山田裕貴「ハイロー」シリーズを振り返るー「役柄とはいえ、本当に悔しかった」【短期連載・第1回】
「ハイロー3」は見る側も本気で闘ってほしい作品
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「ハイロー3」では、それぞれがなんのために闘っているのかを吐露するシーンがあるんですが、その言葉をしっかりと聞いてほしいです。
脚本家の平沼紀久さんが「裕貴、これ言いたいだろうなって思って!」と書いてくださったセリフがあるんです。まさに、僕が思ってることが詰まった、超言いたかった言葉。「村山、よく言ってくれた」という思いでした。九龍会との闘いに向けて、村山が山王連合会の前に現れるシーンのセリフなので、ぜひ注目してください!
「ハイロー」のよさって、ちゃんと痛みを知っている人が闘ってることだと思うんです。拳だけで闘うということは、見方によっては幼稚に見えるかもしれない。でも、いろんな力で何かを抑えることができる今の世の中で、そういう闘いのなかで見えてくるものもあるはずですよね。
(C)2017「HiGH&LOW」製作委員会
あと、津川雅彦さん(久世会会長・久世龍心)と岩城滉一さん(黒崎会会長・黒崎君龍)のシーンで、津川さんのとあるセリフに、ものすごくしびれました! 僕はその言葉から、EXILEさんの「HEART OF GOLD」という曲のPVを思い出したんですが、LDHさんの信念とか未来の子供たちに伝えたいメッセージが込められているのかなって。
あのカットだけでも、この映画を観る価値があると思うくらい感動したので、観ていただければ「山田の言ってたセリフはこれか!」と、わかってもらえると思います。
世の中にはいろんな人がいて、自分が間違っているとは絶対にみんな思ってない。でも、「間違ってる」と思えなくても、「間違ってないかな」って思えるだけでも違ってくる。自分を疑う強さを持つことの大切さを気づかせてくれるはずです。
目当てのキャストがいて、この映画を見る人も多いと思うんですが、ただ「かっこよかった」というだけじゃなく、何かに気付いたり、意味を探してもらえたらうれしいなと思います。この作品が何を伝えようとしているのか、見る側も本気で闘って見つけてほしいです!
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映画『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』は11月11日(土)公開です。
連載第2回は、11月18日(土)更新。写真集「歩」についての話題をお届けします!
■山田裕貴連載一覧
山田裕貴(やまだ・ゆうき)
1990年9月18日生まれ。愛知県出身。『海賊戦隊ゴーカイジャー』(2011)でデビュー。2017年公開作は『破裏拳ポリマー』『HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY』『二度めの夏、二度と会えない君』『トモダチゲーム 劇場版FINAL』『闇金ドッグス7』『亜人』『あゝ、荒野』『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』など。『デメキン』の公開を12月2日(土)に控えるほか、2nd写真集「歩」が11月18日(土)発売。
撮影協力:「ガストロパブ オーガスタス」
渋谷でイタリア料理やスペイン料理の経験を積んだシェフによるジャンルにこだわらないバラエティー豊かな西洋料理を楽しめます。オーストラリアへ足を運んだソムリエによる本格ワインも揃えているので「食べる楽しみ」と「飲む楽しみ」の2つを実現できる新しい形態のお店です。
1人でふらっと気軽に入れる渋谷のお店ですが、出される料理はオーストラリア仕込みの自家製『豚肉と赤リンゴの自家製ソーセージ』などのオリジナル料理をご用意しております。
「ガストロパブ オーガスタス」東京都渋谷区渋谷3-15-2 コンパルビル2F
https://www.gastropub-augustus.com/
(写真:生熊友博、取材・文:大谷和美)
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