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2020-09-26

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『マーティン・エデン』ほかジャック・ロンドン原作の映画化作品を紹介!




冒険小説「野性の呼び声」で世界的名声を獲得した作家ジャック・ロンドンの自伝的小説を、イタリアを舞台に映画化した『マーティン・エデン』(公開中)。

2019年のヴェネツィア国際映画祭で男優賞を受賞した主演のルカ・マリネッリ渾身の演技、100年前の映像を使った個性的な映像表現など、映画ファンから注目を集めている本作。無学の青年が上流階級の女性と出会い教養に目覚めて、作家を目指し、独学で底辺から高みへと上り詰めようとする切望と激情を圧倒的な迫力をもって描き切った本格文芸作品であり、アメリカ文学界の雄ジャック・ロンドンの小説が原作となっている。

若きイーサン・ホーク出演の『ホワイトファング』からハリソン・フォードの『野性の呼び声』など、ジャック・ロンドンの小説の映画化は今も続いている。『マーティン・エデン』の公開を機に、ジャック・ロンドン原作による映画化作品を紹介する。




1876年、カルフォルニア生まれのジャック・ロンドンは、「野性の呼び声」「海の狼」といった冒険小説を始め、ボクシング小説、SF、幻想小説、ルポルタージュなど、ジャンルを問わずさまざまな作品を世に送り出したアメリカ文学界を代表する作家の一人。労働者階級出身ながら、工場労働者、アザラシ漁船の乗組員、放浪者生活などのさまざまな経験を経て、作家として世界的名声を博したアメリカン・ドリームの体現者だ。その波乱万丈な人生は、ジェームズ・キャメロン監督作『タイタニック』でレオナルド・ディカプリオが演じた主人公ジャック・ドーソンのモデルにもなっている。8月には、死の疫病のパンデミックを描いた、まるで現在の世界を予言したかのようなSF小説「赤死病」が白水社より復刊されて話題となった。

『マーティン・エデン』の公開を機に、その作品と生きざまで後世に多大な影響を与えたジャック・ロンドン原作映画を鑑賞してみるのもお勧めだ。

『マーティン・エデン』(公開中)






貧しい船乗りの青年マーティンは、上流階級の娘エレナと恋に落ち、教養に目覚める。激動する時代、労働者地区に生まれ育った無学の青年は、運命の出会いに導かれて文学にのめり込んでいく。作家になるという夢に向かい一心不乱に己の道を突き進むが、生活は困窮し、恋人の理解も得られない。絶望にかられてすべてを諦めようとした矢先、彼の運命は一変する。果たして彼を待ち受けるのは希望か、絶望か――。

『野性の呼び声』(20年)






地上最後の秘境アラスカで地図にない地を目指し、独りで旅する男ソーントン。彼が極寒の地で出会ったのは、数奇な運命に導かれ、アラスカで犬そりの先導犬となったバックだった…。100年以上にわたって愛され続けた、ジャック・ロンドンの名作小説を基に、人類未踏の地に挑戦する男と犬の、壮大な冒険と限りない友情を描いた感動のスペクタクル・アドベンチャー。

『ホワイトファング』(91年)






母と死別した少年ジャックは、父をたずねてゴールドラッシュにわくアラスカを訪れる。大自然の猛威と闘いながら過酷な旅を続ける中、少年はヒグマに襲われるという事件に見舞われる。その時ジャックの前に現れ、勇敢にも彼を救い出したのは、狼と犬の血が流れるホワイトドッグだった。アラスカの美しく、厳しい大自然を舞台に少年の勇気と力強さ、ホワイトドッグとの心のふれあいを描くアクション・アドベンチャー。

『ホワイト・ファング ~アラスカの白い牙~』(18年)






2014年度アカデミー賞®短編アニメーション賞を受賞したアレクサンドル・エスピガル監督が「白い牙」を原作に製作したフランス発のCGアニメーション作品。アニメーションならではの表現でアラスカの大自然と動物たちを生き生きと描いた。実写版『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』で槇村兄を演じたラファエル・ペルソナが声の演技で出演。Netflixで配信中。

「野性の呼び声」「白い牙」「海の狼」といった人気作はこれまでにたびたび映像化されており、なかでも「白い牙」はキャラクターデザイン安彦良和、サンライズ製作で『白い牙 ホワイトファング物語』として日本国内でアニメーション化されたこともある。

絶賛公開中の『マーティン・エデン』を劇場で鑑賞した後は、ジャック・ロンドンの小説と映画化作品を堪能してみてはいかがだろう。

『マーティン・エデン』ストーリー


イタリア、ナポリの労働者地区で生まれ育った貧しい船乗りのマーティンは、ブルジョワの娘エレナに恋したことから文学の世界に目覚め、独学で作家を志すようになる。
幾多の障壁と挫折を乗り越えてついに名声と富を手にするが…。果たして彼を待ち受けるのは希望か、絶望か――。


作品情報


監督・脚本:ピエトロ・マルチェッロ 脚本:マルリツィオ・ブラウッチ
原作:「マーティン・イーデン」ジャック・ロンドン(白水社刊)
出演:ルカ・マリネッリ、ジェシカ・クレッシー、デニーズ・サルディスコ、ヴィンチェンツォ・ネモラート、カルロ・チェッキ
2019年/イタリア=フランス=ドイツ/イタリア語・フランス語/129分/カラー・モノクロ/ビスタ/5.1ch
原題:Martin Eden 字幕:岡本太郎
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本
シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMAほか公開中
配給:ミモザフィルムズ
公式HP:http://martineden-movie.com/
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