唐沢寿明「キモ山くんも忘れないで」『ラストコップ THE MOVIE』舞台挨拶
2017年5月3日(水)、『ラストコップ THE MOVIE』初日舞台挨拶が開催。
唐沢寿明さん、窪田正孝さん、佐々木希さん、藤木直人さん、小日向文世さん、和久井映見さん、黒川智花さん、竹内涼真さん、松尾諭さん、桜井日奈子さん、武田玲奈さん、伊藤沙莉さん、田山涼成さん、宮川一朗太さん、猪股隆一監督が登壇しました。
(C)2017映画「ラストコップ」製作委員会
2015年に地上波スペシャルドラマとHulu配信で大ヒットした『ラストコップ』。
30年の昏睡状態から復活した昭和の熱血刑事・京極浩介(唐沢寿明)とゆとり世代の草食刑事・望月亮太(窪田正孝)の活躍を描くアクションコメディが、今年ついに映画化されました。
(C)2017映画「ラストコップ」製作委員会
本作では、史上初の試みとなるマルチエンディングを企画。エンドロール終了後に、キャラクターたちの30年後の未来を描くエンディング映像10種類の中から1種類、週替わりでランダム上映されることになっており、この日は舞台挨拶前に、すべてのエンディング映像がお披露目されました。
映像公開後に、登場した豪華キャスト陣ですが、主演の唐沢寿明さんは、代表として挨拶を求められると、「特にありません」と言い放ち、MCはびっくり、観客は大笑い。
さすがにそれで終わらず「こんなにたくさん見ていただいて、ありがとうございます」ときっちりと挨拶を述べました。
本作は、シリーズが進むごとに多くのキャラクターたちが変化していきましたが、その中で変わらない役どころである松浦を演じた藤木直人さん。
「新しく参加したキャラクターも激変していくのをずっと見ていて、『松浦さんだけずっと変わってないな』という感じがしていたけれど、変わらない人がいるからこそ、変わっていく様が際立つのかなと思って演じていた」と振り返りました。
一方、キャラが変化していった“キモ山”こと若山を演じた竹内涼真さんは「僕も松浦さんみたいにずっと行く予定だったんですが、台本でこれは試されているなと、自分を解放するチャンスだった。窪田くんと唐沢さんが『やっていいよ!』と言ってくれたので、ここはやるしかないとどんどん解放していき、『あ、自分て解放型なんだ』と思いました」とコメント。
さらに、この日、作品の座長である唐沢さんにプレゼントとして、キャストのメンバーの寄せ書きが贈られました。ドラマ、映画とコンビを組んできた窪田さんが書いた言葉は「唐沢さん、一生ついていきたいです! いや、勝手についていきます!」。舞台上でも「どこまでもついていきたいですね。ここにいるみなさん同じだと思う。ラストコップ・フォーエヴァーみたいな感じで、唐沢さんフォーエヴァー」と改めて宣言。
すると、そんな窪田さんに対し、唐沢さんは「ガラッと2年間で変わりましたよ。最初は暗いコンピュータオタクだったのに、今や自ら走ってぶん殴る、蹴るはのすごいキャラになっている」と話し、さらに竹内さんに対し「こんな隠し球があるとは思いませんでした。キモ山なんて誰が思いつくんだって、完全に喰われました。ほんと、いずれ潰すからな」と宣戦布告。
(C)2017映画「ラストコップ」製作委員会
そして、唐沢さんは「僕も窪田くんにいろいろあるんですよ。ちょっと待っててね」と、突如舞台を降り、戻ってきたときに手にしていたのは、自前だというスタジャン。「窪田が一生懸命頑張ったので…触るだけ触っていいから」と、まさか触らせるだけ?と思いきや、もちろん窪田さんにプレゼント。その場で窪田さんが着てみせると、若干小さかった様子。
「ちょっとパツンパツンですけど、きっと伸びてってなじむ…ですかね?」という窪田さんに、唐沢さんは「サイズ合わないからやめようかな。やっぱり」と言い放ち、観客を笑わせていました。
舞台挨拶の最後は、「おじいちゃんおばあちゃんから小さいお子さんまで、見て大笑いしてちょっと泣けてというエンターテイメントの王道です。何度見ても楽しんでもらえると思うので、ぜひ何度もお友達を誘って大笑いして、わかっててもまた泣いちゃってください。窪田くんの顔ばかり思い浮かべているとは思いますが、キモ山くんも忘れないようにしてあげてください」と締めくくり終了しました。
映画『ラストコップ THE MOVIE』、現在、絶賛全国公開中です。
(取材・文:田下愛)
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