特撮向上委員会

SPECIAL

2020年10月25日

鬼嫁の怖さは女性幹部級、いやむしろボス!?「キラメイジャー」ヨドンナ登場をきっかけにスーパー戦隊の女性幹部を振り返る

鬼嫁の怖さは女性幹部級、いやむしろボス!?「キラメイジャー」ヨドンナ登場をきっかけにスーパー戦隊の女性幹部を振り返る

■オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会

『魔進戦隊キラメイジャー』のエピソード25から突如現れた、ヨドンヘイム女性幹部ヨドンナ。

巫女の姿で登場したときには、カナエマストーンの精霊か何かかと思っていましたが、どうにも黒い影を感じるなと思っていた矢先に腕に見えたのはヨドンチェンジャー。

宝路が闇落ちした際に使用したアイテムがここで再登場するのかと唸っているやいなや、何と女性幹部ヨドンナに変身。

久々に人間態の女幹部。

『特命戦隊ゴーバスターズ』のエスケープ以来。

途中参戦の女性幹部により歴代スーパー戦隊は苦しめられつつ、ドラマとしてはさらに盛り上がること間違いなしのこの演出に歓喜の声をあげてしまいました。

「キラメイジャー」の製作スタッフさん、さすがスーパー戦隊を熟知していらっしゃる。

年代によってヨドンナの感想はそれぞれ変わってくるとは思うんですが、現在30代後半の僕は『電撃戦隊チェンジマン』の女王アハメスを彷彿とさせる銀髪に釘付け。

かっこよすぎる。

敵の軍団は恐怖の対象でありながら、思い返せば女性幹部に心をときめかせたこともありました。

『超新星フラッシュマン』のレーネフェルなんかは怖くもありながら美しくもあり、幼少期にレーネフェルに襲われるも懇願して手下にしてもらうという夢を見たこともありました。

そんなことをヨドンナを見て思い出したんですが、とあることに合点がいきました。

僕の奥さんはいわゆる鬼嫁なんですが、女性幹部の下僕になる願望を少なからず持っていたから、どんなにぶちギレられても飄々と暮らすことができているという事実。

奥さんの怖さは女性幹部級、いや家庭を牛耳っているので幹部ではなくボスです。

僕はというと、幹部でも怪人でもなく兵隊として今日も奥さんに仕えさせていただいております。

この機会に、スーパー戦隊に登場した女性幹部をまとめてみたいと思います。

『バトルフィーバーJ』 サロメ

『電子戦隊デンジマン』 へドリアン女王 ミラー ケラー

『太陽戦隊サンバルカン』 アマゾンキラー ゼロガールズ

『大戦隊ゴーグルファイブ』 ザゾリヤ博士 マズルカ ベス ベラ

『化学戦隊ダイナマン』 女将軍ゼノビア 王女キメラ

『超電子バイオマン』 ファラ ファラキャット

『電撃戦隊チェンジマン』 女王アハメス 副官シーマ

『超新星フラッシュマン』 レー・ネフェル

『光戦隊マスクマン』 地底王子イガム 地底忍フーミン

『超獣戦隊ライブマン』 ドクターマゼンダ

『高速戦隊ターボレンジャー』 ジャーミン

『地球戦隊ファイブマン』 銀河皇帝メドー ドルドラ ザザ

『鳥人戦隊ジェットマン』 女帝ジューザ マリア

『恐竜戦隊ジュウレンジャー』 魔女バンドーラ ラミィ

『五星戦隊ダイレンジャー』 ガラ中佐

『忍者戦隊カクレンジャー』 花のくノ一組

『超力戦隊オーレンジャー』 ヒステリア マルチーワ

『激走戦隊カーレンジャー』 ゾンネット

『電磁戦隊メガレンジャー』 シボレナ 

『星獣戦隊ギンガマン』 シェリンダ イリエス

『救急戦隊ゴーゴーファイブ』 グランディーヌ ディーナス

『未来戦隊タイムレンジャー』 リラ

『百獣戦隊ガオレンジャー』 ツエツエ

『忍風戦隊ハリケンジャー』 フラビージョ ウェンディーヌ

『爆竜戦隊アバレンジャー』 リジュエル ジャンヌ

『魔法戦隊マジレンジャー』 ナイ メア 

『轟轟戦隊ボウケンジャー』 風のシズカ

『獣拳戦隊ゲキレンジャー』 メレ 

『炎神戦隊ゴーオンジャー』 ケガレシア

『侍戦隊シンケンジャー』 薄皮太夫

『天装戦隊ゴセイジャー』  エージェントのメタルA

『海賊戦隊ゴーカイジャー』 インサーン

『特命戦隊ゴーバスターズ』 エスケイプ

『獣電戦隊キョウリュウジャー』 キャンデリラ

『烈車戦隊トッキュウジャー』 ノア夫人 グリッタ嬢 モルク侯爵

『手裏剣戦隊ニンニンジャー』 十六夜九衛門

『動物戦隊ジュウオウジャー』 ナリア

『宇宙戦隊キュウレンジャー』 マーダッコ アキャンバー

『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』 ゴーシュ・ル・メドゥ

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』 エラス

『魔進戦隊キラメイジャー』 ヨドンナ

こうして見てみると女性幹部と言っても本当に様々。

どうしようもなく悪かったり、敵だけど憎めなかったり、ただ洗脳されていただけだったり、壮大な恋愛ドラマを繰り広げたり、悲惨な過去を持ってたり、怪人を巨大化させたり、スーパー戦隊と一緒に歌ったり。

今になって思うとゾンネット、シボレナ、シェリンダあたりのセクシー幹部は、思春期というのもあってかなり刺激的でしたが、ケガレシアなんかは僕も大人になっていたからか邪念を抱くことなくすんなりと見ることができてました。

一番の驚きは「マジレンジャー」のナイとメアのナイがいまやTBSの夕方でニュース番組をされていること。

ホラン千秋さんが女性幹部やってるとこ、映画のゲストとかでもいいので見てみたいなとか思ったりしてます。

(文:篠宮暁)

【オジンオズボーン・篠宮暁の“特撮”向上委員会】
第180回:『魔進戦隊キラメイジャー』の出演ゲストが画期的すぎた!その理由とは?
第179回:スーパー戦隊の世界観を作るのに多大な効果を与える怪人の名称は?シリーズの敵を一挙に振り返り
第178回:特撮ファン必見の雑誌2冊!その魅力を詳細に解説

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