総勢10人と2体が登壇!『劇場版 仮面ライダーアマゾンズ』完成披露舞台挨拶詳細レポ




仮面ライダー45周年プロジェクトのひとつとして、2016年4月からアマゾンプライムビデオにて配信スタートした『仮面ライダーアマゾンズ』。過激なアクション描写と重厚なストーリーで、大人向け仮面ライダーと呼ばれるほど現在のテレビシリーズとは一線を画す異色作となっています。

そんな『仮面ライダーアマゾンズ』はSeason1、Season2をへて、5月19日(土)公開の劇場版で物語のクライマックスを迎えます。

そして、2018年4月16日(月)、東京・丸の内TOEIにて『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』の完成と、配信劇場用に再編集した『劇場版 仮面ライダーアマゾンズSeason1 覚醒』、『劇場版 仮面ライダーアマゾンズSeason2 輪廻』の公開を記念して、舞台挨拶が開催されました。

イベントには仮面ライダーアマゾンアルファ/鷹山仁(たかやまじん)役の谷口賢志さん、仮面ライダーアマゾンオメガ/水澤悠(みずさわはるか)役の藤田富さんを始めとした、シリーズそれぞれの主要キャストによる舞台挨拶も行われ、アマゾンズへの熱い思いを語りました。

ヒモに貢ぐ女性の気持ちになって




映画の完成を迎えた気持ちを尋ねられた藤田さんは「僕と谷口さんと石田監督でテレビ版Season1のオープニングを撮っているときに『映画までいけたらいいね』という話をしていました。それがいつの間にかキャスト・スタッフみんなの目標になっていたので、叶えることができて本当にうれしい」と感慨深げ。


これに対し、谷口さんが「映画って撮ったからには大ヒットしないといけないと思う。そのためには今日来てくれた皆さんひとりひとりの力が必要だと思っています」と映画に掛ける熱い思いを語り始めると、おもむろに会場に向けて「ヒモに貢ぐ女性の気持ちって分かりますか?(アマゾンズファンなら)分かりますよね。撮ったからには天下取りたいんですよ! ホントに! キャスト・スタッフ全員で命がけで作ったんで、ヒモを支える女性の気持ちになって是非この映画の宣伝をよろしくお願いします」と、人類最強のヒモと揶揄される自身の役柄に絡めたおねだりで会場を沸かせます。



また、Season1、2を通して谷口さん演じる鷹山仁を支え続けた泉七羽(いずみななは)役の東亜優さんは、「つい最近、劇場版のSeason1、Season2を観ました。あんなに濃かったものが、より一層ぎゅっと凝縮されていて楽しかったです。どんどんみんなの余裕がなくなっていく感じがハラハラドキドキで、より一層楽しめるようになっているんじゃないかなと思います」とコメント。

映画については「私は(Season2の最後に死んでいる設定で)もう居ないので、どんな感じで登場するのか、(Season2で死んだ)あのまま終わった方がよかったなんて言われないか、色々不安がありましたが、最後まで仁さんを見守れて幸せでした」 と、七羽らしいコメントで会場のファンの心を掴みます。

マスクと帽子でスター気取り?


同じくシリーズを通して出演している駆除班のリーダー・志藤役の俊藤光利さんは「駆除班は最初7人いたのが(殉職して)4人に減りまして、今日も僕だけになって…あ、でも隣りにいるな」と、Season1では駆除班のメンバーだったモグラアマゾン/マモル役の小林亮太さんとの久々の再開に思わず顔をほころばせる一幕も。続けて「(劇場版の)Season1、Season2は物語も濃く、瞬きする間もなく時間が過ぎると思うので、皆さん楽しんでいってください」と、劇場版に再構成された本作をアピール。



更に3月18日に東京・新宿で行われた「テロ災害合同訓練」「安全安心フェア」でのファンとの交流について訊ねられると「石田監督には『お前らが行ったところで誰が来るんだ』と言われていたんですが、(ファンの)熱量は本当にすごくて、イベント翌日に三浦孝太くんに会ったら『彼ら(俊藤さん以外の駆除班メンバー)ちょっと勘違いしてますよ。アマゾンズのファンが駆け付けすぎて、次の日全員マスクしてましたからね』と言われました」と、アマゾンズ人気の高さを物語るエピソードを紹介。

三浦さんが補足する形で「イベントの次の日に駆除班の3人にお会いしたんですけど、みんなマスクと帽子を被ってて『何スター気取りしてんだ!?』と思ったら『昨日すげーワーキャー言われたんだよ』って言ってたんです(笑)」と説明したところで、映画と関係ない方向に話が進んだことに業を煮やした谷口さんが「何で駆け付けちゃったんだよ! 要らないよ! この人(俊藤さん)映画(最後ノ審判)の話しねえし、一個も。帰れよ(笑)!」と俊藤さんに向けて悪態をつくと、会場は爆笑の渦に包まれました。



会場が落ち着きを取り戻したところで、劇場版『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』のメガホンとった石田監督が「Season1の企画から数えると3年弱になります。3年前にはこういう事(劇場版)になるとは思ってもいませんでしたが、作品を1本1本作り上げていく中でみんなの熱量が凄いので『もしかしたら…』と思うようになりました」と映画化までの道のりを振り返ります。

「それに加えて、今日お越し頂いているような(ファンの)皆さんの力というか応援というか、そういうものもひしひしと感じています。ご存知の通り、アマゾンズは過激な表現が盛り沢山で、ちょっと(視聴する事が)キツイところも多々あると思います。それについて来てくれる皆さんの応援があったればこそ今、この映画化というところに繋がっていると思うんです。そういう意味で皆さんに改めて感謝したいと思います。皆さんのおかげで僕たち映画撮れました。本当にありがとうございました」と、作品を盛り立ててくれたファンへの感謝を伝えると会場からは大きな拍手が起こります。



続いて、テレビ版のSeason2から登場した4Cの隊長・黒崎を演じた三浦さんは「Season1の成功は耳にしていて、Season2に出させて頂く事になって現場に行った時に、Season1からのキャスト・スタッフの一体感にビビってたんです」と、参加当初の率直な気持ちを吐露すると「これは4Cがぶち壊すぐらいの気持ちでやってやろうと挑んだんですけど、スタッフさんもキャストもみんな生き生きと現場で仕事をされていて入りやすかったので、僕らも4Cという新たな風を吹かそうと思って頑張ってやりました」とSeason2を振り返ります。

また、映画『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』の予告編が自身のセリフから始まっていることにMCが触れると、「あそこまで繋がるとは思ってもみませんでした。Season2が終わった時にはこのまま終わるのかなという気持ちでいたので、また映画で4Cとして(アマゾンを)ずっと追い続けているという事になっているので感無量でした」映画にまで出演し続けられた喜びをコメント。

ガチャピンとムックが次回作の出演交渉!?


舞台挨拶の中盤では、仮面ライダーアマゾンアルファ、仮面ライダーアマゾンオメガのボディカラーに因んで、本作の応援隊長に就任したガチャピンとムックが登場。過激な仮面ライダーアマゾンズとは正反対な明るい子供向けキャラクターの登場に、会場は大きな歓声と笑いに包まれました。


ムックの「私たちの腰にも注目してください。ちゃんとアマゾンズドライバー着けてきましたよ」とのアピールに藤田さんが「すごい! これ探すの大変だったんじゃないですか」と問いかけると、ムックは「仁さんの家に行ったらまだ予備がありましたんで、持ってきました」と会場を沸かせます。



折角ベルトを巻いているからと、谷口さん、藤田さんがお手本を披露し、ガチャピン、ムックも変身に挑戦。藤田さん演じる悠の気合の入った変身を見事に再現したガチャピンは「とっても気持ちよかったです。僕たちも(映画に)出して欲しいくらいです」と満足げ。谷口さん演じる仁の渋い変身を再現したムックは「わたくし、生卵飲むとこも再現したんですよ。そのやる気にめんじてぜひ、次(の映画に)出してください」と猛アピールするものの、「いいけど、出たら狩られちゃうよ。俺に。大丈夫?」と谷口さんに返されて「それはいやん」とあえなく撃沈していました。

続けて、シリーズを観た感想求められたガチャピンが「養殖と野生っていう真反対のこのテーマがとっても深いなあと思いました」と答えると、「ほんとですよね。わたくしたち5歳児が観てもいいのかなというような内容だったんですけど」とムックも感想を届けます。

さらにムックが「でも、その中でもマモルくんのキャラクターが、特に弱肉強食の世界を表していて『わぁ、すごいなあ』って思いました」とコメントすると、マモルを演じた小林亮太さんが「ありがとうございます」と、劇中のマモルそのままの笑顔で返し、ガチャピン、ムックから思わず「かわいい」と声が上がり、会場はほっこりした雰囲気に。



その小林さんは「(Season1で)最初に入った駆除班っていうのは本当に家族のような存在で、撮影以外のところでも一緒にいる時間が長かったので、その分Season2で色々(敵対するシーンが)あった時には本当に辛い部分がありました。でも、自分自身と役がすごく近かったので今までで一番役にのめり込めたのがこのアマゾンズで、マモルを演じられて楽しかったなと思います」と、シリーズを振り返ってコメント。

マモルの結末については「それがマモル自身の決断であって、それがアマゾンズの世界にとっても大事な決断であって、駆除班に対しての思いとかいろんなものがありました。撮影の時にも色々あったので、今日観てくださって、そうしたものが伝わればいいなあと思います」と、本作への思い入れを語っていました。



Season2のメインキャストである仮面ライダーアマゾンネオ/千翼(ちひろ)役の前嶋曜さん、カラスアマゾン/イユ役の白本彩奈さんは、お互いが演じるキャラクターにとって相手の存在について尋ねられ、前嶋さんが「イユがいなかったら千翼は一生価値のない人生送っていたと思ってるので、必要不可欠な存在ですね」と答えると、白本さんも「イユにとっては千翼がいてくれて初めて感情を出せたわけですから、多分、千翼がいないと(死んだ人間の体を再生したアマゾン役ということで)ただの死体になってしまうので、千翼がいるからしっかりとイユとして成り立てているのかなと思います」と答えて、お互いの信頼関係をアピール。そんな2人に、ガチャピンが「素敵ですね」と声をかけていました。



『仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判』にゲスト出演し、仮面ライダーネオアルファ/養護施設「切子学園」の園長・御堂(みどう)を演じた姜暢雄さんが「僕、39歳なんですけど、変身していいのかなって、本当にちょっとごめんなさいって最初思ったんですけど…」と、話し始めたところで、40歳になる谷口さんが「俺の前で言うな。40歳で変身しとるんじゃ、こっちは!」とツッコミを入れて笑いを誘う一幕も。

気を取り直して姜さんは「Season1、Season2があって、今回の劇場版なんですけど、先ほど藤田くんとか谷口くんとか監督が言ってたみたいに、Season1の時から劇場版を目指してやっている中に入れて頂いて本当に光栄であり、本当にやり甲斐があったなと思います。本当に熱量がすごく高い作品になっていて、その中で御堂としての在り方っていうものを模索しながら演らせて頂いて、本当に楽しい日々を過ごせたなと思います」と、感慨深げに振り返ります。



舞台挨拶の最後には、ガチャピン、ムックからのサプライズとして、大ヒット祈願と誕生日を迎えたばかりの藤田さん、三浦さんのお祝いを兼ねて、ビッグヒットならぬ“ピッグヒット”祈願ということで豚の丸焼きがステージ上に登場。



藤田さんが「皆さんのおかげで我々映画に出ることができました。本当にありがとうございます。絶対にヒットさせて頂きたいと思いますので、ぜひ皆さんご協力のほどよろしくお願いします」と挨拶してイベントを締めくくりました。




「劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season1 覚醒」は5月5日(土)より、「劇場版 仮面ライダーアマゾンズ Season2 輪廻」は5月12日(土)よりロードショー。映画「仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判」は5月19日(土)に全国公開です。

(写真・取材・文:いぢま)

劇場版『仮面ライダーアマゾンズ』の4D予告はこちらから

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