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美女揃い!『あさひなぐ』舞台挨拶レポ!撮影エピソードが多数登場!
※文末に記事内掲載以外の写真を含めたギャラリーを設置しております。
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人気アイドルグループ・乃木坂46を主要キャストに迎え、こざき亜衣の人気コミック『あさひなぐ』を原作として舞台と映画を同時展開する『あさひなぐプロジェクト』。その実写映画版『あさひなぐ』が完成し、8月28日(月)東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて完成披露上映会が開催されました。
主人公・東島旭を演じた乃木坂46・西野七瀬さんら主要キャストと英勉監督が登壇。高校のなぎなた部を描く本作の撮影にあたっての苦労話や裏話が語られました。
一から始めた“なぎなた”に苦戦
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■主人公・東島旭を演じた西野七瀬さん
本作が映画初主演となる西野は、「今年の年明けぐらいから(薙刀の)稽古を始めて、撮影期間中も並行してやってたりしたんですけど、なぎなた自体も重くて扱うのが大変やったし、足の裏の皮がめくれそうになったり、腕が筋肉痛やったりとかいろいろ苦労した」と撮影時の苦労を振り返り、
「日本らしい、なぎなたを知ることが出来たし、身をもって教わることができてすごく良い経験になった」と貴重な経験ができたことへの感謝の気持ちを表します。
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■言葉のキツイ剣道経験者・八十村将子を演じた桜井玲香さん
本人のイメージと違うキャラを演じた感想を聞かれた櫻井さんは「皆さんにはキャラと違うと言われたけど、私自身はそんなに違和感を感じてなくて作り込みやすかった。人生で初めて金髪にして髪も切って形から入った」と役作りに自信を見せつつ、
「剣道経験者の役だったので、試合シーンに剣道要素を入れたらそれらしくなると思って入れてみたら難しかった。それと、舌打ちって結構難しいんだなぁと思いました。監督が試合中に、もっと暴言を吐いてくれ、相手を罵ってくれって言われたんですけど、(なぎなたと暴言)どっちに集中していいか分からなくなりました」
と演技以外の部分に苦労したことを披露。
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■英勉監督と、お嬢様でありながら毒舌な紺野さくらを演じた松村沙友理さん
ご自身の経験と役の上での青春の共通点などを聞かれた松村さんは「みんなで一からなぎなたを始めたっていうのが入学したような気持ちだった。メンバーも頑張ったし、スタッフさんも監督も毎回(なぎなたの)練習に付き合ってくれたし、夜遅くまで練習したりしてみんなで作ってるって感じが青春でした」と楽しげに語るも、続けて心折れそうになった部分を聞かれ、
「試合シーンは重要なので、1ヶ月前からずっと試合の段取りを練習してたのに、撮影前日に監督が内容を全部変えて、明日撮影できないと思って一瞬涙が出ました。それを監督は笑って見てた」
と暴露し、これには監督も苦笑い。
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■主人公の憧れの先輩・宮路真春を演じた白石麻衣さん
7歳からのなぎなた経験者でエースである宮路真春を演じた白石さんは「兎に角なぎなたが強くなきゃいけないというところで、(なぎなた練習の)初日に指導の先生から『真春ちゃんだけ特別に厳しくビシバシいくからね』と言われて初日から心折れそうになった」と告白。
「でも、なぎなたをやっていくと楽しいし、できてくると嬉しくて、全然苦ではなかったですね。(自分の登場シーンの)試合数がとにかく多くて、一つ試合(シーンの撮影)が終わっても次があるので体育館で新しい試合の段取りを覚えたりして、ひたすら覚えなくちゃいけなくて、それは大変だったけれど楽しかったです」と振り返りました。
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■3年生の引退後に新部長となる野上えりを演じた伊藤万理華さん
ストーリーを形作っていく重要な役柄を演じた伊藤さんは「前半は物語を進めていく進行役だということで、乃木坂ではそういうポジションにいないし、寧ろやらないタイプなので、部長役をやると聞いてびっくりした。セリフ量とテンポのいい営業っぽいセリフ回しに苦戦しました」と自身とキャラクターの違いに苦労したことを振り返ると、乃木坂46のキャプテンである櫻井さんが「ちゃんと部長でした。なので(劇中のキャラの中で)一番感情移入しちゃうんです。悩みや苦労が分かりすぎて、それだけ(伊藤さんが演じる野上えりが)部長っぽかったんだと思います」と称賛。
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■心も体も大きい・大倉文乃を演じた富田望生さん
今回登壇したキャストの中で唯一乃木坂46メンバーでない富田さんは、オファーを受けた時の気持ちを聞かれ「原作モノを実写化するにあたって、大倉文乃というデカイ人物が必要となった時にキャラクターの設定を変えて可愛い子を入れるよりも富田に任せようって言ってもらえる存在でありたいと思っていました。オファーを頂いた時には素直に嬉しかったです」と振り返り、
「正直、練習に入るまでは(乃木坂46メンバーの中に入っていくことに)不安があったけど、皆さんもの凄く優しいんです。おいでって感じで迎え入れられて、練習初日で不安は消えました」と感謝の気持ちを表します。
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■ライバル校のエース・一堂寧々を演じた生田絵梨花さん
主人公たちのライバル校のエース・一堂寧々を演じた生田さんは、演じた感想を聞かれ「原作では、気が強いキャラクターの背景が描かれているんですけど、映画ではそれがほとんど無かったので、怖いとか強いといったイメージだけになると勿体無いと監督とも話をさせて頂いて。子供らしさからくるふてぶてしさや、スネている感じといった可愛らしさも入れ込めたんじゃないかと思います」と自信を見せ、「(なぎなたの)手数がすごく多かったので、まずは型の順番を覚える、身体に写す前にまずは頭で暗記してから行動に移す、という感じで本当にずっと勉強をしているような気分でした」とその苦労を振り返りました。
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■今作のメガホンをとった英勉監督
キャストの皆さんが苦労したなぎなたの試合シーンについて英監督は「なぎなたの試合シーンは殺陣でもないし、アクションでもない。練習をやっていくうちに(キャラクターそれぞれの)役柄としてのなぎなたが出来上がって、吹き替えではもう真似できないんですね。立ち方から打ち方逃げ方、姿勢、みんなキャラクターに乗っかったことをやってくれているので、これはもう(面で隠れて)顔見えようが見えまいが本人にやってもらおうと思った」と吹き替えなしで試合シーンを撮るに至った経緯を明かしました。
完成祝いの鏡割り・ヒット祈願の乾杯
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トークセッション後には映画『あさひなぐ』の完成を祝して大樽が用意され、鏡割りが行われました。
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本来なら日本酒が入っているところですが、高校の薙刀部が舞台となる青春映画ということで樽の中身はスポーツドリンクとのこと。
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続いて、白石麻衣さんの発声で本作のヒットを祈念しての乾杯。
同世代へのエールとなる作品
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最後に主演の西野さんから「ここにいるメンバー、今日いないキャストの皆さん、なぎなたの指導をしてくださった先生の皆さん、スタッフさん、監督、いろんな人の力を合わせて作った素敵な作品です。公開までまだ少しあるので、その間に私たちもできる限りのプロモーションを頑張っていきますので、皆さんも映画『あさひなぐ』を応援していただけたら嬉しいです」と締めくくりました。
今回の舞台挨拶では、乃木坂46メンバーを中心としたキャストの皆さんが撮影前から連日のようになぎなたを練習し、苦労して作り上げたことが伝わってきました。私はまだ本作を観てはいませんが、本当の女子高生のように和気藹々とした雰囲気の中にも真摯になぎなたに打ち込む姿が目に浮かぶようです。
主演の西野さんは試合シーンを吹き替えではなく自分でやりたいと監督に直訴したほど、漫画原作の実写化でアイドル主演だからといって侮れない部分もあり、普段こうした青春ものはあまり観ない私も観てみたくなりました。 また、本作は色々なものに打ち込む同世代の子たちには良いエールとなる映画なのではないでしょうか。
映画『あさひなぐ』は9月22日(金)から全国公開となります!
写真ギャラリー
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(写真・取材・文:いぢま)
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