「俳優が心配だよ!」初めてそう思った濡れ場。

■映画の濡れ場大好き芸人の濡れ話




誰かが言った。
「壇蜜さんじゃ抜けないけど佐々木心音はすっげえ抜けるんだよなぁ」

僕は思った。
「いやいや本当か、それ?」

観た。映画は『フィギュアなあなた』、2013年公開の石井隆の原作・脚本・監督の作品。

冒頭の言葉を思い出しながら劇場を後にしながら呟く。

「何の事はない・・・・本当やったんかい・・。」

ただただエロい!エロいねん!佐々木心音。

濡れ場の限界点を探るかのエロさ。

そこ超えたらもうAVよ!その線超えたらAV!
超えるの?超えちゃうの!?あかんあかん!
ちょっと!!今の超えたんちゃう!?どうなの!?審判見て!!

そういうヒヤヒヤを感じてたのは僕だけではないはず。

そんな僕のヒヤヒヤがあろうがなかろうがどうだっていい。
やはりそこは石井隆監督作品。

まだ観てない人もいらっしゃるでしょうから僕が映画ファンとしてしっかりと内容を説明しましょう。
こちらの作品は・・・エロさというものに幻想というコーティングして、さらにエロくも感じさせながら、アングラファンタジーでフィナーレをむかえると言うまさに石井監督らしさで・・・・・

えーい!そんな知ったかぶりの小難しい説明なんかどうでもいいわーい!
マジでエロいねん!!その一択!一択のみ!!


監督ごめん!!

気を取り直して簡単なストーリーを言いますと何をやってもうまくいかない柄本佑演じるサラリーマンが迷い込んだある建物の中で1体の精巧なマネキンと出会う。もうエロい(超個人的な感想)


突然動き出したり話したりするそのマネキンと欲望はち切れんばかりにセックスしたり世話したりしていきファンタジックなクライマックスへ。
この映画の濡れ場に関して言いたい事はまずその絡みシーンの長さ。
絡み方のねっとり加減。全裸の長さ。

普通の濡れ場映画なら男女が盛り上がって盛り上がってくんずほぐれつしながら・・・あ!見えた!今見えたよ!!と大騒ぎ。

この映画一味違う。
盛り上がる前に全裸。そこからグラフは頂点のまま平行。ずっと見えてる。

もう・・・見えすぎてる。

そして漠然と思った。「これどうやって撮影してんの?」

例えるなら映画『ダークナイト』の長いトラックがブチ上がるシーンを
「これどうやって撮ってんの?CG?え?生?これマジで撮ってるんや!?だからリアリティあるんや!ノーランすげえな!」
そう知って感動した瞬間もこの映画にはあります。

「え?これ柄本佑君大丈夫?この長尺、この柔らかそうな体、このカラミ方?これ柄本佑君がAV男優じゃないと勃起しちゃうよ!前貼りからバットモービルが出ちゃうよ!!そもそも佐々木心音は柄本君をヌきにかかってないか!?おい!柄本君頑張れ!!堕ちるな!」

後半は柄本君の心配ばかり。こんなもん千日回峰行をも超える苦行。

僕だったら絶対空き時間「ちょっとトイレ行ってきます」とシャコシャコしてから賢者の顔で本番に行く。

柄本くんは・・・プロだから行ってないよね・・・
悶え苦しむ撮影だったろうて。

キンタマの中で行き場を失った精子たちが蠢いてキンタマ腫れて激痛だっただろうな。

もはやラストタンゴインパリ。やったのか?やってないのか?そんな論争だって起こりかねない。

いやはやとんでもない女優です。
なんたって顔かぶっちぎり可愛いというわけではない、現在演技がうなるほどうまいという訳ではない。
男が好きな緩さを感じさせる可愛さ。

簡単に言うと・・・つまり「すぐやれそう」なのだ。

体といえば胸よし、肌感よし、肉感よし、随時ちょっと空いた口よし、したいんだったらイイよと言わんばかりの目よし。

ヒョードルのような五角形。

僕が同じ系統の女優なら殺し屋雇っても消さなければならない存在。
それくらいイカツイ存在なのだ。

いやお前ただ潔く脱いでる奴褒めてるだけやないか。

と言われれば答えはひとつ。

「そうだ。」

園子温監督の『TOKYO TRIBE』のオープニングのわずかなシーンで脱いでプリンとしたおっぱいを披露し世の男性の下半身を瞬間的に沸かした。
主役の清野菜名の初脱ぎをも霞ませたおっぱいパワー。

佐々木心音にはAVと映画の中をこれからも軽快に泳いで欲しい。
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(文:南川聡史)

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