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戦後75年-いまふたたび“戦争”に思いを寄せる映画5作品が続々公開!
戦後75年-いまふたたび“戦争”に思いを寄せる映画5作品が続々公開!
©2018epofilm,GloryFilm
第二次世界大戦の終戦から75年を迎えた今年。ヒトラーの生まれ故郷でもあるオーストリアを舞台に、ナチ・ドイツの圧力により激動の時代に流されていく青年の青春時代を描いた『17歳のウィーンフロイト教授人生のレッスン』が、7月24日(金)よりBunkamuraル・シネマほか全国公開される。
この夏、本作をはじめ、戦争によって人生、未来が変えられてしまった様子を様々な世界の目線から知ることのできる様々な作品の公開が控えている。いまふたたび、戦争に思いを寄せる5作品を紹介する。
【オーストリア】『17歳のウィーンフロイト教授人生のレッスン』(7月24日公開)
©2018epofilm,GloryFilm
1937年、ナチ・ドイツとの併合に揺れる激動のウィーンを舞台に、17歳の青年フランツが精神分析学者ジークムント・フロイト教授の教えを請いながら、恋に悩み、成長していく姿を幻想的な映像美とともに描いた作品。1938年にナチ・ドイツによりオーストリアは併合され、その後完全な独立を果たすのは1955年。第二次世界大戦前夜のウィーンを生きたうぶな青年、ユダヤ迫害から逃れるため、故郷を離れざるを得なかったフロイト教授ふたりの生きざまが心に響く。
公式サイト: 17wien.jp
【フィリピン、中国、日本】『日本人の忘れものフィリピンと中国の残留邦人』(7月25日公開)
日本の敗戦を境に、フィリピン・中国に残された日本人の子どもたち。父親と生き別れたことから無国籍状態におかれたままフィリピンで生活する残留日本人2世、またかつての満州国に置き去りにされ、戦後日本に帰国するも言葉の壁や差別、貧困に苦しめられている中国残留孤児たち。戦後75年がたち、2つの国の残留者たちと、彼らを救おうとする市民たちの活動を描いたドキュメンタリー。
公式サイト:https://wasuremono.com/
【日本】『ドキュメンタリー沖縄戦知られざる悲しみの記憶』
(7月25日公開)
(C)浄土真宗本願寺派(西本願寺) 青空映画舎
第二次世界大戦時、日本で唯一地上戦が行われた沖縄。
20万656人に及んだ戦死者を出したこの戦闘がどのように始まったのか。沖縄戦の体験者12人の証言、専門家8名の開設、米軍の記録映像からなる戦争ドキュメンタリー。
公式サイト:https://okinawasen.com/
【日本】『海辺の映画館キネマの玉手箱』(7月31日公開)
(C)2020「海辺の映画館 キネマの玉手箱」製作委員会/PSC
大林宣彦監督の遺作となった本作。尾道にある海辺の映画館「瀬戸内キネマ」を訪れた青年たちは、突然稲妻の閃光に包まれ、「戦争映画」の世界を旅する。そして原爆投下前夜の広島へとタイムリープした青年たちが出会ったのは移動劇団「桜隊」の仲間たち。彼らは「桜隊」を救うため、運命を変えようと奔走するのだが。
公式サイト:https://umibenoeigakan.jp/
【フランス領インドシナ】『この世の果て、数多の終焉』
(8月15日公開)
(C)2017 Les films du Worso - Les Armateurs - Orange Studio - Scope Pictures - Rectangle Productions - Arena Films - Arches Films - Cinefeel 1 - Same Player - Pan Europeenne - Move Movie - Ce Qui Me Meut
第二次世界大戦末期のフランス領インドシナ(現在のベトナム、ラオス、カンボジア)を舞台に多くの日本人にとって知られざる、衝撃的な歴史の闇をえぐり出した戦争ドラマ。青年兵士ロベールは、兄夫婦を殺害したベトナム解放軍の補佐官ヴォー・ビンへの復讐に燃え、ゲリラとの戦いが苛烈を極める中、無謀とも燃えるジャングルの山越えに挑む。
公式サイト:http://konoyonohate.jp/
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