バイオリンを演奏するAKIRA初お披露目!映画『この道』本予告映像・ポスタービジュアル解禁
“童謡”の誕生から100年である今年、稀代の天才詩人・北原白秋の波乱に満ちた半生を、秀才音楽家・山田耕筰との友情とともに描き出す映画『この道』が、2019年1月11日(金)に公開。本予告映像とポスタービジュアルが解禁された。
日本文学・音楽界に名を残す自由奔放な天才詩人・北原白秋に大森南朋、西欧音楽の普及に尽力し、白秋と共に数多く名曲を世に送った秀才音楽家・山田耕筰をAKIRAが演じ、日本映画界の名匠・佐々部清監督が丹念に描く。白秋と耕筰を引き合わせた鈴木三重吉に柳沢慎吾、白秋を見守る与謝野鉄幹・晶子夫妻には松重豊、羽田美智子がそれぞれ演じ、波乱の多い白秋の人生の中、そばで支える白秋の妻に貫地谷しほり、松本若菜。更に、ラジオ本放送時に「からたちの花」を歌唱した歌手役で由紀さおり・安田祥子姉妹が出演し、華を添える。
主題歌には、日本の音楽シーンを牽引する音楽プロデューサー武部聡志が白秋と耕筰が生み出した「この道」を編曲、EXILEのヴォーカルATSUSHIが歌い上げ、物語を壮大に締めくくる。
鈴木三重吉による児童文学誌「赤い鳥」が刊行された大正7年(1918年)――ある二人の男の友情によって、この先100年にわたり日本人の心を動かす「歌」が生まれた…。100年前、それまで日本の子供たちの唄う歌は「通りゃんせ」、「はないちもんめ」、といった伝承の“わらべうた”か、「ちょうちょう」、「ぶんぶんぶん」、といった明治開国で日本に入ってきた“ドイツ童謡”を日本語訳した歌だった。
<日本の子供たちに、日本人による「童謡」を創ろう!>と児童文学誌「赤い鳥」を発刊した文学者・鈴木三重吉は、独特なリズムがある奇抜な詩で名を馳せていた詩人・北原白秋と、ドイツ留学を経て日本で初めて交響楽団を結成した音楽家・山田耕筰に童謡創作の白羽の矢を立てる。自由奔放な天才詩人・北原白秋、私生活では酒に溺れ、不貞をはたらくトンデモ男。洋行帰りでやたら真面目な秀才音楽家・山田耕筰。天才と秀才、性格も生き方も異なる二人に立ちはだかる時代の波に、彼らは歌で立ち向かう――。最初は才能がぶつかり反目する二人はあることがきっかけで手を取り合い、「からたちの花」や「この道」、「待ちぼうけ」や「鐘が鳴ります」など、数々の童謡を世に出していく。しかし、戦争の足音によって二人は苦悩の淵に…。
北原白秋、山田耕筰の2人が紡いだ「童謡」は日本人の心の琴線に触れ、その後、日本の歌、日本人の心の故郷として親しまれ、100年を経た今でも歌い継がれている。これまで描かれることのなかった人間・北原白秋が歩んできた道…時代に翻弄されながら、自由に、且つ、奔放に生きた稀代の詩人・北原白秋の人生とは。時代を超え、100年を超えた今でも歌い継がれる名曲誕生の裏側には、現代にも通じる数々のドラマが隠されていた…。
解禁となった本予告映像には「美しいものには触れたくなる」とデレデレとした表情の北原白秋。女性に抱きつき、膝枕をされ、挙句の果てに首筋にキスをする様は、色男そのもの。数々の名曲を生み出した天才詩人の知られざる一面を、日本映画界を代表する名優・大森が見事に演じる様子が。また、「君の詩と僕の音楽で、傷付いた人々の心を癒す歌がきっとできるはずだ」と北原白秋に曲制作を持ちかけバイオリンを弾く山田耕筰をAKIRAが熱演。撮影前に練習を重ね、本番でも実際にバイオリンを弾いている。そして、「この道」を、EXILE ATSUSHIがしっとりと、且つ、力強く歌い上げ、激動の時代を生きた二人の物語をドラマティックに彩っている。
ストーリー概要
九州柳川から文学を志し上京した北原白秋。隣家の美人妻・俊子に気もそぞろ。逢瀬を俊子の夫に見つかり姦通罪で入獄。白秋の才能を眠らすまいと与謝野夫妻が奔走し釈放されるが、恩も顧みずのうのうと俊子と結婚。その刹那、俊子は家出、白秋は入水自殺を図るが蟹に足を噛まれ断念。そんなおバカな白秋と洋行帰りの音楽家・山田耕作に鈴木三重吉は童謡創作の白羽の矢を立てる。才能がぶつかり反目する二人だが、関東大震災の惨状を前に打ちひしがれた子供たちを元気づけるため、手を取り合い数々の童謡を世に出す。しかし、戦争の暗雲が垂れ込める中、子供たちを戦場に送り出す軍歌を創るよう命ぜられた二人は苦悩の淵に...。
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