『ラ・ラ・ランド』歴代最多タイ記録の14ノミネート! 第89回アカデミー賞ノミネート作品が発表!!
(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
第89回アカデミー賞のノミネート作品が発表されました。『メッセージ』や『ムーンライト』などが順当にノミネートされる中、『ラ・ラ・ランド』が圧倒的な強さを見せつけたノミネート結果となりました。それでは早速ノミネート一覧を見てまいりましょう。
第89回アカデミー賞ノミネート作品・俳優一覧
※ローマ字作品タイトルは2017年1月25日現在で、邦題が決まっていない作品です。今後別の邦題が付く可能性がございます。予めご了承ください。
作品賞
・『メッセージ』
・『Fences』
・『Hacksaw Ridge』
・『最後の追跡』
・『Hidden Figures』
・『ラ・ラ・ランド』
・『LION/ライオン 25年目のただいま』
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
・『ムーンライト』
監督賞
・デイミアン・チャゼル(ラ・ラ・ランド)
・メル・ギブソン(Hacksaw Ridge)
・バリー・ジェンキンス(ムーンライト)
・ケネス・ロナーガン(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
・ドゥニ・ヴィルヌーヴ(メッセージ)
主演男優賞
・ケイシー・アフレック(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
・アンドリュー・ガーフィールド(Hacksaw Ridge)
・ライアン・ゴズリング(ラ・ラ・ランド)
・ヴィゴ・モーテンセン(はじまりへの旅)
・デンゼル・ワシントン(Fences)
主演女優賞
・イザベル・ユペール(Elle)
・ルース・ネッガ(ラビング 愛という名前のふたり)
・ナタリー・ポートマン(ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命)
・エマ・ストーン(ラ・ラ・ランド)
・メリル・ストリープ(マダム・フローレンス! 夢見るふたり)
助演男優賞
・マハーシャラ・アリ(ムーンライト)
・ジェフ・ブリッジス(最後の追跡)
・ルーカス・ヘッジズ(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
・デヴ・パテル(LION/ライオン 25年目のただいま)
・マイケル・シャノン(Nocturnal Animals)
助演女優賞
・ヴィオラ・デイヴィス(Fences)
・ナオミ・ハリス(ムーンライト)
・ニコール・キッドマン(LION/ライオン 25年目のただいま)
・オクタヴィア・スペンサー(Hidden Figures)
・ミシェル・ウィリアムス(マンチェスター・バイ・ザ・シー)
脚本賞
・『20センチュリー・ウーマン』
・『最後の追跡』
・『ラ・ラ・ランド』
・『ロブスター』
・『マンチェスター・バイ・ザ・シー』
脚色賞
・『メッセージ』
・『Fences』
・『Hidden Figures』
・『LION/ライオン 25年目のただいま』
・『ムーンライト』
撮影賞
・『メッセージ』
・『ラ・ラ・ランド』
・『LION/ライオン 25年目のただいま』
・『ムーンライト』
・『沈黙 -サイレンス-』
編集賞
・『メッセージ』
・『Hacksaw Ridge』
・『最後の追跡』
・『ラ・ラ・ランド』
・『ムーンライト』
美術賞
・『メッセージ』
・『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
・『ヘイル、シーザー!』
・『ラ・ラ・ランド』
・『パッセンジャー』
衣装デザイン賞
・『マリアンヌ』
・『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』
・『マダム・フローレンス! 夢見るふたり』
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・『ラ・ラ・ランド』
メイキャップ&ヘアスタイリング賞
・『幸せなひとりぼっち』
・『スター・トレック BEYOND』
・『スーサイド・スクワッド』
視覚効果賞
・『バーニング・オーシャン』
・『ドクター・ストレンジ』
・『ジャングル・ブック』
・『Kubo and the Two Strings』
・『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』
録音賞
・『13時間 ベンガジの秘密の兵士』
・『メッセージ』
・『Hacksaw Ridge』
・『ラ・ラ・ランド』
・『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』
音響効果賞
・『メッセージ』
・『バーニング・オーシャン』
・『Hacksaw Ridge』
・『ラ・ラ・ランド』
・『ハドソン川の奇跡』
作曲賞
・『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』
・『ラ・ラ・ランド』
・『LION/ライオン 25年目のただいま』
・『ムーンライト』
・『パッセンジャー』
主題歌賞
・“Audition (The Fools Who Dream)”(ラ・ラ・ランド)
・“Can't Stop the Feeling!”(Trolls)
・“City of Stars”(ラ・ラ・ランド)
・“The Empty Chair”(Jim: The James Foley Story)
・“How Far I'll Go”(モアナと伝説の海)
長編アニメーション映画賞
・『Kubo and the Two Strings』
・『モアナと伝説の海』
・『My Life as a Zucchini』
・『レッドタートル ある島の物語』
・『ズートピア』
外国語映画賞
・『ヒトラーの忘れもの』(デンマーク)
・『幸せなひとりぼっち』(スウェーデン)
・『セールスマン』(イラン)
・『タンナ』(オーストラリア)
・『Toni Erdmann』(ドイツ)
長編ドキュメンタリー賞
・『13th -憲法修正第13条-』
・『海は燃えている イタリア最南端の小さな島』
・『I Am Not Your Negro』
・『ぼくと魔法の言葉たち』
・『O.J.: Made in America』
短編ドキュメンタリー賞
・『4.1 Miles』
・『Extremis』
・『Joe's Violin』
・『Watani: My Homeland』
・『The White Helmets』
短編賞(実写)
・『Ennemis Intérieurs』
・『彼女とTGV』
・『Silent Nights』
・『合唱』
・『タイムコード』
短編アニメーション賞
・『盲目のヴァイシャ』
・『Borrowed Time』
・『Pear Cider and Cigarettes』
・『Pearl』
・『ひな鳥の冒険』
『ラ・ラ・ランド』が歴代最多タイ記録のノミネート数に
(C)2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. Photo credit: EW0001: Sebastian (Ryan Gosling) and Mia (Emma Stone) in LA LA LAND. Photo courtesy of Lionsgate.
ノミネート作品数は『ラ・ラ・ランド』が圧倒。その数13部門で14ノミネートです。主題歌賞で2曲ノミネートされていますので“13部門で14ノミネート”という結果です。
14ノミネートはアカデミー賞はじまって以来歴代最多タイの記録。今まで14ノミネートを果たした作品は2作品。『イヴのすべて』、そして『タイタニック』です。
『ラ・ラ・ランド』が圧倒的な強さを見せましたが、他にも有力作品と言われていたものが順当にノミネートを果たしました。
『メッセージ』と『ムーンライト』が8部門でノミネート。『Hacksaw Ridge』、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『LION/ライオン~25年目のただいま~』が6部門にノミネートされました。
作品賞は『ラ・ラ・ランド』か『ムーンライト』?それとも…?
アカデミー賞授賞式は2月26日に開催されますが、その前には様々な“前哨戦”と言われる批評家協会賞やゴールデングローブ賞などが開催されます。
ゴールデングローブ賞では『ムーンライト』が作品賞(ドラマ部門)を受賞し、『ラ・ラ・ランド』が作品賞(コメディ/ミュージカル部門)を受賞しています。その他批評家協会賞でもこの2作品が拮抗しています。
作品賞を占う上で最重要となる賞は1月28日に開催されるアメリカ製作者組合賞。この受賞作品とアカデミー賞作品賞の受賞が一致することが非常に多いため最重要と位置付けられています。(投票者が被っているというのが大きいです)
しかし、昨年はアメリカ製作者組合賞を受賞した『マネー・ショート 華麗なる大逆転』のアカデミー賞作品賞受賞はならず。前哨戦で競っていた『スポットライト 世紀のスクープ』がアカデミー賞作品賞に輝きました。
順当に行く年もあれば、番狂わせが起きる年もあるのがアカデミー賞。『ラ・ラ・ランド』優勢と言われていますが、果たして結果はどうなるのでしょうか。
第89回アカデミー賞授賞式は2月26日(日本時間2月27日)に開催です。
(文:柳下修平)
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