『決算!忠臣蔵』西川きよし&桂文珍が出演快諾|「岡村くんのためなら何でもするで!」
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2019年11月22日(金)
堤真一と岡村隆史がW主演を務める『決算!忠臣蔵』より、第6弾キャストとして、大御所・西川きよし師匠、桂文珍師匠の出演が解禁された。
漫才師として、落語家として、一時代を築き上げ、現在も最前線を走る西川きよし師匠と桂文珍師匠。そんな百戦錬磨の両師匠、意外にも映画やドラマなどへの出演はそれほど多くないのだが、今回、事務所の後輩・岡村がW主演を務める映画への挑戦を快諾した。
きよし師匠は岡村演じる矢頭長助と同じそろばん侍で、赤穂藩次席家老・大野九郎兵衛(おおの・くろべえ)、文珍師匠は大石内蔵助らが赤穂藩再興の望みを託す遠林寺の住職・祐海和尚(ゆうかいおしょう)を演じる。
撮影現場では台本を片時も離さず、何度も何度もセリフを反芻し、真剣に役に向き合っていたきよし師匠。笑いを封じて作品のために「小さなことからコツコツと」取り組むその姿は、”俳優”西川きよしと表現するに相応しいものだった。W主演の重責を担う岡村を気遣う姿も印象的で、「同じ板に上がったら、先輩も後輩もないからな」と酸いも甘いも経験してきたきよし師匠ならではの懐の深さも垣間見えた。
一方の文珍師匠は、何年も貫いてきたヘアスタイルを、「岡村くんのためやからな、何でもするで」と、今回の和尚役に合わせて快く剃髪。後輩への深い愛情を感じる決断に、スタッフ一同、目頭が熱くなったという。
西川きよしコメント
芸歴55周年を迎えたこともあり、決算!忠臣蔵の話をいただいたときは大石内蔵助の役がついに来たか!と思いました。実際いただいた役は大野九郎兵衛という役で、役作りのために本を読んで勉強をしました。大野九郎兵衛は僕によく似た人物で、まさかあの言葉を映画の台詞として言えるとは夢にも思いませんでした。
久々の映画出演で緊張の連続でしたが、空き時間は芸人仲間や俳優さんと一緒に談笑して楽しい時間を過ごせました。
桂文珍コメント
まさか!まさか!私が『忠臣蔵』の映画に出演する日が来るなんて!!元々、『忠臣蔵』というエンタメは文楽『仮名手本忠臣蔵』から始まり、歌舞伎や映画、TVドラマにと時代と共にメディアの変化、時代の空気感に合わせてみなさんに受け入れられてきたお話です。
この『決算!忠臣蔵』は実に今のご時世らしい作品です。大石内蔵助がお金で苦労していたとは...。討ち入りのためにお金を調達する重要な役をいただいた!と思ってたのですが、実際は...。私にぴったりの役でした(笑)ぜひ劇場でご覧になってください。
中村義洋監督コメント
西川きよし師匠
忠臣蔵をお金の面から描く、となると赤穂藩の財政を一手に引き受ける次席家老・大野九郎兵衛は重要な登場人物になります。御家断絶後に内蔵助を支えていく矢頭長助(岡村さん)にもそのDNAは確実に受け継がれていくわけで、ではそんな大野を誰に演じて頂くか...。実は今回のキャスティングで最も時間がかかったのがこの大野役でした。あの人でもない、この人でもないと悩む日々の中、ついに師匠の名前が挙がった時の「これで映画ができる!」と思った瞬間は今でも忘れられません。普段の温厚篤実なお人柄からは一線を画す、激しく熱いお芝居にご期待ください。
桂文珍師匠
まさか...まさかあの文珍師匠がトレードマークのあの髪型を剃って、頭を丸めてくださるなんて...。自分は大変なことをお願いしてしまったと青くなっているところへ「だいぶ寒うおまんな」と事も無げに、にこやかな笑顔で現れなさった師匠を見て、不覚にも泣いてしまいました。あんたこの仕事気張って続けてかなあかんで、と言われているようで、身の引き締まる思いでした。またお芝居が自然体で...。スーッと現場に来て、軽〜くお芝居をされて、その中にたまに凄味を効かせて、スーッと帰っていかれる...。かっこ良過ぎました。
ストーリー
元禄14(1701)年3月14日。事件が起こったのは江戸城・松の廊下。「濁った水を綺麗にする」ことを強く願う清廉潔白な赤穂藩藩主・浅野内匠頭は、かねてより賄賂まみれだった吉良上野介の態度に据え兼ね、斬りかかります。通常であれば喧嘩両成敗となるはずが、幕府が下した結論は、浅野家のお取り潰しと、内匠頭の即日切腹。突然藩主を亡くし、お家断絶となり、赤穂藩士たちは路頭に迷います。
要は江戸時代の優良企業倒産事件。現代に置き換えると、藩は会社、武士はサラリーマンということ。筆頭家老・大石内蔵助(おおいしくらのすけ/堤真一)は、嘆く暇もなく、勘定方・矢頭長助(やとうちょうすけ/岡村隆史)の力を借り、ひたすらリストラに励む日々。その努力や幕府への取次も虚しく、お家再興の夢は断たれてしまいます。それでも一向に討入る様子のない内蔵助。
ですが、江戸の庶民たちは赤穂浪士たちによる、吉良上野介への仇討を超熱望!いつの時代も物事を動かすのは、なんとなくの時代の空気感。それは現代でも変わりありません。ただそこで発覚した大変な事実。なんと、討入りするにも予算が必要。その上限は9500万!!!討入るのか討入らないのか、迷っているうちに予算はどんどん減っていく。でも世間の空気的に仇討しないと絶対にまずい!どうする大石内蔵助!?
予算の都合で、チャンスは一回。果たして彼らは【予算内】で、一大プロジェクト【仇討】を、
無事に【決算】することができるのか!?こんな忠臣蔵見たことない!涙と笑いの予算達成エンタテインメント!
公開情報
■タイトル:『決算!忠臣蔵』
■原 作:山本博文『「忠臣蔵」の決算書』 (新潮新書)
■主 演:堤真一、岡村隆史
■出 演:濱田岳、横山裕、荒川良々、妻夫木聡、竹内結子、石原さとみほか
■脚 本・監 督:中村義洋
■撮 影:相馬大輔
■美 術:倉田智子
■照 明:佐藤浩太
■録 音:藤本賢一
■音 楽:髙見優
■製 作:「決算!忠臣蔵」製作委員会
■製作幹事:松竹株式会社、吉本興業株式会社
■配 給:松竹株式会社
■公式サイト:https://chushingura-movie.jp/
■公式twitter:@chushingura_mv
■公式Facebook:https://www.facebook.com/chushingura.movie/
■制作スケジュール:2019年1月初旬クランクイン、2月末クランクアップ、現在編集中
■公 開: 2019年11月22日(金)
■©表記(C)2019「決算!忠臣蔵」製作委員会
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