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2018-06-13

コラム

「おっさんずラブ」ロスな人にもオススメ!?『君の名前で僕を呼んで』オリヴァーの色気に思わずため息

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■橋本淳の「おこがまシネマ」

どうも、橋本淳です。11回目の更新です。

東京も梅雨に入りまして、洗濯すべきか悩む日々が続いております。ゲリラ豪雨なんて悲劇もありますが、そんな時は映画で心を癒したいと思います。思いませんか? 思いますね。思いますでしょ。

今回はこちらの作品をご紹介。

『君の名前で僕を呼んで』




(C)Frenesy, La Cinefacture


日本では4月27日より上映が始まっており、話題に度々上がっているのでご存知の方は多いと思います。さらには第90回アカデミー賞で脚色賞を受賞しています。

公開が始まり、1ヶ月以上経っていますので、未見の方はお急ぎください。ネットを漁っていると、よく“おっさんずラブ ロスの方にオススメ映画”と特集されているので、まだ延長になるかもしれませんね。。



(C)Frenesy, La Cinefacture


舞台は、1980年代の北イタリア。毎年夏になると、家族はここで過ごす。父は考古学の教授、母はドイツ語話せる知識人、息子17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)はピアノやギターを引いたり、詩などの読書をしたりと知性溢れる男の子。(なんともインテリな家族)そして、そこに毎年、父の助手として学生が招待され共に過ごす。今年はオリヴァー(アーミー・ハマー)というアメリカの24歳の青年だった。

毎年、学生が来るたびに、エリオは自分の部屋を明け渡さねばいけないので、到着したオリヴァーを見下ろしながら、ポツリと「侵略者だ」とつぶやく。

しかし、これまでの学生より頭も良く、自信家のように見える、そんなオリヴァーに最初は気に食わないと感じていたエリオも、一緒に泳いだり、街を自転車で散策したり、本や音楽を共有したりする内に、次第に自分の特別な思いに戸惑い、心が掻き乱されていく。やがて2人は恋に落ちるが、徐々にオリヴァーが帰る日が近づいて来る。



(C)Frenesy, La Cinefacture


監督は、ルカ・グァダニーノ。過去作の中では『胸騒ぎのシチリア』が有名でしょうかね。今作では、実に丁寧に美しく2人恋路を追っていくシーン作りは見事です。

主演は、エリオ役にティモシー・シャラメ。オリヴァー役にアーミー・ハマー。

今をときめくティモシー・シャラメ、現在公開中の話題作『レディ・バード』にも出演していて、まさにノリに乗っています。さらには『インター・ステラー』にも出演していて、まだ22歳という若さでスターの仲間入を果たしています。



(C)Frenesy, La Cinefacture


さらにアーミー・ハマーは『ソーシャル・ネットワーク』や『ノクターナル・アニマルズ』に出演していて、今後さらに引っ張りだこになる実力派の31歳ハンサム俳優さんです。(橋本と同い年ということに、驚きが隠せません。大人の色気、、、ふぅ)

何よりいいのが、とにかくエリオが美しく描かれているのです。表情の切り方も素晴らしく、オリヴァーへの思いがダダ漏れで、その都度、エリオを応援したいという観客心理になります。基本的にパンツ一丁の上半身裸でお送りしているのですが、、その身体には、無駄な肉がなく、少年と青年の狭間で揺れ動くエリオにピッタリです。

そして、オリヴァーの揺さぶり方と自由奔放さは、そんな少年に向けてセクシーな魅力を振りまきまくってます。(そりゃエリオもなびいちゃうわと、思いますね)



(C)Frenesy, La Cinefacture


オリヴァーが去る前に、2人でイタリアを数日旅するのですが、そのシーンの2人が心の底から楽しんで見えるのが印象的でした。すぐ来る別れを、忘れるためなのか、至福の時間の中を浮遊しているようでした。そして、オリヴァーが去った後の、エリオが1人駅に残されるシーン。

あんなの泣きますよ、ネタバレは避けますが、、ああ言いたい。その上ラストシーンの芝居、これがまた素晴らしいのです。観客も走馬灯のように回想します。エリオの芝居はもちろんなんですが、エリオの後ろで食事の準備をする家族の距離感の取り方にギュっとなります。

あ! あと(女子会のような語り口になっていますがご了承ください)、父とエリオのシーンも外せません。観てない方は早く観てと言いたいです。

あのロケーション、綺麗な画を堪能するには、映画館で見たほうがいいです。これは絶対。スクリーンでエリオくんオリヴァーさんをご堪能ください。



(C)Frenesy, La Cinefacture


原作はアメリカ人作家のアンドレ・アシマシの同名小説。

小説にはまだ続きがあるので、映画も続編が決まっているようです。時間が経ってから2人が再会する設定なので、実際に2人の役者が歳をとってから撮影が始まるようです。(いいですね、こういう作品づくり)

そちらも楽しみですね。

待てない方は、ゆっくり原作を楽しむのもいいかと思います。

それでは今回も、橋本淳がおこがましくも紹介させていただきました。

チャオ。

(文:橋本淳)

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