乃木坂46 能條愛未、名作『レオン』を語る!
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今週の乃木坂週刊映画は、ジャン・レノ、ナタリー・ポートマン、ゲイリー・オールドマンらが出演した1996年の映画『レオン』。今でも語り継がれる不朽の名作は、能條さんの目にはどう見えたのでしょうか。
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『レオン』の作品概要
家族を惨殺された12歳の少女マチルダは、隣の部屋に住む殺し屋レオンに助けを求める。戸惑いながらもマチルダに救いの手を差し出すレオン。そこから二人の奇妙な共同生活が始まった。弟の仇を討ちたいというマチルダにしかたなく殺しのテクニックを教えるレオンと、読み書きもできないレオンに文字を教えるマチルダ。やがて二人の間には父娘とも恋人ともつかない愛情が芽生えていくが…。
「乃木坂46えいご(のぎえいご)」の番組で本作を知った
この映画は名作ではありますが、巡り会う機会がなくずっと知らないでいました。
レギュラー番組の「乃木坂46えいご(のぎえいご)」で『レオン』のワンシーンを見てどう喋ってるかを考えるという企画をやって、その時に内容を知りました。
映像を見た瞬間に、これは絶対に私の好きなタイプの映画だなと思ったんです。
それですぐに借りて見ました。
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凄まじい映画、完全に飲み込まれました
名作と言われる理由は見れば納得でした。言葉で表すのが難しいほど。完全に作品に飲み込まれました。
序盤の暴力的なシーンで完全に圧倒され、その後はジャン・レノさん演じるレオンとナタリー・ポートマンさん演じるマチルダの共同生活に様々な感情を抱き、ゲイリー・オールドマンさん演じる悪役のノーマン・スタンフィールドに怯えながら物語の行方を見守りました。
レオンも実際に殺し屋なので恐い人なんだろうなと思って見ていたのですが、全くそんなことはありませんでした。マチルダと出会って、共同生活が始まってからの彼は可愛らしいというか、殺し屋でいる時と違う一面を見せていました。
家に戻って観葉植物を大切に育ててたり、映画館に行って映画を見ている時はぽかんとした表情を浮かべたりとか、そういう彼の自然な部分が垣間見えて、どんどん好きなキャラクターになっていきました。ある種、私もマチルダの気持ちで見ていたのかもしれません。
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ジャン・レノさん演じるレオンの静かな演技
レオンが殺し屋なので、様々な部分で“普通じゃない”を感じました。
特に家での過ごし方は普通じゃないなと思いました。常に危険と隣り合わせでいるので音に敏感。周りに気を配りながら生活しています。夜も椅子に座ってサングラスをかけて、何をするまででもなく座っている様子も不気味でした。
静かな行動、静かな表情の奥に潜む気迫が伝わってきて凄いと思いました。
それでいながら前述の普通の人間の部分も見せるんです。そのギャップと言いますか、「この人も人間なんだな」と愛着が湧く二面性のある演技が本当に素晴らしいと思いました。
ナタリー・ポートマンさん演じるマチルダの色気のある演技
ナタリー・ポートマンさんが演じるマチルダは子供だけれど子供じゃない。そんな印象を持ちました。
12歳であそこまでの色気が出せるのが本当に凄いと思いました。
他にも恐怖で震えている表情や表情で語る演技なども凄かったです。
「凄い」の連呼で恐縮ですが本当に凄い演技でした。
色気、狂気、瞳の奥の悲しさ、それら演技にとても感銘を受けました。
ゲイリー・オールドマンさん演じるノーマン・スタンフィールドの狂気の演技
ゲイリー・オールドマンさん演じるノーマン・スタンフィールドはとにかく恐い!
普段映画で見る様々な悪役とも何かが違います。狂気に満ちた表情というか、人格が変わる瞬間の表情が脳裏にこびりついて離れません。
あそこまで一気に豹変するのは本当に恐ろしいなと思いました。
人を銃で殺す時も何とも思ってない。この人は本当にサイコパスなんだろうと思いながら見ていました。
もし自分があのような狂気じみた悪役をやる機会があったら、是非参考にしないとなと思いました。
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クライマックスの悲しさは忘れられない
詳細は避けますが、とにかく悲しいクライマックスでした。観葉植物が伏線になっているので、これからご覧になられる方は是非観葉植物にも注目して見てください。
この映画は私と同世代の若い方に特に見てほしいですね。
名作だけれど昔の映画だからとまだ見ていない方も多いと思うんです。そういう方には少し前の映画だからと言って敬遠しないで見てほしいと思います。
(取材・構成:柳下修平/撮影:MAKOTO TSURUTA)
能條愛未 プロフィール(Ami Noujo Profile)
能條愛未
1994年10月18日 神奈川県生まれ 血液型 A型
乃木坂46 一期生メンバー
月に10本は必ず見るというほどの映画好き。
映画、舞台と女優としての活動の場をひろげるほか、バラエティーでも持ち前のセンスで活躍中。
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