娘が死亡した事件の真相を語り出す。「警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」。少年法で守られた犯人たちに、森口は「ある方法」で処罰を与えると宣言する……。

監督
=中島哲也

出演
=松たか子 (森口悠子)
=木村佳乃 (下村優子)
=岡田将生 (寺田良輝)
=西井幸人 (渡辺修哉)
=藤原薫 (下村直樹)
=橋本愛 (北原美月)
=芦田愛菜(森口愛美)

『告白』との出会い


映画が公開された2010年、私はまだ高校生でした。

映画を知ったきっかけは、通っていた高校の同級生が出演していたからでした。当時はまだ映画をよく見るわけではありませんでしたが、作品を知って何となく面白そうだなと思い映画館へ足を運びました。

予告編も見ていなければ、ストーリーも詳しくは知らない状態でした。言うまでもなく原作も未読でした。

そんな状態での初見だったため、衝撃的な展開にとても驚愕したのを覚えています。

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不気味、そして残酷


映画の冒頭約30分、それがもう衝撃的過ぎて一気に映画へのめり込みました。

「警察は事故死と判断しましたが、娘は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」

そう言いながら表情一つ変えず淡々と話す松たか子さん。それと対象的に学級崩壊しているクラスの賑やかさ。その対比が印象的で、生徒に殺されたことの真実へ迫っていく様は本当に不気味でした。

松たか子さん演じる森口という教師はシングルマザーでした。そのある理由の話をしてからクラスの雰囲気も一変。物語も動き出しました。

本当に何も情報を得ないで見たため、「これは只事ではない映画だ・・・。」と見ながら思いました。

まさか物語が進むにつれて、それ以上の衝撃を味わうことになるとはその時思いもしませんでした。

殺された真実を知った時、私は「なんて残酷なんだ・・・。」と思いました。単純に犯人が判明するだけではない真実でした。

結果的に殺人犯であった人物は、確かに普通の子ではなかったと思います。しかし、なぜ殺人犯になってしまったのか、を考えれば考える程「なんて残酷なんだ・・・。」とその真実に腹が立つほどでした。

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(C)映画「告白」フィルムパートナーズ

印象的な台詞「なーんてね。」


この映画に好きなシーンは存在しません。それくらい衝撃的で残酷な物語だと思います。

しかし、印象的なシーンや台詞はたくさんあります。特に印象的と思ったのは何度も繰り返し出る「なーんてね。」という台詞です。

人を見下す時に使われるこの台詞。何度か登場する台詞ですが、どれもとても印象に残っています。

バッドエンド好き、ミステリー好きの方へお勧め


この映画は「おもしろいです!」や「楽しいです!」という映画ではありません。ですので、全ての方へお勧めするのは難しいところです。

しかし、後味がスッキリしない感じは、バッドエンドが好きな方にはたまらない魅力があるでしょう。

また、真実を突き詰めていき、衝撃の結末へ突き進む物語なので、ミステリーが好きな方にもお勧めです。

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能條愛未さんが語る映画『告白』論は、まだまだ続きます。次週以降もどうぞお楽しみに!

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(取材・構成:シネマズ編集部/撮影:鶴田真実)

能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)


能條愛未 公式写真


能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー

月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。

10月14日から 東京ドームシティ シアターGロッソで行われる「墓場、女子高生」にも出演。
「墓場、女子高生」
http://www.nelke.co.jp/stage/hakaba-jyoshi/

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