迷宮の十字路だけじゃない!コナンと平次の熱いタッグを振り返る
迷宮の十字路だけじゃない!コナンと平次の熱いタッグを振り返る
(C)2017 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会
いよいよ、今週末15日から劇場版コナンの新作『から紅の恋歌(ラブレター)』が公開されます。毎年の楽しみとして、待ち遠しく感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
とくに今年は、大阪・京都を舞台に、服部平次、遠山和葉ら西のメンバーが登場し、活躍するようです。
“西の名探偵”と言われる平次は、過去に、京都を舞台にした劇場版『迷宮の十字路』で大活躍しましたが、他にも平次が登場する映画はあるんですよ!
コナンと平次が出会い、良きライバル・相棒になるきっかけとなったストーリーを紹介するとともに、平次が登場する劇場版作品もご紹介します。
第10巻『外交官殺人事件』で初対面!
江戸川コナンと服部平次の初対面は、原作漫画では第10巻「外交官殺人事件」でした。
アニメでは48-49話に前後編で放送されました。ちなみに、この時に元来の工藤新一とも対面しています。
“東の高校生探偵”の噂を聞いていた平次は、ライバル心を燃やし、推理力を知りたいと上京してきました。毛利小五郎に事件の依頼が来たため平次含む一行が依頼主の元へ向かうと、そこで事件が。蘭が新一に電話したことから、新一も事件現場の近くにいると判断し、平次は新一とどちらが早く正確に謎を解けるか勝負しようと考える。
平次が謎を解き、容疑者の前でその種明かしを始めたが、新一は現れず。推理も終盤にさしかかったところで、新一が登場したのでした。
結局、平次の推理は外れており、新一が導き出した真犯人が正しかったという結末に。
そこで出た新一の名言「推理に勝ったも負けたも、上も下もねえよ。だってよ、真実はいつも、たった一つしかねえんだから」。
「真実はいつもひとつ!」は、映画のオープニングでも必ず使われていますね!
ちなみに、平次がコナン=新一だと気づくのは、漫画12-13巻、アニメ54-58話の『ホームズ・フリーク殺人事件』です。
シリーズ第3弾『世紀末の魔術師』
ずいぶん前の作品になるので、覚えている方も少ないかもしれません。絵のタッチも今とは違っています。
怪盗キッドの予告状が警視庁に届き、大阪城の天守閣に現れると解読されたため、捜査の依頼を受けていた毛利小五郎と蘭、コナンらも大阪へ。そこで、平次や和葉と合流するのでした。
コナンと平次が話し合っている様子は真剣そのものですが、怪盗キッドが関わる事件では殺人は起きないので、観る側としては安心して見られますよね。
平次は前半部分のみの登場でしたが、その後殺人事件が起き・・・、犯人を探しながら、「世紀末の魔術師」が生前に隠した秘密を少しずつ解読していくのでした。
シリーズ第7弾『迷宮の十字路』
こちらは言うまでもなく、平次がもっとも活躍した映画ではないでしょうか。
頭脳明晰な一面だけでなく、剣道のシーンといったまさに文武両道な平次が見られましたね!
シリーズ第10弾『探偵たちの鎮魂歌』
ミラクルランドに遊びに行った毛利小五郎、蘭、コナン、少年探偵団たちが、ミラクルランドのフリーパスを受け取るため、あるホテルの部屋に集められます。
一行はミラクルランドに遊びに行きますが、その部屋の椅子には指紋認証の機能があり、工藤新一であると判明したコナンと、毛利小五郎が呼び止められることに。そこから事件が始まりました。
同じようにして呼び止められ、捜査をしていたのが平次。手につけたミラクルランドのフリーパスが起爆装置になっていると知った平次とコナンは、ふたりの頭脳を合わせて謎を解いていきます。
『迷宮の十字路』に次ぐ、活躍だったのではないでしょうか。
記念すべき10作目で、オールスター作品ということもあり、怪盗キッドも最後の最後に大活躍をしてくれましたね!
シリーズ第13弾『漆黒の追跡者』
黒の組織が登場した、ファンにも期待の高かった作品です。
結果的に、黒の組織とコナンとの大きな進展はありませんでしたが、新しい黒の組織のメンバー・アイリッシュが登場し(劇中で死亡)ましたね。
この作品では、平次はほんの一部しか登場しませんが、二人の熱いタッグを感じた人も多かったのではないでしょうか。
コナン(工藤新一)と電話をした時の口調や焦りから、何か大きな事件に巻き込まれていると悟った平次は、「美味しいお好み焼きやさん見つけたんや、今度遊びに来いや」と何でもない話を振っておきながら、「絶対やで」と念押し。この二人の関係性にはぐっと胸を掴まれました。
最後のコナンと黒の組織との対決シーンも、かなり激しく、見応えのある作品でしたね!
シリーズ第14弾『天空の難破船』
テロ組織「赤いシャム猫」から致死率80%の細菌を盗んだという犯行声明が上がったことから、事件は始まりました。
それとは別に、怪盗キッドとたびたび対決している鈴木次郎が、怪盗キッドへ、飛行船の中からジュエルを盗んでみろという旨の挑戦状を出し、その飛行船に毛利小五郎・蘭、コナン、少年探偵団らが招待されていました。
飛行船が「赤いシャム猫」にジャックされる中、登場するのが平次です。コナンと共に「赤いシャム猫」の本当の狙いを謎解きながら、犯行に先回りしたのが平次でした。
関西弁で啖呵を切るシーンも、よかったですね。そして、いつも必ず平次と一緒に登場する和葉も活躍していました。
シリーズ第17弾『絶海の探偵』
『から紅の恋歌』を観る前にぜひ観返してほしい作品がこちら。というのも、土壇場の場面で平次が和葉を守るシーンがあります。
映画としては、毛利小五郎・蘭、コナンが海上自衛隊のイージス艦での体験航海が物語の中心でした。この体験航海に、イージス艦の機密情報を狙うスパイが乗っているとして事件は起き、スパイを追い詰めるのに平次や和葉、大阪府警が活躍していました。
『迷宮の十字路』でもそうでしたが、平次と和葉の絆は、蘭と新一(コナン)に匹敵するものがありますよね。もちろん恋心もありますが、それを超えた幼馴染ならではの絆と阿吽の呼吸も注目したいところです。
そして、毛利小五郎が犯人を追い詰める稀有なストーリー展開も用意されています。おっちゃんはいつも眠らされてばかり、と思っている方こそ楽しめる作品かもしれません。
和葉はもちろん、怪盗キッドも・・・
コナンに対して、最初はライバルとして敵対心をむき出しにしていた平次ですが、今ではお互いに欠かせない相棒になっています。
平次が登場する映画でも、その様子がしっかりとわかりますね。
そして、こうして並べてみると、必ず和葉も一緒に登場しているというのはもちろん、怪盗キッドとの共演率もかなり高かったです。
意図的なのかは不明ですが、ファンには嬉しい共演ですよね。
さて、いよいよ15日から『から紅の恋歌』が公開されます。
昨年の『純黒の悪夢』を観たのがつい最近のことのようですが、21作目も存分に楽しみましょう!
(文:kamito努)
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