映画コラム

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2017年01月27日

『ハリー・ポッター』『トワイライト』etc...ロバート・パティンソンの出演映画を辿る

『ハリー・ポッター』『トワイライト』etc...ロバート・パティンソンの出演映画を辿る

現在公開中の『アラビアの女王 愛と宿命の日々』にも出演中のロバート・パティンソン。『トワイライト』シリーズで一躍人気者となった彼ですが、『ハリー・ポッター』にも2作出演。名匠デヴィッド・クローネンバーグ監督作で主演も務めるなど様々な活躍を見せています。今回はそんなロバート・パティンソンの出演作を近年作から辿っていきます。

『アラビアの女王 愛と宿命の日々』




© 2013 QOTD FILM INVESTMENT LTD. ALL RIGHTS RESERVED.

現在公開中のニコール・キッドマン主演『アラビアの女王 愛と宿命の日々』ではトーマス・エドワード・ロレンス中佐を演じています。

と言っても「それ誰?」となりそうですが、“アラビアのロレンス”と言われればおわかり方も多いのではないでしょうか。『アラビアのロレンス』として映画でも描かれたあの人物を『アラビアの女王 愛と宿命の日々』の中で演じています。

ちなみに“アラビアのロレンス”はイギリス人。イギリス人でありながらアラブの族長から部族長と認められ、オスマン帝国支配からアラブ人を解放するために戦かった人物です。

その“アラビアのロレンス”を魅力的に演じています。

『ディーン、君がいた瞬間(とき)』


ディーン、君がいた瞬間(字幕版)



24歳でこの世を去った伝説の俳優ジェームズ・ディーンを描いた『ディーン、君がいた瞬間(とき)』。

ジェームズ・ディーンと彼を無名時代から撮り続けた写真家デニス・ストックの二週間の旅路を主に描いた作品です。

ジェームズ・ディーンとデニス・ストックのダブル主人公と言っても過言ではなく、ロバート・パティンソンはデニス・ストックを演じています。

スターとしてのジェームズ・ディーンではなく彼自身が「本当の自分」と言う人間としてのジェームズ・ディーンにロバート・パティンソン演じるデニス・ストックの視点から迫っていく人生を考える一本です。

『コズモポリス』




(C)2012–COSMOPOLIS PRODUCTIONS INC. / ALFAMA FILMS PRODUCTION / FRANCE 2 CINEMA


この後紹介する『トワイライト』シリーズや『ハリー・ポッター』2作品などで人気が急上昇したロバート・パティンソンは名匠デヴィッド・クローネンバーグの目に止まります。そして主演を果たしたのが『コズモポリス』。

今作では28歳にして全てを手に入れた投資家のエリック・パッカーを演じます。若き富豪としてのカリスマ性を見せつけながら、一日にして破滅の道へと向かっていきます。

と言ってもサスペンスフルに堕ちていく映画ではありません。最初に見た時の正直な感想は「わからない…ぞ…?」であったのが本音。

娯楽映画としてかかると台詞の意味や演出の意図を全て掴むのが指南の技。しかし、名匠デヴィッド・クローネンバーグの演出意図を探求することで思考フル回転でいつしか楽しくなるランナーズハイを感じることが出来る作品でもあります。

[この作品を見れる動画配信サイト](2017年1月27日現在配信中)
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『トワイライト』シリーズ


トワイライト~初恋~(字幕版)



人気を不動のものにしたのはやはり『トワイライト』シリーズ。

整理しますと以下の5作品です。

『トワイライト〜初恋〜』

『ニュームーン/トワイライト・サーガ』

『エクリプス/トワイライト・サーガ』

『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part1』

『トワイライト・サーガ/ブレイキング・ドーン Part2』


『トワイライト』シリーズは人間とヴァンパイアの禁断の恋や壮絶な戦いを描く作品で、ロバート・パティンソンが演じていたのは主人公のヴァンパイアであるエドワード・カレン。

ヴァンパイアであることを隠して人間の高校に通う彼は人間離れした美しさから人気者になりますが、人間ベラと禁断の恋に落ちていきます。

日本ではそこまで大ヒットしなかったシリーズですが、アメリカではティーンの女の子を中心にシリーズ通して爆発的なヒットを記録。イケメン前回のロバート・パティンソン演じるエドワード・カレンが堪能できる作品でもあります。

『ハリー・ポッター』の2作品


ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 (吹替版)



ロバート・パティンソンは実はハリー・ポッターにも出演。出演している作品は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』と『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』。

ハリーと同じグリフィンドールの生徒で学年はハリーより2つ上。グリフィンドールの生徒らしい温和な生徒で、クィディッチではシーカーとキャプテンを務めています。

ハリーとは友好関係の続いたキャラクターでしたが、2作品しか登場しないのは彼に悲劇が訪れたため。「あれ?」と記憶がさだかでない方は『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』の方、是非改めてご覧になってみてください。

まとめ


ロバート・パティンソンはプライベートでは『トワイライト』シリーズで共演したクリステン・スチュワートと交際してましたが、クリステン・スチュワートの浮気が発覚後に破局してしまいました。その後紆余曲折ありましたが結局関係が完全に修復されることはなかったようです。

とプライベートではかわいそうなこともあったロバート・パティンソンですが、『トワイライト』終了後も上記紹介の『ディーン、君がいた瞬間(とき)』や『アラビアの女王 愛と宿命の日々』で活躍しており、今後のキャリアも楽しみな俳優の一人です。

王道の超スター俳優とはまた一味違った魅力あふれるロバート・パティンソン。是非彼の出演作、堪能してみてください。

(文:柳下修平)

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