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あの“サメ映画”『シャークネード』の生みの親!ぶっ飛び映画製作会社アサイラムの魅力を大特集
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あの“サメ映画”『シャークネード』の生みの親!ぶっ飛び映画製作会社アサイラムの魅力を大特集
(C) 2018 FELLS POINT PRODUCTIONS, LLC. All Rights Reserved.
『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』が、11月2日(金)より待望の劇場公開。しかも日本限定で公開される。そこで、いまやサメ映画の殿堂入りを果たしたと言っても過言ではない、『シャークネード』シリーズの生みの親である製作会社アサイラムの他社の追随を許さない唯一無二の魅力を大特集する。
いまやアメリカ映画界の異端児として絶対的な地位を確立した映画製作会社アサイラムは、1997年にプロデユーサーのデヴィッド・マイケル・ラットらによって設立。設立当初はホラーなどジャンル系のインディーズ映画を製作していたが、スティーブン・スピルバーグ監督『宇宙戦争』が公開された2005年の同時期に『H.G.ウェルズ 宇宙戦争 -ウォー・オブ・ザ・ワールド-』をリリースしたことを皮切りに、モックバスター(有名タイトルの模倣作品)を積極的にてがけるように。以降、モックバスターを筆頭にホラーやサメを題材にした作品を主にテレビ映画として量産し続けている。
そんなアサイラムの主力ジャンル“モックバスター”“ホラー”“サメ”の3ジャンルのトンデモ作品たちを紹介。さらに、10月26日に行われた本作のコスモプレミア試写会に登壇し、シリーズへの熱い思いを語った“サメンテーター”中野ダンキチ氏がアサイラム社を訪問した際の貴重な写真も大公開する。
①モックバスター
レンタルビデオ屋でお目当ての有名タイトルの隣に、そっくりのタイトルの作品が陳列されていて思わず手に取ってしまった経験はありませんか?そんな経験をお持ちの方、貴方は意図せずして既にアサイラムと出会っているかもしれません。メジャー映画会社が手掛ける大作映画を指す“ブロックバスター”にかけて“モックバスター” と呼ばれる、いわゆるパロディ作品を数多く手がけているアサイラム。そのタイトルは『Transmorphers(邦題:トランスモーファー -人類最終戦争-)』『Atlantic Rim(邦題:バトル・オブ・アトランティス)』『INDEPENDENTS’ DAY(邦題:インデペンデンス・デイ2016)』など、グレーゾーンギリギリの抜群のネーミングセンスが炸裂。
しかし、時にブレーキが効かないこともあるようで『The Hobbit: An Unexpected Journey(邦題:ホビット 思いがけない冒険)』を元ネタにした、当初『Age of the Hobbits』と名付けられた作品を製作した際には、商標権などの侵害で訴訟問題に発展し、最終的に『Clash of the Empires(邦題:リトル・キングダム~《小さき者》たちの大きな冒険~)』へとタイトルの変更を余儀なくされています…。そんな攻めの姿勢でファンを楽しませているアサイラムのモックバスター。フランチャイズ化が進むブロックバスターに疲弊気味の方は、気楽に楽しめるモックバスターで一息ついてみては?
②ホラー
設立当初からホラー作品を手掛けてきたアサイラムにとって、いまでもホラーは看板ジャンルの一つ。特にゾンビものが多く、『ゾンビ・アルカトラズ』『ゾンビ・ナイト』『ZOOMBIE ズーンビ』など直球なタイトルが並びます。中でも、『シャークネード』シリーズに並ぶ看板タイトルへと成長したのがTVドラマシリーズ『Zネーション』。ゾンビウイルスが蔓延し荒廃したアメリカ全土を舞台に人類のサバイバルを描いた本作は、その設定からして『ウォーキング・デッド』を意識していることは明白ですが、アサイラムならではのバカバカしいノリは健在。2014年のシーズン1放送開始以来、前者とは一味違う魅力でファンを獲得し、現在シーズン5がアメリカで放送中だ。
ちなみに、『シャークネード』シリーズには本作のキャラクターがカメオ出演しており、アサイラム2大人気シリーズの夢の(?)クロスオーバーが実現。『シャークネード ラスト・チェーンソー 4DX』にも誰かが登場するかもしれない。
③サメ
アサイラムのサメ映画は『シャークネード』だけじゃない。実は同シリーズに負けるとも劣らない、ぶっ飛んだサメ映画たちを世に放っている。それが『メガ・シャーク』シリーズと『~ヘッド・ジョーズ』シリーズ。みんな大きいものが好きでしょ?と言わんばかりに、超巨大サメが毎回対戦相手を変えて大暴れする『メガ・シャーク』シリーズは初めこそ巨大なタコやワニとの戦いだったものの、3作目でメカ・シャーク、4作目には巨人型兵器と対戦相手のスケールに急激なインフレが続いており、次は何が出てくるのかと密かな期待を集めている。ちなみに、4作目の巨人型兵器のビジュアルは日本の人気漫画に登場するあの巨人の姿にそっくり。同社作品の日本版ポスターを社内に飾るほど、実は日本との交流が深いアサイラムは、日本で巨人が出てくる漫画が人気だと耳にして巨人型兵器を登場させることを思いついたそう。
そんなサイズをマシマシにした『メガ・シャーク』シリーズに対して、『~ヘッド・ジョーズ』シリーズはサメの頭をマシマシに。1作目『ダブルヘッド・ジョーズ』、2作目『トリプルヘッド・ジョーズ』と、タイトルの通り複数の頭を持つサメが登場。その後もファイブヘッド、シックスヘッドと順調に多頭化を進めており、複数の頭を器用に操って陸を歩行するなど多頭サメならではの上手な頭の使い方を披露している。
このようにパクリと非難されようがお構いなしのトガった映画作りの姿勢と、常人の理解が追い付かないほどの斬新なアイデアで唯一無二の存在感を放つアサイラム。そのエクストリームな魅力が凝縮された『シャークネード』シリーズの最新作を劇場で、しかも4DXで堪能できるのは日本だけ。頭を空っぽにして、平成最後のぶっ飛びアトラクションムービーを体感してみてはいかがだろうか。
「シャークネード」とは?
『シャークネード』は2013年に米syfyチャンネルで放送されるや、サメを空から大量に降らすという奇想天外な発想、ダイナミックな画、そしてチェーンソーでサメに立ち向かう主人公の破天荒さなどが受けてメガ・ヒット。全米放送時には387,000ツイートを記録するなど特にSNS上で話題となり『シャークネード カテゴリー2』、『シャークネード エクストリーム・ミッション』、『シャークネード4』、『シャークネード5 ワールド・タイフーン』が続々リリース。2018年8月にはシリーズファイナルの『シャークネード ラスト・チェーンソー4DX』がsyfyチャンネルで放送された。日本でも放送時にTwitter急上昇ワードベスト10にランクインされるなど話題となった。
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