「陸王」第4話放送前にチェック!注目すべき登場人物まとめ

今夜21時から、第4話が放送される日曜劇場「陸王」。役所広司さん主演、寺尾聡さんなどベテラン俳優勢から、山﨑賢人さん、竹内涼真さんなど若手まで幅広く出演しており、アツい男たちの物語です。

今回は、これまでのあらすじを振り返りつつ、見どころをご紹介します。

これまでの「陸王」のあらすじ


「陸王」第1話


第一話 役所広司・15年ぶり連ドラ出演~倒産寸前の足袋屋が大企業と悪銀行に挑む!親子と仲間の愛で復活なるか



第1回放送は、2時間とかなりボリュームのあるストーリーでした。

物語の舞台となるのは、埼玉県行田市にある足袋の製造会社「こはぜ屋」。4代目社長を務めるのが、主人公・宮澤鉱一(役所広司)です。

100年続く老舗の足袋会社ですが、年々需要が減少気味で、融資を受けている会社の担当者である坂本(風間俊介)から、新たな事業を展開するべきだと助言を受けます。

鉱一の娘(上白石萌音)からシューズの購入を頼まれ店に行くと、そこで見つけたのが五本指に分かれたランニングシューズでした。それを見て、足袋の技術を活かしたシューズづくりができないかと閃きます。

早速動き出した鉱一は、坂本からスポーツ用品店の店長でランニングインストラクターの有村(光石研)を紹介され、訪れます。そこで、一度実際のマラソンを見てみないかと誘われ、かつてスポーツをやっていた鉱一の息子・大地(山﨑賢人)とともに観戦するのでした。

これは、実業団ランナーの茂木(竹内涼真)と毛塚(佐野岳)が出場することで話題になっていたマラソン大会で、観客も賑わいます。ところが、茂木がレース中に怪我で倒れ込んでしまい、リタイアになってしまいます。それを目の前で見ていた鉱一は、脚に負担がかからず、怪我のしづらいランニングシューズを作ることを決心したのでした。

そして、「こはぜ屋」がつくるランニングシューズを“陸王”と名付けたのでした。

「陸王」第2話


第二話 執念で完成させろ!想いは金に勝てる?


“陸王”の開発を進めるも、完成には程遠く険しい道のりです。

やっとの思いで一度完成まで辿りついたものの、現状では靴底のソール部分がもろく、耐久性には優れませんでした。走法を矯正するトレーニング用として使用できたとしても、他社の耐久性には到底及びませんでした。

他方、親身になって協力してくれていた銀行融資担当の坂本が、こはぜ屋に肩入れしたばかりに出向されることになります。担当者が代わり、これ以降、融資を受けるためには「“陸王”の開発をやめ、こはぜ屋の従業員を数名リストラする」ことを条件として提示されてしまいます。

しかし、鉱一は“陸王”の開発を続けることを決意し、リストラも拒否しました。

さらに、坂本が去り際に教えてくれた、繭で作られた素材「シルクレイ」が靴底のソール素材として適していることが判明。ランニングインストラクターの有村も「これ以上ない」と興奮気味でしたが、シルクレイの特許は飯山(寺尾聡)という男が持っていました。

飯山は、2年前に自社が倒産して以来、消息不明だったのです。“陸王”への使用許可を得ようと飯山を探し出すのですが、他会社から好条件でシルクレイ使用の打診もあったことから断られてしまいます。

『陸王』第3話


第三話 世界に一つのシューズを息子に託して!


飯山の元へ通い、こはぜ屋の見学をお願いするなど、懸命な説得によって信頼関係を築いた鉱一。それにより、他社との契約の話が消失した飯山は、こはぜ屋にシルクレイの使用許可を出します。さらに、飯山も“陸王”の開発チームに加わることになりました。

まず、シルクレイをランニングシューズのソールとして使用するには、硬さの調整をしなければなりません。

飯山の助手に、鉱一の息子・大地を任命し、ふたりで寝食を忘れて硬度の調整に没頭します。しかし、なかなか結果が出せない二人。就職活動中だった大地は、大事な選考会に遅刻してしまうほどの寝不足になり、飯山と一悶着ありながらも、懸命に研究を続けます。

一方の茂木は、ついに初期段階の“陸王”を履いていました。怪我からの復帰が長引き、スポンサード契約をしていたシューズの会社からも打ち切られた矢先のことでした。最初はその履き心地に驚いていましたが、ソールの脆さが露呈して、短期間でトレーニング用としても使用できなくなっていました。

こはぜ屋では、夜遅くまで粘る飯山と大地に、鉱一が差し入れしたコーヒーがヒントになって、ついにランニングシューズに適した硬度のシルクレイを作ることに成功したのでした。

『陸王』の注目キャラクターまとめ






『陸王』はアツいキャラクターが多いのですが、その反面、悪い企みをするキャラクターもいて、池井戸潤さん原作の作品らしい感じがします。その中でも、現時点で特に注目したいキャラクターを紹介します。

1.どこまでも「こはぜ屋」に献身的な銀行員・坂本太郎


風間俊介さんが演じている坂本太郎は「いいヤツ」という言葉がぴったりなキャラクターです。

銀行員という立場を通り越して、こはぜ屋のためを想う助言やサポートがあってこそ、陸王の開発が進められています。陸王のソールとして今後さらに活躍するであろう天然素材シルクレイを見つけ出してきたのも、坂本でした。出向されて勤務する支店が変わっても、鉱一と定期的に会い、情報交換しあっているのは坂本の熱意あってこそです。

そして風間俊介さんも、素直でまっすぐな坂本を熱演されています。風間さんは過去に悪役も演じたことがありますが、温和な雰囲気のある容姿からも、坂本はハマリ役と言えるのdえはないでしょうか。

2.池井戸潤原作の日曜劇場に2度目の出演!2人の若手俳優







やはり注目したいのは、同じ日曜劇場枠で池井戸潤さん原作の『下町ロケット』に出演していた竹内涼真さん、佐野岳さんではないでしょうか。

『下町ロケット』では同じ会社に務める同士(会社内では一悶着あったと記憶していますが)でしたが、今回ふたりが演じる茂木と毛塚は、大学生時代からの陸上のライバルです。

茂木は、野球で肘を怪我して選手生命を絶たれたところに「脚なら」とマラソンを始めた苦労人であるのに対し、毛塚は父親がマラソンランナーで幼少からエリート教育を受けてきたという全く違う人生を歩んできたようです。

怪我からの復帰を目指す茂木と、スポンサード契約しているシューズ会社から手厚くもてなされる毛塚の二人が、今後どんな関係性を築くのかはまだわかりませんが、二人からは目が離せません。

3.これから変化しそうなキャラクター


第4話にも動きがありそうなのが、シューフィッターとして茂木を献身的に支えてきた、シューズ会社の村野(市川右團次)です。

選手のことを想って、状況に合わせてシューズ選びをする村野に対し、営業部長の小原(ピエール瀧)や、小原に従う佐山(小藪千豊)はビジネス重視。すでに、ウマが合わない場面が何度もありました。

選手のことを第一に考えてきた村野が、自身の進退を決断するのはもう間もなくかもしれません。




さらにもう一人、鉱一の息子、大地(山﨑賢人)にも変化がありそうですね。

就職活動では何社受けても落ちてばかりで、自信を喪失し自分の進みたい道を見失っていましたが、飯山とシルクレイの硬度の調整に成功した大地の表情には達成感が溢れていました。

進路の決断はもちろん、諦めが早く投げやりになっていた性格にも変化があるかもしれません。

「陸王」第4話は今夜9時から!


第4話では、茂木が会社から陸上の引退を提案されてしまうようです。完成まで少しずつ前進している「こはぜ屋」の“陸王”が茂木の手に渡り、実際に履いてもらえる日が来るのでしょうか。

毎回胸に響くエピソードや、思わず涙してしまう場面が満載で、見ていてとても充足感のあるドラマです。全編を通してストーリーは続いていますので、まだ観ていない方はぜひ早めの視聴をお勧めします!

(文:kamito努)

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