■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

ついにフィナーレを迎えた『仮面ライダーゼロワン』。

「AI」がテーマということでシンギュラリティが作品の重要なところで度々用いられ、フィクションだけど全くの絵空事ではなく、近い将来ひょっとしたらあるかもなというリアリティを伴った、バリバリのSFの世界観にどっぷり没入させていただきました。

「ゼロワン」の放送が始まると同時に、東映特撮ファンクラブで配信される「ウラ仮面ライダー」という番組もスタートし、そこでMCをさせてもらったおかげで、「ゼロワン」とはかなり密に接しさせていただき、本当に貴重な一年を過ごすことができました。

「ウラ仮面ライダー」という番組をまだ見たことがない人、最終回終えてもう1回「ゼロワン」を1話から見直そうとしてる人、「ゼロワン」ロスに陥ってしまった人に、貴重な話や映像が盛り沢山のこの番組を、ぜひ見ていただきたいと思ってます。

ということで、「ウラ仮面ライダー」の見どころをざっくりと振り返りながらまとめてみました。

「ゼロワン」の制作発表記者会見があった日、大森敬仁プロデューサーと井上千尋プロデューサーに、まだ放送前のゼロワンとは一体どんな作品なのかを聞きに行った「＃01」。

『仮面ライダージオウ』とのバトンタッチ会後、初々しい飛電或人役の高橋文哉さんとイズ役の鶴嶋乃愛さんに「ゼロワン」への出演が決まった時の心境を聞いたり、本編のNGシーンを一緒に見たりした「＃02」。

同じくバトンタッチ会後、突っ込みやすい不破諫役の岡田龍太郎さんと、岡田さんを優しく見守る刃唯阿役の井桁弘恵さんにお話を聞いた「＃03」。

今までに見たことない映像を見せてくれた「ゼロワ」1話と2話を中心に、作品への想いや撮影の裏側を杉原輝昭監督と渡辺淳アクション監督に伺った「＃04」と「＃05」。

世界観を壊さないように工夫した作りの中、滅亡迅雷.netの滅役、砂川脩弥さんと迅役の中川大輔さんにインタビューした「＃06」と「＃07」。

雑誌などでもほとんど語られていない制作の打ち合わせの裏側を大森プロデューサー、脚本の高橋悠也さん、そして石森プロの山辺浩一さんと金子しん一さんにお聞きした「＃08」。

「ゼロワン」の華である鶴嶋さんと井桁さんら女性キャストに、映画『仮面ライダー 令和 ザ・ファースト・ジェネレーション』の話を含めた現場の話を聞いた「＃09」。

「令和ジェネレーション」の撮影現場へ実際に行かせてもらって、撮影中の雰囲気をリポートした「＃10」。

新年明けての抱負を書き初めしてもらったり、絆の深さを確かめるババ抜きをしたりするも、とんでもないミスをかました或人が見られる「＃11」「＃12」「＃13」。

仮面ライダーのファンでもある新日本プロレスの棚橋弘至さんと高橋文哉さんが対談した「＃14」。

1000%おじさんこと天津垓役の桜木那智さんと、刃唯阿のZAIAチームにMCを乗っ取られた「＃15」「＃16」。

いろいろ経て、やっと戻ってきた迅としばらく拘束されてた滅の強い絆が見れる「＃17」「＃18」。

こうして振り返ってみると本当に濃い内容で、そんな中に身を置かせてもらえたことは本当に光栄でした。

1月には横浜アリーナで行われた「超英雄祭 KAMENRIDER×SUPER SENTAI LIVE & SHOW」にも出演させていただきました。

しかし、突如として襲ってきた新型コロナウイルスの影響で本編の撮影が中断されると、当然「ウラ仮面ライダー」の更新も停止。

もっともっと話を聞きたかっただけに、残念でなりませんでした。

このままフェードアウトしてしまうのかなと思ってたんですが、先日、万全の配慮と対策をしていただいたおかげで、なんと最終話スペシャルを収録させていただきました。

久しぶりにお会いしたキャストの皆さんは自粛期間を経てさらに成長されたのか、顔つきが変わっていてたくましさを感じました。

その模様は9月13日から3週にわたって配信されますので、ぜひ楽しみにしといてください。

「ゼロワン」のキャスト、スタッフの皆様、1年間本当にお疲れ様でした。

そして「ウラ仮面ライダー」を盛り上げていただいて、ありがとうございました。

（文：篠宮暁）

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