魂が呼応する『闇の法執行人』、竹内力 主演×小沢仁志 監督



©2017「闇の法執行人」製作委員会


こんにちは、八雲ふみねです。

今回ご紹介するのは、ドラマシリーズ『闇の法執行人』。かつてのVシネマブームを彷彿させるオリジナル連続ドラマです。

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.120



親友の裏切りにより資格を剥奪された、元エリート弁護士の男。

正義感ゆえ効率主義の弁護士事務所を辞めた、新人女性弁護士。

長年の裏悪事がバレたことから閑職に追いやられた、マル暴刑事。

ひょんなことから出会った三人が世の闇に潜む巨悪を裁くため、プライドを賭けた壮大なリベンジ・マッチに挑む…。

汚れた世界のコトは、汚れた世界の中でカタをつける…。竹内力キャリア最高傑作となる新シリーズ!


最近では、そのイカツいイメージを覆すかのように、バラエティ番組で新たな魅力を発揮している竹内力。大人から小さな子どもにまでお茶の間での人気も浸透していますが、その素顔は主演作250本超を誇るVシネマの帝王。

「難波金融伝 ミナミの帝王」「仁義」「岸和田少年愚連隊 カオルちゃん最強伝説」など、数々のヒットシリーズを世に放ってきました。

その一方で、『聖の青春』や『オケ老人!』といった全国ロードショー規模の作品に名を連ねる映画プロデューサーとしての顔も持ち合わせています。

芸能生活30周年を昨年迎えた竹内力、彼にとってキャリア最高傑作とも呼べる新シリーズが誕生しました。元弁護士の龍崎が闇の巨悪と闘うハードボイルド劇、「闇の法執行人」です。

竹内力×小沢仁志=原案・製作総指揮・主演&監督、これまでにない立場で共闘


竹内力が原案・製作総指揮・主演を務める本作は、第1話〜第3話まで今年6月にJ:COMプレミアチャンネルで放送。そしてその続編となる第4話〜第6話が、9月からJ:COMプレミアチャンネル(299ch)、J:COMオンデマンドでオンエア&配信がスタート。

さらに第1話〜第3話までは、映画・チャンネルNECOでオンエアが決定しています。

主人公の龍崎剛は、竹内力がこれまで演じてきたキャラクターの中でも、64作続いた「ミナミの帝王」の萬田銀二郎の頭脳明晰さと、56作続いた「仁義」の神林仁のような腕っぷしの強さを兼ね備えたような人物。

“文武両道”の最強キャラクターといったところでしょうか。

そこに「水戸黄門」や「必殺仕事人」や「赤いシリーズ」といった昭和の名作ドラマの要素を散りばめ、サスペンスフルに展開していきます。
泣ける要素にどんでん返しまで盛り沢山。

「誰かと同じことをやっていてはダメ。予想を覆すことをやり続ける」という竹内力の信念さながら、唯一無二な作品に仕上がっています。



©2017「闇の法執行人」製作委員会


実際に起きた事件や時事をモチーフに描き出す“弱きを助け強きをくじく”という勧善懲悪的な世界観が、さらにディープに迫力と深みを増していく第4話〜第6話。
それもそのはず、監督を務めたのはなんと“顔面凶器”の異名を持つ俳優、小沢仁志。

これまで竹内力と数多くの作品で共演してきた“戦友”とも言える二人が、今シリーズでは、主演・竹内力×監督・小沢仁志という、今までにない関係性で初タッグを組んでいます。

数多くの作品に出演すると同時に、実はクリエイターとしての顔も持ち、その演出力が高く評価されている“OZAWA”こと小沢仁志。

画作り、演出、演技、どれを取ってもブレがなく、いわゆる“Vシネマ”と呼ばれるビデオストレート作品ならではの勢いや活力がダイレクトに伝わってきます。

竹内本人に「竹内力を雑に扱うな」と、撮影前にアドバイスしたというOZAWA監督の言葉にも象徴されるように、お互いへのリスペクトが作品の随所に垣間見え、ファンにとっても嬉しいタッグが実現しました。

強面コンビの登場に、ファンも戦々恐々?!


本作のオンエア&配信に先駆けて行われたスペシャルトークショーに、竹内力と小沢仁志監督が登壇。

八雲ふみねが司会を務めました。




強面で半ばガンを飛ばしながら(?!)登場したお二人に、恐怖の…、いや、感激のどよめきが起こった会場内。

いやぁ〜、オーラがハンパないっす!

しかし「二日酔いで真っすぐ立てねぇ…」と超低音で挨拶するOZAWA監督に、打って変わって大爆笑。

そう、これが最初のご挨拶、なんですよ。
その後は、冗談とも本気ともつかないトーク&下ネタが炸裂。

「一緒に飲んでる時に、力が俺の酒に睡眠薬を盛ったんだよ。気がついたら契約書に拇印を押させられてた」と、OZAWA監督が暴露すれば…。

「薬物疑惑はないっ!!」と全否定する竹内さん。

「(小沢さんは)監督として素晴らしい才能を持っている人。それを世界に発信したかった」と、竹内さんがアツく語れば…。

「俺、監督やるの好きじゃないんだよ。出番終わっても帰れないし…」と、バッサリ。

気心が知れたお二人の丁々発止に、ファンの皆さんも歓喜喝采なひと時でした。



作品情報


闇の法執行人

第4話〜第6話 J:COMプレミアチャンネル、J:COMオンデマンドで9月放送&配信開始
第1話〜第3話 映画・チャンネルNECOで9月放送)

キャスト:竹内力、岸明日香、山口祥行、渡辺裕之 ほか

第1話〜第3話 監督:仰木豊 脚本:清水匡、おおぎゆたか
第4話〜第6話 監督:OZAWA 脚本:小谷暢亮

©2017「闇の法執行人」製作委員会

公式サイト
http://www2.myjcom.jp/special/tv/drama/takeuchiriki/
https://www.necoweb.com/neco/sp/riki_drama/

(文:八雲ふみね)

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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