新作出演情報も続々!『虹色デイズ』出演の次世代キャスト
(C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社
少女漫画が原作でありながら男子高校生4人が主人公で、男子ならではの友情や恋がつまった青春ストーリー、『虹色デイズ』。
佐野玲於さん、中川大志さん、高杉真宙さん、横浜流星さんの4人が主演し、2018年7月6日に劇場公開されました。
主要の高校生を演じたキャストみなが20歳前後。これからのエンタメ界を切り開く面々が勢揃いしています。
今回は、主演の4人をはじめ、高校生役のキャスト、それぞれの魅力をご紹介します。
男子4人
(C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社
なっちゃん役 佐野玲於
(写真左から2番目)
GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーで、ダンサーとして活躍されている佐野さん。
これまで俳優としては、菊池風磨さん、松岡茉優さんらが出演していた2014年のドラマ「GTO」への出演や、「HiGH&LOW」シリーズへの出演がありました。
とはいえ、同じ1996年生まれで、ともに主要の男子高校生を演じた高杉真宙さんや横浜流星さんに比べて出演作は少なめです。そんな中、4人のなかでも中心となるなっちゃんを堂々と演じました。
高校生らしいピュアさを兼ね備えながら、勢いに身をまかせるパワーもあって、みずみずしいお芝居が印象的でした。男子ならではの楽しい場面もありながら、恋に誠実な様子も描かれていて、いま学生の人だけでなく、かつて高校生だった人にも、4人がとてもキラキラ、生き生きして見えるはず。
その中心として、一番鈍感で恋にも無頓着そうに見えながら、最後にガツンと告白して決めきる男らしさを発揮したのが佐野さん演じるなっちゃんでした。
今年公開予定の映画『ハナレイ・ベイ』への出演も決まっており、来年には「HiGH&LOW」シリーズを手がけたTEAM HI-AXの新プロジェクト「PRINCE OF LEGEND」が始動。こちらにも佐野さんの出演が決まっています。
今作での同世代とのお芝居がきっと今後の成長にも繋がるのでは。新たな佐野さんが見られる日も近そうです。
まっつん役 中川大志
(写真右から2番目)
男子4人のなかでは最年少ながら堂々の演技だったまっつん役の中川さん。ドラマ「花のち晴れ〜花男 Next Season〜」での馳天馬が記憶に新しいですが、優等生で模範生だった馳とは真逆のようなキャラクターでした。
それは学生としての姿勢もですが、何より恋に対して野性的だったのが印象に残ります。まっつんが恋をしたまり(恒松祐里)へのアプローチが積極的で、キスシーンも「動物的、本能的にしたかった」と語っているほど勢いがあって男らしさが感じられました。
中川さんは今年20歳になったばかりですが、ほかの男子3人をお芝居で引っ張っていくパワーもあります。
今年は主演作『覚悟はいいかそこの女子。』が2018年10月12日に公開を控えています。映画公開に先立ち、前日譚となるドラマは現在放送中ですが、中川さん演じる古谷は自意識過剰な高校生。好きになった女の子に翻弄される部分があるのは『虹色デイズ』とも似ているかもしれませんが、”自分イケてる”と思っているキャラクターは中川さんにとっても初めてなのでは。新たな高校生役の中川さんに出会えそうです。
つよぽん役 高杉真宙
(写真1番左)
今年は、5本の映画が公開される勢いのある俳優のひとりである高杉さん。今作で演じたつよぽんは、4人のなかでも最も優等生で、将来のこともしっかり考えて勉強にも励む、どちらかといえば大人しく真面目な高校生です。
ただ、4人のなかで唯一、最初から彼女がいます。大学の進学先が分かれることによって、恋に不安な気持ちを抱く様子が描かれました。真面目で理性的だからこそ、自分の思いを伝えることができないもどかしさを抱えていて、高校時代の進路選択の時期を思い出す人も多かったのでは。
一方で、カップル同士の仲睦まじい様子や、仮装(コスプレ)が好きという設定から、普段は見られない高杉さんを楽しむこともできます。
今年は主演の『ギャングース』の公開を控えています。『虹色デイズ』を合わせると今年公開の5作品のうち3作品で主演を務め、残りの2作品でも重要なキャラクターを演じていて、ドラマ出演とも合わせると大忙しの1年です。
今年後半から来年にかけて、さらなる飛躍が期待できそうですね。
恵ちゃん役 横浜流星
(写真1番右)
4人のなかでも一番他人を思いやる恵ちゃんを演じた横浜さん。周りの女子からすごくモテるけれど、映画で描かれたストーリーとしては、恋が成就することはなかった恵ちゃん。
一方で、佐野さん演じるなっちゃんの恋が成就するようにと、一役買って大胆な行動に出るところもあって、友達思いの”いいヤツ”であることが伝わってきます。
今年は映画『兄友』に主演し、ラブストーリーにも挑戦した横浜さん。今年4作品の映画が公開され、これからどんどん勢いが増していく予感がします。中学生のときに空手の世界大会でで優勝した経験を持ち、今後はアクション作品への出演にも期待ができそうです。
来年は「GReeeeN映画プロジェクト」の第2弾として『愛唄』に主演することが決定しています(第1弾は松坂桃李さん、菅田将暉さんW主演の『キセキ -あの日のソビト-』)。今後は、主演作品も増えていきそうな俳優のひとりです。
女子4人
(C)2018「虹色デイズ」製作委員会(C)水野美波/集英社
杏奈役 吉川愛
(写真左上)
かつて子役として活躍していましたが、一度引退し、ドラマ「愛してたって、秘密はある。」で女優復帰した吉川さん。復帰後は今作が映画初出演で、主役のヒロインを演じました。
ピュアで真面目なキャラクターが引き立ちますが、なっちゃんとの登校シーンを始め、すれ違う様子など観ていて微笑ましくなる場面が多数ありました。
恋だけでなく、まりとの友情も見どころの一つです。二人が仲良しすぎるあまり、なかなか恋に踏み出せずにいましたが、まりの後押しもあって恋に奮闘し体当たりする様子はまさに青春そのものでした。
これを機に、青春恋愛映画への出演も増えるかもしれませんね。
まり役 恒松祐里
(写真右上)
女子4人のなかでも最も強烈な印象を与えてくれたのがまりを演じた恒松さんです。初めてできた友達の杏奈が好きすぎるあまり、杏奈が恋をすることが許せず、いつも”ぷんぷん”しています。客観的に見るとそれすら可愛らしくて、そのひとりよがりなこだわりが高校生らしくもありました。
まり自身が、まっつんと少しずつ距離を縮めていく様子も丁寧に描かれていて、キュンとする場面もあり、映画全体を通してまりを堪能できます。
恒松さんは、2015年の映画『くちびるに歌を』で存在感のある女子高生を演じて以来、映画やドラマでの出演が途切れていませんが、今後は主要キャストとしても輝いてくれそうです。
とくに『覚悟はいいかそこの女子。』では中川大志さんと再共演。恒松さんは帰国子女でギターを引く明るい女子高生を演じています。中川さんとの関係も、『虹色デイズ』とはまったく違って最初から仲良しで、ニヤっとしてしまいますよ。
ほかにも7月クールのドラマ「トーキョーエイリアンブラザーズ」ほか、今年はあと2本の映画公開を控えています。『虹色デイズ』で恒松祐里さんを知った方はぜひ、今後の作品にも注目してください。
ゆきりん役 堀田真由
(写真左下)
朝ドラ「わろてんか」で、てん(葵わかな)の妹を演じたことが記憶に新しいですが、出演作が増えてきている堀田さん。
今回は、つよぽんの彼女、ゆきりんを演じました。ほんわかしていて、つよぽんとのカップルの相性もぴったりですが、進路の悩みをぶつけ、揺れ動く場面もありました。堀田さんはとくに声が可愛らしく、ゆきりんとしては女子との仲も良好で、文句無しの女子高生です。
悩みながらも、つよぽんとの高校生活を楽しみたいと生き生きしている様子が、まりやゆきりんにも良い影響を与えていました。
堀田さんは7月クールのドラマ「チア☆ダン」に出演中。チアダンスも披露しています。ダンス部で女性キャストが多いドラマですが、その中でも輝いてくれそうですね。
千葉ちゃん役 坂東希
(写真右下)
男子4人と仲が良いクラスメートだった千葉ちゃんを演じた坂東さん。E-girlsのメンバーでダンサーとして活躍されています。
これまでは「HiGH&LOW」シリーズへの出演がメインでしたが、今回はスポーティで誰からも人気のある女子高生を好演。劇中の文化祭の場面でダンスを披露しており、坂東さんならではのお芝居を見ることができました。
男子4人と仲良しであることに徹していた千葉ちゃんですが、終盤で少し恋心を垣間見ることができて、その切なさにもキュンとします。
今後は、ダンサーとしてだけでなく、女優としての活躍してくれそうです。
高校生を見守った大人キャストも魅力的だった!
今回紹介したのは、主要の高校生8名ですが、男子4人と千葉ちゃんの担任の先生を演じた滝藤賢一さんや、まりの兄を演じた山田裕貴さんも、少ない出演場面で圧倒的な存在感を発揮していました。大人のキャストが少ないだけに、さすがの安定感でしたね。
高校生役の8名も今のこの時期だからこその瑞々しさがあふれていて、それぞれがまさに高校生でした。高校時代が懐かしく、羨ましい気持ちになります。
夏休みが始まる学生も多いと思います。ぜひ、今年の夏の1本に『虹色デイズ』を!
(文:kamito努)
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