映画コラム

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2018年01月25日

オレたちが観たかったマジンガーZが『マジンガーZ / INFINITY』にいる!!

オレたちが観たかったマジンガーZが『マジンガーZ / INFINITY』にいる!!



©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会




こんにちは、八雲ふみねです。
今回ご紹介するのは、現在公開中の『マジンガーZ / INFINITY』。
ハリウッドも多大な影響を受けたロボットアニメが45年ぶりに復活です。


八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.140




スーパーロボット・マジンガーZを操り、人類を滅亡の危機に陥れようとした悪の科学者Dr.ヘルと彼が率いる地下帝国を壊滅させた兜甲児。あれから10年の月日が流れ、世の中は平和を取り戻していた。

兜も祖父や父と同じく科学者の道を歩んでいたが、ある日、富士山の地中で巨大な構造物と遭遇。
同時に宿敵Dr.ヘルも復活し、兜は再びマジンガーZを操縦して過酷な戦いに身を投じることとなるが…。



©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会




45年ぶりにアニメ映画化だゼェェーーット!!


不朽の名作ロボットアニメ「マジンガーZ」が世に送り出されたのは、1972年。
希代の天才・永井豪が考案した“乗り込み型ロボット”というまったく新しいコンセプトを持つ本作は、これまでのアニメの常識を覆し、日本のみならず世界中で大ヒットを記録。

『パシフィック・リム』のギレルモ・デル・トロ監督や『アバター』のジェームズ・キャメロン監督に多大な影響を与えるなど、現在も色褪せることなく愛され続けています。
本作をリアルタイムでは見たことがない人も、主題歌はご存知の方も多いことでしょう。

マジンガァァーーー、ゼェェーーット ♪

…という、アニソン界の帝王・水木一郎アニキによる“雄叫び”は、一度聞くと耳から離れない中毒性がありますよね。

かつての名作アニメが続々リメイク、あるいは実写映画化される昨今、あれこれリメイクされすぎてもはやネタ切れ感を持っていた人も「マジンガーZ」復活の情報を耳にした時には「そうだ、まだ『マジンガーZ』があった!」と狂喜したのでは。

永井豪画業50周年記念作品として、ついに復活した『マジンガーZ / INFINITY』
水木一郎アニキのさらなる“雄叫び”とともに、元祖にして伝説のアニメがついに起動しました。



©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会





熱いロボット愛の持ち主ほど思いっきり浸れる!オレたちが観たかったマジンガーZがココにいる!!


こうしたリメイク作品を観る時にいちばん気になるのが、過去にその作品に夢中になったのと同様に新作を楽しめるかどうか。

事実、どの作品にも見どころというものはあり、誰もが楽しめるエンターテイメント作品として制作しており、何よりも制作者たちがそのプレッシャーを一身に受けて作品を手がけていることは重々承知しています。

しかしファンの立場からすると、熱烈に愛する作品ほど自分の記憶の中でどんどん成長して、ある意味、まったく別モノくらいの神々しい存在になっているものなんですよね。

そういうファン目線で観ても、初めて「マジンガーZ」の世界に触れる人が観ても、圧倒的に強くて正義に満ち溢れている本作のマジンガーZの姿には激アツすること間違いなし。

研究所のプールの水が割れてマジンガーZが出てきたり、ジェットスクランダーで空を飛んだり、オリジナルを徹底的に再現した描写に、かつてテレビにかじりついて夢中で見ていた少年少女も童心に帰ることでしょう。

そしてオリジナルからのファンなら、兜甲児演じる森久保祥太郎の「マジンゴー!」や「ブレストファイヤー」などの雄叫びが、当時の石丸博也に似ていることにも気づくのでは。

単純明快なストーリーで繰り広げられる熱いロボット愛はもちろん、みんなが観たかったマジンガーZが詰まってます!


©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会



マジンガーZの誕生日をみんなでお祝い。ゼットポーズも決まってるゼーーェット!


昨年、日本最速上映として開催された『マジンガーZ / INFINITY』ジャパンプレミアには、主人公の兜甲児役を務めた森久保祥太郎をはじめ、上阪すみれ、花江夏樹、朴璐美、宮迫博之、おかずクラブのオカリナとゆいPが登壇しました。




イベント当日の12月3日は、45年前に「マジンガーZ」がテレビ放送を開始した日。

ステージ上には「Z」と彩られた徳大ケーキが登場。
さらに会場が一体となって「45周年おめでとうだ、ゼーーェット!」の掛け声でおなじみのゼットポーズを決め、マジンガーZの誕生をお祝いしました。

その後のフォトセッションではなんと、登壇者がマジンガーZの手のひらに乗るという、前代未聞のスペシャルフォトセッションに。




ゼットポーズを決めるファンの皆さんの満面の笑顔に、私も司会を務めながらハッピーな気持ちに包まれたジャパンプレミアでした。

作品情報


マジンガーZ / INFINITY
2018年1月13日から全国ロードショー
原作:永井 豪
監督:志水淳児
声の出演:森久保祥太郎、茅野愛衣、上坂すみれ、花江夏樹、高木渉、山口勝平、菊池正美、森田順平、島田敏、塩屋浩三、石塚運昇 ほか
オープニングテーマ:「マジンガーZ」水木一郎
©永井豪/ダイナミック企画・MZ製作委員会
公式サイト http://www.mazinger-z.jp/

八雲ふみね fumine yakumo


八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com

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