インタビュー

2019年04月18日

伊藤あさひ「縦の繋がりを感じた」Vシネクスト『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』完成披露レポ

伊藤あさひ「縦の繋がりを感じた」Vシネクスト『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』完成披露レポ

2019年4月16日(火)、東京・新宿バルト9にてVシネクスト『ルパンレンジャーVSパトレンジャーVSキュウレンジャー』完成披露舞台挨拶が開催。伊藤あさひ、結木滉星、濱正悟、横山涼、工藤遥、奥山かずさ、元木聖也、岐洲匠、岸洋佑、山崎大輝、大久保桜子、榊原徹士、田口翔太、南圭介、そして監督の加藤弘之が登壇した。




キャストがステージに登場すると、まずは1人ずつ客席に向けて挨拶を行っていく。15名という大人数での舞台挨拶となったため、ルパンレンジャー、パトレンジャーのキャストたちは一言で留めていく中、キュウレンジャーキャストの挨拶になった途端、序盤から大爆笑トークが展開。

岸が「ヘビツカイシルバー役…」と、次に挨拶を控えていた山崎の役名を名乗ると、すかさず山崎が「いや!それ俺だよ!」とツッコミ。岸は「みんな真面目でビックリしちゃった(笑)」としたり顔を見せる。

そして榊原も「ホウオウソルジャー、鳳ツルギ役…」と、隣に並ぶ南の役名をわざと名乗るも、キャストの人数が多いことから、マイクを持っていなかった南は「マイクない人の名前を……!」と肉声を張り上げて抗議。さらに田口も「ホウオウソルジャー…」とかぶせて笑いを取っていくと客席からは大歓声があがる。キュウレンジャーの仲の良さを見せつけられた工藤は、「そのキュウレンのノリやめてください!ルパパト置いていかれてる!」と苦笑い。




まず、本作の話を聞いたときの感想を各戦隊のレッド3名が代表してトーク。伊藤は「(キュウレンジャーが)お笑い芸人の集団だと噂は聞いていたのですが(笑)、それが良いように台本でも混在できた」と本作への自信を伺わせた。

結木は最初上手く言葉が出てこず、工藤に「キュウレンにのまれすぎ!」とツッコまれつつも「キュウレンジャーの皆さんと共演できて嬉しかった」とコメント。岐洲は「前々から話は聞いていたので実現して嬉しかった」と笑顔を見せた。

劇中、初めてルパンチームが警察チェンジを行ったことについてもトークは展開。伊藤が「警察チェンジをやったことがなかったので、現場で3人に教えてもらいました。難しかったよね?」と工藤に同意を求めると、工藤も頷きながら「不慣れなことはやるもんじゃない(笑)」と変身シーンに苦戦していたことを明かす。どうやら、変身アイテムを上手くはめることができなかったようだが、それを聞いた結木も「あれは俺らもはまってない(笑)」とまさかの発言。しかし、工藤が「パトレンジャーの3人は日々一緒にいるからこそのチームワークであの変身は成り立っているんだなって」とフォローする一幕もあった。

とあるシーンでは、元木が温水洋一と“熱演”を見せているとのことで、エピソードを聞かれた元木は「熱がすごくてですね。一年間やってきたけど、一番楽しそうだった(笑)」と撮影現場の雰囲気を語っていく。




続いて、工藤が「岸さんの体力おばけぶりが……。朝がどんなに早くても一日中撮影していても、ロケバスで絶対に寝ない。ずっと喋っている」という裏話を明かすと、岸も「それは褒めてるの?」と笑いつつ「撮影初日にみんなで集まってそのままボーリングに行った。ボーリングはキュウレン対ルパパトで戦ったけどうちの南さんはルパンチームにいた」というエピソードも飛び出した。山崎が「(南が)盗まれてんじゃん!」と怪盗にちなんだツッコミを入れると、南も「俺が最後のコレクション!お待たせ!」と掛け合いを見せ、会場を沸かせた。




本作では『ジュウオウジャー』の國島直希が出演していることがサプライズ演出であったことにも話題が及ぶと、岸が撮影裏話として、奥山が國島の演技にツボっていたことを暴露。「だってひどかった!」と奥山が言葉を漏らすと、「日本で最初に体育座りしたの俺だああ!」という掛け声とともに國島がサプライズ登場。




最初に台本を見た印象を聞かれた國島は「台本をめくっても全然俺が出てこないぞと(笑)。だからもっと出たかったし、どうやって爪痕を残そうか考えていた」と語るも、奥山がすかさず「残りまくってた!ひどかった!」とクレーム。どうやら國島はテストと本番で違うことをしていたようで、元木も「ポーズが毎回違う!」と奥山に賛同。「ジュウオウジャー全員の思いを背負って出ろって言われてたから気合を入れていた。でも確かにひどかったね(笑)」と反省の色を見せつつも満面の笑み。




最後に各レッドから挨拶を求められると、岐洲は「久しぶりにみんなに会えたから元気が出ました!」と語り、國島にも挨拶を促す。國島は「(自分が出たシーンは)どの戦隊でも出られるシーンだと思うんですよ。だから毎年、颯爽とあらわれて流れ星のように去っていくヒーローがいてもいいんじゃないですか?」と来年以降の出演もアピール。

結木は「僕だったら、あの出方は絶対いやですけどね(笑)」と笑いを取りつつ「こんなに盛り上がる舞台挨拶は初めて体験しました。キュウレンジャーのみなさん全員がムードメーカーだったので撮影も楽しかったです。限られた期間の上映ですが、もう一度、足を運んでいただけたら」と真摯に語る。最後に、最年少レッドを務めあげた伊藤は「ただでさえ3戦隊でVSはなかなかない中で、ジュウオウジャーも来ていただき、この作品で縦の繋がりを感じられてよかった。これからもよろしくお願いします!」と力強く伝えた。




最後に、本作のED曲となっている『ルパパトキュータマダンス』を全員で踊り、大盛り上がりの中、舞台挨拶は幕を閉じた。

(撮影:大谷和美、取材・文:榎本麻紀恵)

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