映画コラム
僕たちのセロン様がまた脱いだ。
僕たちのセロン様がまた脱いだ。
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■映画の濡れ場大好き芸人の濡れ話
「セロンヌード」
この言葉を知っているだろうか?
超絶な美貌をもってして、幾度となく脱いできて、極東の僕たちから羨望の眼差しを受けているシャーリーズ・セロン様。
しかし、そのストイックさのおかげで、ちっとも僕たちがエロい気分になるヌードなどではない。
全く次元を超え、神々しいといっていいセロン様のヌード。
バカな僕たちに、いつだって女優が脱ぐ本当の意味を教えてくれる。
映画至上主義のヌード。
「ヌードは映画の為にある」。そう教えてくれるのが「セロンヌード」である。(断っておきますが完全に僕の造語です)
さあ、今回のセロンヌード作品はこちらである。
『アトミック・ブロンド』
シャーリーズ・セロンが、MI6の女スパイを演じた主演作。アントニー・ジョンソンによる人気グラフィックノベルを映画化したアクションスリラーで、「ジョン・ウィック」シリーズのプロデューサーや「デッドプール」続編の監督も務めるデビッド・リーチがメガホンをとった。
冷戦末期、ベルリンの壁崩壊直前の1989年。西側に極秘情報を流そうとしていたMI6の捜査官が殺され、最高機密の極秘リストが紛失してしまう。リストの奪還と、裏切り者の二重スパイを見つけ出すよう命じられたMI6の諜報員ロレーン・ブロートンは、各国のスパイを相手にリストをめぐる争奪戦を繰り広げる。
共演に「X-MEN」「ウォンテッド」のジェームズ・マカボイ、「キングスマン」「ザ・マミー 呪われた砂漠の王女」のソフィア・ブテラ。
セロン様の裏切り。
最近数多く作られているスパイ映画。
「スパイ映画のどこにセロンヌードがあるんだ?」そう思うでしょう?
ところがどっこい。なんとソフィアプテラとの同性愛シーンございます。ひゃっほい!
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セロン様とソフィア・プテラ。こりゃ楽しみしかねえなと思うワケなんですが…その楽しみが霞んでしまうくらいアクションがイカツイのです。
そのアクション。なんかすげえ似てる。何かに似てる…って思っていたのです。
そう『ジョン・ウィック』にすげえ似てる。
いわゆる、ピストルバンバン! 殴ってー蹴ってー。倒れたところをまた蹴ってー、とかじゃない。投げ、極めがしっかりしてる。
低いタックルから投げたり、巴投げっぽいものから肩車から豊富な投げ技と関節技。
いわゆるプロレスではなく総合格闘技のようなアクション。
それもそのはず、とてもハードな練習を積んでいて、その練習に耐える為に食いしばってた歯が折れたという逸話もあるほど。
さらに調べたら、たまたまキアヌ・リーブスのトレーニング場所が同じでスパーリング相手になってたとか…
『ジョン・ウィック』VS『アトミック・ブロンド』。
夢の対決やないか。こっちの方がアベンジャーズでしょうが。
お互い切磋琢磨した結果素晴らしいアクションになっている。(ま、この監督、『ジョン・ウィック』の監督やけどね)
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とにかく今回の作品も、またある意味「セロンヌード」にやられっぱなし。
素晴らしくエロいはずの同性愛のシーンなのに、それどころじゃない部分を魅せてくれるセロン樣。
傷だらけで氷水に入るシーンでトップレスが映るのに、それすら「は?」っていうタイミング。
手と足映ったからそりゃ映るでしょ? 程度の映り方。
じゃあ別になくていいのに。と思ってしまうがセロン様にとって必然。
エロさとかではなく、映画に重きを置いてるからこそのシーン。
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まだ観てない方は是非。
この監督、『デッドプール2』の監督でもある…楽しみ…。
(文:南川聡史)
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