インタビュー

2019年08月01日

ヒーロー王国建国宣言!劇場版『仮面ライダージオウ』『騎士竜戦隊リュウソウジャー』初日舞台挨拶レポ

ヒーロー王国建国宣言!劇場版『仮面ライダージオウ』『騎士竜戦隊リュウソウジャー』初日舞台挨拶レポ

7月26日(金)に公開された、『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』。東京・丸の内TOEIでは初日舞台挨拶が行われ、両作品の監督・キャスト計15人が登壇した。




『仮面ライダージオウ』からはレギュラーキャストの奥野壮さん、押田岳さん、大幡しえりさん、渡邊圭祐さん、劇場版ゲストの前野朋哉さん、若林時英さん、斉藤秀翼さん、メガホンをとった田﨑竜太監督が、『騎士竜戦隊リュウソウジャー』からはレギュラーキャストの一ノ瀬颯さん、綱啓永さん、尾碕真花さん、小原唯和さん、岸田タツヤさん、兵頭功海さん、そして上堀内佳寿也監督が登壇。

スーパー戦隊とライダーの偉大さを感じる




まずは「ジオウ」から常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ役の奥野さんが「僕たちの集大成と言えるような映画が皆さんの元に届けられるのは本当に感慨深い。今日は僕にとってすごく価値のある日になりました」と、公開初日を迎えた率直な気持ちをコメント。

お気に入りのシーンについてはウォズとの牢屋のシーンを挙げ「そこのシーンは監督と話し合って、自分なりに考えて出した(提案した)台詞を使ってくださった。1年間の成長を監督に見せることが出来たし、みなさんにも見ていただけるようなシーンになっていると思っています」と、1年間の成長と自分の思いをのせたシーンに自信を見せた。




続いて「リュウソウジャー」からコウ/リュウソウレッド役の一ノ瀬さんが「戦隊とライダーの偉大さというものを感じます。」と、同じく公開初日を迎えた心境を話し始めるも「これだけたくさんの方々に観ていただけるのは今まで何十年も先輩方が、かか、かた…」と、噛んでしまい会場からは「がんばれー!」の声援が送られ、隣にいた奥野さんからも「大丈夫」と優しく声を掛けられていた。




気を取り直して「このシリーズに携わってきた方々が築き上げてこられた信頼や実績の上に成り立っている。そのような素晴らしい作品に携わらせて頂いていることがすごくうれしい」と、歴史あるシリーズに対する思いを語ると会場からひと際大きな拍手が送られていた。

また、お気に入りのシーンについては、「ガイソーグと対峙した時には、今までにないコウの表情が現れたと思う。普段は相手を倒すために戦う僕らが、今回は説得するために戦うという事で、新たな表情が見せられたと思います。何より監督にすごくかっこよく撮って頂きました!」と、劇場版ならではの勇猛な表情に自信を見せた。

キャストが選ぶお気に入りのシーン





お気に入りのシーンについて、明光院ゲイツ/仮面ライダーゲイツ役の押田さんは織田信長の影武者として甲冑を着たシーンを挙げ「時代劇がすごく好きなので、侍の格好をさせてもらって刀抜いてのお芝居が出来たのは本当にうれしかった」と、振り返ると信長役の前野さんが「むちゃくちゃ似合ってました。絶対このあと時代劇の仕事が来るとおもう」と、押田さんの侍姿を絶賛。「あきらかに信長(自分)より強いなと思った」と自虐的に続けると会場からは笑いが起こった。




続いてツクヨミ役の大幡さんも戦国時代でのシーンをお気に入りだとし「着物を着てのアクションが自分でも気に入っているし、監督にも『今のアクションよかったよ』と言っていただけた」と、うれしそうに語った。これには会場から大きな拍手が送られ、田﨑監督も「アクションもよかったし、時代劇衣装もよく似合っていた。時代劇の話が来たら大幡さんにもぜひ出てもらいたいなと思いました」と、大絶賛。大幡さんも「よろしくお願いします!」と、応えていた。




一方、ウォズ/仮面ライダーウォズ役の渡邊さんは「僕は時代劇衣装とか衣装チェンジもなく…『DA PUMP』の一員になるというサプライズだけだった」と、戦国時代のシーンでもいつもどおりの衣装だった事や『DA PUMP』の皆さんが演じる歴史の管理者・クォーツァーの中に1人で加わっていた事をボヤいて会場の笑いを誘いつつ、「僕らの1年間の集大成という思いでこの映画を撮っていた。その最後のエンドロールで1話からの映像が流れて、見た瞬間に訳わからないぐらいに感動してしまいました」と、試写を観た際に自分たちの1年間の苦労や喜びが詰まった走馬灯のようなエンドロールの演出に大きな感動を覚えた事を明かした。また、予告映像にもあった裏切りについて「嫌いにならないでください」と会場に語りかけると、「ウォズ大好き!」などの声援と共に大きな拍手が起こり渡邊さんを安堵させた。




『リュウソウジャー』チームからは、アスナ/リュウソウピンク役の尾碕さんが「タイムスリップしてすぐに割れた卵から顔を出している恐竜の赤ちゃんを優しく抱きかかえているのに、バンバから『馬鹿力なんだから気を付けろ』って言われるシーンがお気に入りです」と、6500万年前にタイムスリップした直後のシーンがお気に入りだとし、「あのシーンは監督からもっとドスを効かせて怒れと言われて、ものすごくドスを効かせて『はぁ!?』と言っている。そこがお気に入りです」と、普段以上に力を込めて怒っている点をその理由として挙げた。




カナロ/リュウソウゴールド役の兵頭さんは「皆さんが思っているよりも自分は出ていなかったんじゃなかな。どうでした?」と、出演シーンが少なかったことについて会場に問い掛けると笑いと拍手が起こった。お気に入りのシーンとしては「自分が子供の頃『侍戦隊シンケンジャー』を観ていて、そのシンケンジャーで花織ことは/シンケンイエローを演じた森田涼花さんと一緒にお芝居できたというのはとても感慨深い。カナロとしても初めての現場だったのですごく思い出に残っています」と、カナロとして初めてのお芝居が憧れの人との共演になった事を噛みしめるように振り返ると、「しっかり婚活も出来ました!」と付け加えて会場を笑顔にしていた。




メルト/リュウソウブルー役の綱さんは「僕は『ソウルをひとつに!』という台詞があったんですけど、レッドが言いそうなこの台詞を僕が言わせて頂くということで気合いを入れて撮影に臨みました。そのシーンを通してメルトが一歩成長したなと思えるので、僕にとって大事なシーンになりました。是非もう一回観てください」と、役の上での成長に自信を持って既に映画鑑賞後である客席に向かって再確認を促した。




トワ/リュウソウグリーン役の小原さんは「最後のクライマックスでメルトに『諦めんなよ!』っていう言葉をぶつけるシーンでは監督から理性を無くして演じろと言われて、現場で僕が感じたままで演じさせて頂きました」と、お気に入りのシーンを挙げ「絶体絶命の中、コウが(別の場所で)ひとりで戦っているのに僕たちが諦めちゃいけないという気持ちを込めて演じさせて頂きました。テレビ版ではトワはみんなにカツを入れるような事は殆ど無いので、違う一面を出せたんじゃないかと思う」と、テレビとは違う熱いトワを見せられた事を理由に挙げた。




バンバ/リュウソウブラックを演じる岸田さんは、お気に入りのシーンについて「たまたま僕のところに落ちてきたので、たまたまお姫様抱っこしてしまったシーン…」と、劇場版特別ゲストとしてユノを演じた北原里英さんを抱きとめるシーンである事を照れくさそうに答え、「たまたまです。たまたま」と、照れ隠しに偶然を強調していた。

監督たちの思いとは





今回の『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』のメガホンをとった田﨑監督は、舞台挨拶の前に客席の後ろから様子を見ていたという事で「笑いがとれてよかったです」と、いたずらっぽく微笑むと「令和の時代に行くためには、悲しいけれど平成にお別れを告げなければいけない。これをもって『平成仮面ライダー』は最後、という事なので、ああいったことにしました。みなさん、平成を終わることができたでしょうか?」と、クライマックスシーンの演出意図を明かしつつ客席に問いかけると、会場は大きな拍手に包まれた。その様子を見て田﨑監督は「ありがとうございます。じゃあ、黄色いライダーと一緒に令和に進んでください!」と、先日制作発表され、今回の映画にも登場した『仮面ライダーゼロワン』に絡めて話を締めくくり会場の笑いを誘った。




『騎士竜戦隊リュウソウジャー THE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』を担当した上堀内監督は、一度観たお客さんがリピート視聴する際のポイントとして「今、キャストの皆さんのお気に入りのシーンについてお話がありましたが、今度は映画を観てくださる皆さんがお気に入りのシーン、カット、役者さんの演技、表情、我々の演出などを探してもらって見付けて頂くというのもひとつの映画の楽しみ方。そうしたところに注目しても楽しめると思う」と、改めて細かな部分にも注目して、自分だけのお気に入りを見付けて欲しいと語った。

劇場版ゲストのコメントに笑顔があふれる





今回の『仮面ライダージオウ』劇場版ゲストとして織田信長を演じた前野さんは「あれが僕の中の織田信長です!多分ああいう人だったんだろうなと思ってます」と、史実として伝わる恐ろしい武将のイメージとは真逆のキャラクターを演じた思いを語ると「僕の中で『信長がこれやったらイヤだな』っていうテーマみたいなものがあって、それをずっと演ってたので無茶苦茶楽しかった。ふざけ過ぎたところもあったかもしれませんので、そこはスミマセン」と、楽しながら信長を演じていた事を明かして恐縮していた。これに対して田﨑監督が「すばらしい信長だったと思います」とフォローして会場からは大きな拍手が起こった。

その信長の家臣・牛三を演じた若林さんは、今回の映画で最も惚れ込んだキャストを聞かれ「そりゃあ、ゲイツ殿ですよね」と、役の上と同じくゲイツ役の押田さんを挙げるも、隣りにいた前野さんから「え?上司じゃないの?結構一緒のシーンあったじゃない」と、ツッコミが入って会場から笑いが起こった。若林さんが「個人的に岳くんのプライベートのファッションが大好きで…」と続けると「なんでプライベートのファッションの話するんだよ。劇中の話をしなさいよ!」と、またしても前野さんからツッコミが入る。更に「劇中はかっこいいですから。皆さんも知ってますし。もう一回言いますけど、本当に好きなんですよ。マネしたかったんですけど、全然できなくて、だから憧れです」と続ける若林さんに、押田さんが「じゃあ今度どっか一緒に…」とショッピングに誘うと、前野さんから「それ、楽屋でやって」と、見事なオチがつき、漫才のようなやりとりに会場は爆笑の渦に包まれた。




今回の『仮面ライダージオウ』劇場版特別ゲストとしてジョウゲン/仮面ライダーザモナスを演じた斉藤さんは、2013年には『獣電戦隊キョウリュウジャー』でイアン/キョウリュウブラックというヒーローを演じ、今回は敵役という事で「ヒーローって敵が爆発して勝つじゃないですか。(自分が)爆発して終わるの初めてだったんですよ。ああ、これがこっちサイドの終わり方かぁと感じました」と、初めて倒される敵側を演じた感想を語り、会場を沸かせた。

ヒーロー王国建国!




令和最初の夏休みに向け強力なライバル作品も封切られ熱戦が予想される中で、奥野さんは「僕たちも皆さんにお薦めできる映画を作ったと思っているので、もう何も恐れることはないです。夏映画は『ジオウ』『リュウソウジャー』で盛り上げていこうと思います!」と、自信たっぷりに意気込みを語った。

一方、一ノ瀬さんは「令和元年の夏、みんなと最高の一番の思い出を作るのは俺たちジオウ、リュウソウジャーだ!」と、ポーズを決めて高らかに宣言し、会場からは大きな歓声と拍手が巻き起こった。




イベント終盤では、映画公開を記念して“時の王”である『仮面ライダージオウ』と“竜の騎士”である『騎士竜戦隊リュウソウジャー』の王と騎士に因んで『ヒーロー王国(キングダム)』の建国が宣言されテープカットが行われた。

テープカットの瞬間を撮影するオフィシャルカメラを見失った一ノ瀬さんに奥野さんが「あそこ、あそこ」と教ええてあげる微笑ましい姿もあり、ふたりの仲のよさが垣間見られた。




テープカットと同時に両作品のヒーローたちが描かれた巨大な横断幕が降りると大きな歓声が上がって『ヒーロー王国の建国』を祝った。

全ソウルを注ぎこんだ自信作・平成仮面ライダーの集大成


最後にキャスト・スタッフを代表して主演の2人が挨拶。




一ノ瀬さんは「僕たちが全ソウルをつぎ込んで作り上げた自信作、楽しんで頂けたら幸いです。え〜と、これからも『リュウソウジャー』と『ジオウ』をよろしくお願いします…」と、緊張のあまり話そうとしていた内容が飛んでしまうも、隣りにいた奥野さんから「大丈夫!」と、励まされ「『リュウソウジャー』と『ジオウ』を愛してください!」と、力強く呼びかけて会場からは暖かく大きな拍手が送られていた。




奥野さんは「遂に今日、『ジオウ』の、そして平成仮面ライダーの集大成と言える映画が公開となった事を本当にうれしく思います。皆さん、もう一回観たいな〜と思ったら是非また劇場に足をお運びください。『ジオウ』『リュウソウジャー』テレビ本編の方もまだまだ続きますので、そちらの方もよろしくお願いします!」と、映画と両作品への応援を呼び掛けてイベントを締めくくった。




『劇場版 仮面ライダージオウ Over Quartzer』『騎士竜戦隊リュウソウジャーTHE MOVIE タイムスリップ!恐竜パニック!!』は全国で上映中。なお、本作のエンドロールには今年の5月20日に89歳で逝去した元東映副社長・渡邊亮徳(わたなべ・よしのり)氏を追悼する意味で、「We miss you, Yoshinori Watanabe(1930-2019)」の一文がクレジットされている。数々の特撮作品を手がけ、第1作目の『仮面ライダー』の制作に大きく携わった渡邊氏はまさに『仮面ライダー』の生みの親とも言える人物。公開初日を迎えたこの日には都内で「渡邊亮徳さんを偲ぶ会」が執り行われた。

(写真・取材・文:いぢま)

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