永瀬正敏が猿役!?『パンク侍、斬られて候』主題歌はセックス・ピストルズ
町田康の傑作小説『パンク侍、斬られて候』が、主演:綾野剛✕脚本:宮藤官九郎✕監督:石井岳龍という最強の布陣での実写映画化。この度、これまでビジュアルや特報映像が解禁する度に、誰が演じているのか話題となっていた[将軍の格好をした猿]大臼延珍(デウス ノブウズ)役が永瀬正敏であることがついに明かされた。
(C)エイベックス通信放送
永瀬といえば、デビュー以来、国内外問わず100本近くの映画に出演し、カンヌ国際映画祭をはじめ世界各国の映画賞を受賞する作品への出演経験がある、日本を代表する名優界のトップランナー。近年では、河瀨直美監督の『あん』(2015)、『光』(2016)、ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』(2017)とカンヌで出演作が3年連続ノミネートされた日本初の俳優となるなど、その実力はまさに折り紙つき。
本作への出演に関して、永瀬は「僕は石井監督の作品4回目なんですけど、呼んでいただける度にとてもうれしいです。今回は町田康さんの原作ですし、世の中驚いちゃうんじゃないですかね。カテゴライズできない映画。ニューシネマができるんだと思います」とコメント。
石井監督は、映画の鍵を握る超重要キャラクターである大臼役に永瀬をキャスティングしたことに関して、「(大臼役をやるなら)彼しかいない。圧倒的な存在感と演技力で作品の世界観の背骨となる」とコメントを寄せており、永瀬への厚い信頼が伺える。なお、特殊メイクはメイクアップアーティストのJIROが手掛けている。
(C)ユニバーサル ミュージック
さらに、映画の主題歌はパンク・ロックを代表するイギリスの伝説的バンド、セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・U.K.」に決定。彼らの様々な伝記映画など、セックス・ピストルズの音楽が使用された映像作品は多いが、日本映画の主題歌にセックス・ピストルズの楽曲が公式に使用さ
れるのは今回が初めてのこととなる。
同曲は1970年半ばに発表され、セックス・ピストルズに影響を受けたバンドやミュージシャンは後を絶たず、今もなお、伝説以上に音楽界の血肉となっていることは言うまでもない。
石井監督は、音楽の常識を塗り替えた歴史的楽曲を主題歌に起用したことについて「今回はこれしかない。あなーきー・いんざ・行けー!!」と楽曲になぞらえコメント。石井監督のパンクな作風に、型破りな主題歌が付くことで、どんな化学反応を見せるのか期待が高まるばかりである。
6月30日(土)の公開に向けて徐々にその詳細が浮かび上がってきた『パンク侍、斬られて候』。5月12日(土)にはオリジナル特典つきムビチケカード(1400円)の販売もスタートする。劇場窓口での購入で、≪宇宙が砕ける≫オリジナルクリアファイルがプレゼントされる(※数量限定・非売品 ※一部劇場を除く)。
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