松山ケンイチ&東出昌大、我を忘れて歓喜した理由とは…。:『聖の青春』初日舞台挨拶



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「あいにくの雨ですが、どこかひねくれた一面もあった天国の村山さんが降らせたのかなと思います(笑)。」と、笑顔で挨拶する松山ケンイチさん。
同じく雨の公開初日に触れて「“雨降って地固まる”とも言いますので…。映画の公開を心待ちにしてました」と、満面の笑みを浮かべる東出昌大さん。
登壇者の皆さんの清々しい表情が印象的でした。

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話題は、松山ケンイチさんの“デニーロ・アプローチ”とも呼べる役作りについて。
「劇中で村山さんが師匠からマージャンを教わったというセリフがあるんです。でも実際はマージャンシーンはないんですが、松山君は役作りのために一度僕とマージャンをしてみたいと言って...」と切り出したリリー・フランキーさんが、なんと新井浩文さんとピエール瀧さんに協力を得て、マージャンをしたとの驚きのエピソードを披露。
松山さん「しかも新井さんの自宅でしたよね。」
リリーさん「この作品に関係ないのに、すごく動いてくれて…。エンドロールに“協力”ってクレジットしてもいいんじゃない?」
息の合った子弟コンビのやり取りに、お客様からも大きな笑いが。

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役作りと言えば、プロ棋士役を演じた柄本時生さんも苦労した様子。
「僕は左利きなので、右手で将棋を差すことが大変で。指先まで綺麗に使うって難しいですよね」と、撮影当時を振り返ります。
そして「羽生さんご本人にそっくり!!!」と、公開前から話題となっていた東出さんは…。
「当初、この映画のお話をいただいたときは『果たして将棋が映画になるのだろうか』と疑問が湧きましたが、出来上がった脚本を読ませて頂くと本当に素晴らしくて。是が非でも羽生先生役は自分が演じたいと思いました」と、羽生善治役と最初に対峙した時の様子を情熱的に語って下さいました。

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挨拶する段になると、会場からはアツい拍手が湧き起こり、ちょっぴり照れ笑いを浮かべた森義隆監督。
「29歳で原作に出会ってやっと今日、初日を迎えることが出来ました。8年の歳月がかかりましたが、それは素晴らしいキャストたちに出会うための期間だったのだなと思います。手塩にかけた子どもが旅立つような心境です」と、胸の内を明かして下さいました。

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