映画コラム
スーパーボウル間もなく!アメフトを知らなくても楽しめるアメフト映画5選
スーパーボウル間もなく!アメフトを知らなくても楽しめるアメフト映画5選
2月5日に第51回のスーパーボウルが開催されます(日本時間は6日)。スーパーボウルとは、アメリカで行われるプロのアメリカンフットボールリーグ、NFL (National Football League)の優勝決定戦。
アメフトって何?
ラグビーと違うの?
と思われているあなたにも観てもらいたいアメフト映画とスーパーボウルの楽しみ方をご紹介します!
1:こんなにある!アメフト映画
アメフトが題材になっている映画は数多くあります。そして、実話をベースにした映画が多いので、「こんな感動的なことがアメフト界で起きていたのか」と驚愕すること間違いなしです。数ある中でも、是非ご覧頂きたい5作品を紹介します。
(1)『マーシャルの奇跡』
アメフト強豪校のチームの選手やコーチらを乗せた飛行機が墜落し、75名のメンバーをなくした大学のアメフト部が悲しみを乗り越え、復活していくまでを描く、実話に基づくストーリー。
主演のマシュー・マコノヒーのお父さんは、実は元アメフト選手で、その後トラック運転手に転職をした、という経歴の持ち主。
(2)『ルディ/涙のウィニング・ラン』
体格が小柄で、また家庭環境に恵まれない主人公が、友人の死や様々な障壁を乗り越え、大学入学、試合出場を目指すストーリー。こちらも実話に基づく映画。
「会議でスマートに見せる100の方法」サラ・クーパー著(早川書房)の中で、「男性優位の職場での会議の作法」の1つの中に『「ルディ」などのスポーツ映画のセリフやシーンについて話し出すと止まらない男性が多い(ので観ておくと話を盛り上げられる)』と、男性が没頭する映画の例に挙げられていました。
(余談ですが、中学高校と6年間アメフト部に所属していた主人が1番好きな映画もこちらです!)
(3)『エニイ・ギブン・サンデー』
選手の怪我、引き抜き、チームのオーナーとヘッドコーチの対立など、チーム名などは実在していませんが、実際のNFLでもある問題や取り巻く環境が描かれているこちらの作品。
ロッカールームで、大切な試合の前にアル・パチーノ演じるヘッドコーチが選手に檄を飛ばすシーンは、感情に訴えかけてモチベーションを上げ、鼓舞させるスタイルが、企業研修などでも使われることがあるほど気合が入っています。
(それが必ずしも良い、というわけではなく、そういうスタイルの指導者、として)。
(4)『ドラフト・デイ』
全てのNFLのチーム、ファン、そしてNFLを夢見てプレイをしてきたアメフト選手にとってとても大切な日がドラフトデイ。この日に、各チームその年どの選手を指名するかが発表され、多くの人々が一喜一憂します。この映画は、ケビン・コスナー演じるゼネラルマネジャー含む、ドラフトに関わる人々が描かれている映画です。
実際にも「今年この選手が絶対にほしいから、向こう3年のドラフト1巡目指名権を譲渡する」など、チーム間で様々な交渉があったり、昨年は、1位指名されるだろうと言われていた注目選手の、薬物を使用しているのを撮られたムービーが、ドラフト開始13分前に流出し13位指名になってしまったり、と様々なドラマが毎年あります。
(5)『コンカッション』
アメフトは激しいスポーツのため、コンカッション (脳震とう)が深刻な問題になっています。この映画は、ウィル・スミス演じる医師が、NFL選手が激しいタックルを慢性的に受け続けることによって脳に受けたダメージで亡くなった、と発表し、NFL側と真っ向から対決をしていく、という作品。ここまで紹介をしてきた作品ともまた違った切り口です。
実際でも、アメフトにかぎらず様々なコンタクトスポーツで脳震とうが問題になっており、対策が取られたり、ルールが改訂されたりしています。
2:アメフト選手が出ている映画も。あのジゼル・ブンチェンの旦那様!
それでもやっぱりアメフト映画を観る、というのもハードルが高いな~、という場合は、
『ted 2』をリラックスしながら観て肩慣らしはどうでしょう?
あの脱力系くまのぬいぐるみtedの、シリーズ2作目には、現役NFL選手のペイトリオッツでクオーターバック(QB。アメフトをご存知ない方も、攻撃の要のQBならなんとなくかっこよいもの、と耳にしたことがあるのではないでしょうか?)をつとめる、トム・ブレイディが本人役として出てきます。tedと、マーク・ウォールバーグ演じるジョンが、最高の遺伝子を求めて忍び込むのがトム・ブレイディの寝室です。過去4回スーパーボウルで勝利をしているチームのQBの遺伝子は最高のものだろう、というのは簡単にイメージできます。
そして、トム・ブレイディの奥さんは、あのジゼル・ブンチェンです。女性の中には、トム・ブレイディを知らない方でも、スーパーモデルのジゼル・ブンチェンは知っている、という方も多いのでは?昨年も、世界のモデルの年収ランキングで1位に輝いています。(映画の中では寝室でトムは一人で寝ていて、ジゼル・ブンチェンは一緒に寝ていないのが残念ですが。)
2015年のスーパーボウルの放送中には、ted2のスペシャルバージョンのCMも流れていました。
3:スーパーボウルの楽しみの1つ。ハーフタイムショー
試合の前半と後半の間には、選手がロッカールームで休憩、作戦会議をしている間にフィールドで行われるエンターテイントショー(ハーフタイムショー)があります。
過去には、マイケル・ジャクソンやローリング・ストーンズなどもパフォーマンスをしたことがあり、毎年どのアーティストが出るのか注目され、アーティストにとっても晴れ舞台となります。
地上波のニュースなどでは、スーパーボウルの結果はそこまで注目されず、ハーフタイムショーを多く取り上げる、ということも珍しくないので、試合は観ていないけど、ハーフタイムショーは観たことがある、という方も多いのでは?
過去5年のアーティストはこちら。毎年とても華やかです。
2016年 Coldplay (Bruno Mars / Beyoncé)
2015年 Katy Perry (Lenny Kravitz / Missy Elliott)
2014年 Bruno Mars / Red Hot Chili Peppers
2013年 Beyonce
2012年 Madonna
個人的には15年のKaty Perryが巨大なライオンに乗って「Roar」を歌ったのが印象的でした。
今年は、昨年のスーパーボウルで国歌斉唱を務めた、レディー・ガガがパフォーマンスをする、と言われていますので、今からとても楽しみです。
4:まだまだ他の楽しみ方もあります。チアガールにも注目!
そして、アメフトの試合に華を添えるのがチアガール。チアガール、といえば、広瀬すず主演の「チア☆ダン」も3月に公開されますが、NFLでチアガールとして応援、踊る、ということはチアをしている人たちの中では最高のゴールと言っても過言ではありません。
その中でもさらにスーパーボウルの場で踊ることができる、というのは名誉以外の何ものでもありません。(私も高校時代チアをやっていたので、NFLで活躍するチアガールの皆さんのムービーを観ては憧れたものです。)
チアガールのメンバーはほぼお給料は出ておらず、御自身の仕事と掛け持ちをしながら毎日の練習に出ている人がほとんど。地元のボランティア活動にも参加したり、心身ともに強く美しい女性たちです。
そんなチアガールのダンスにも注目です。こう考えると、試合以外でも観たいポイントがたくさんありますね!
アメリカでは「国技」とも言え絶大な人気があるアメフト、特にスーパーボウルは、過去40年以上視聴率は40%を切っていません。昨年は49%の視聴率で、1億人 (人口の約3分の1!) 以上の人が観ていたとされています。(スーパーボウルの間に流れるCM料は、なんと30秒で約6億円!)
五郎丸選手をはじめとする日本のラグビー選手のワールドカップでの活躍をきっかけに、ラグビーが急に人気のスポーツになったように、日本でもいつアメフトの人気が爆発するかわかりません。
アメフト自体に興味はやっぱり持てない、と言う女性も、例えばガッチリした体型のアメフト選手に憧れたり、好きなカレがアメフト観戦好き、という場合は、どんなものなのか少しだけでも理解ができていて、一緒に観戦を楽しむことできたら、マイナースポーツなだけに「おっ、やるな」と感心されること間違いなしです!
なぜアメフトにはここまで熱狂的なファンが多いのか、というのも納得して頂けるかと思いますので、是非ポップコーンとビールやコーラを片手にご紹介したアメフト映画(や、スーパーボウルも!)をご覧になってみてください。
(文:hosohana)
無料メールマガジン会員に登録すると、
続きをお読みいただけます。
無料のメールマガジン会員に登録すると、
すべての記事が制限なく閲覧でき、記事の保存機能などがご利用いただけます。